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一本の川が二手に分かれて、片側は日本海へ、もう一方は瀬戸内海へと流れる珍しい地形だ。
通常は山の高い低いの差こそあれ、どちらか片方の海に流れ下る。
以前、岐阜県のひるがの高原の分水嶺公園行った際に同じ水わかれを見たが、一本の川が左右に分かれて一方は庄川から日本海へ、もう一方は長良川から伊勢湾へと、はっきりと分かれていた。
しかし、氷上町の水別れ公園では中々分かれ際が見つからず、宣伝もされていない。
ちょっと時間を要したが、やっと木の標識と石柱を見つけた。上から流れて来た水が石をコンクリートで盛り上げて固めてある所で分かれて一方はそのまま直線に流れ下り、一方は分かれて人為的に作った溝に流れて暗渠になっていた。
石が盛り上げて固めてなかったら流れは分かれず、どう見ても真っ直ぐ流れるなぁと思い違和感を感じた。
まぁ標識もあるんやからと深く考えずにすぐ近くにある水分かれフィールドミュージアムに入って納得できる答えが見つかった。
係の方が仰るには、私達が見た水分かれで溝へ流れていたのは田んぼへ水を送る用水路との事らしい。ではあの標識は?と聞くと水分かれ公園ができた際にモニュメントみたいな物が必要だろうということで設置されたとの事。
では、本当の水分かれは何処なんですか?と尋ねると、JR石生駅ちかくの行者山(城山)のから降りてくる尾根の末端の所で高谷川の水が分かれて一方は黒井川となって竹田川、由良川となり日本海へと流れ、もう一方は公園から流れて来た高谷川は加古川となって瀬戸内海にそそぐらしい。
しかし、一番見たい水分かれには暗渠がしてあり見る事ができないとの事。
水分かれ公園と銘打って観光地となっているのに肝心の水分かれに蓋をして見れないとは…
ん~ちょっとな~腑に落ちないな~
もう一つ、公園で用水路に流れた水は田を潤したあと、その後どちらの海に流れ込むのか確認していなかった。これも心残りです。
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