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前回の1泊2日の精密検査を経て、2023年11月に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断されました。
その後、治療を開始し、「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」という医療機器を使用しています。
CPAPとは、睡眠中に鼻腔から一定の気圧をかけることで、加齢などにより狭くなった気道を物理的に押し広げ、呼吸をサポートする装置です。特に、舌の筋肉(オトガイ筋)が下がって気道を塞ぐことを防ぎ、スムーズな呼吸を確保してくれます。
使用開始から1か月が経過し、はっきりとした改善が見られました。
精密検査時には、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI値)が「72.1」だったのに対し、現在は「2.9」まで低下。これは、1時間あたり72回以上あった無呼吸状態が、3回未満にまで減少したことを意味します。なお、健康な成人のAHIの目安は5未満とされており、かなり良好な水準に改善されたといえます。
この改善により、以下のような潜在的リスクの軽減が期待されています:
• 日中の疲労感や集中力の低下の緩和
• 高血圧や心疾患など、心血管系リスクの軽減
• 脳神経への慢性的なダメージの予防
• 運動能力や回復力の向上
• トータルでのQOL(生活の質)の向上
さらに現在は、CPAPのクラウド型診断機能に加え、「SOXAI(ソクサイ)」というスマートリングを併用し、睡眠中の血中酸素濃度、心拍数、心拍変動といったデータも常時モニタリングしています。
血中酸素濃度にはまだ若干の課題が残るものの、体感としては明らかに改善を実感しています。
目覚めがすっきりとし、日中の疲労感が軽減。少しハードな運動をしても、以前よりも回復が早くなったと感じています。
今後も、自分の体に起こる小さな変化に敏感であり続け、日々のメンテナンスを怠らずに暮らしていくつもりです。
目標は「ピンピンころり」。
加齢を恐れるのではなく、楽しみながら、前向きに向き合っていきたいと思います。
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