お医者さんが「今夜が峠です」と言うように、峠=ピークと理解していました。しかし、山歩きを始めたら、峠は低い場所にあるので、おや?と調べてみました。
結論から言うと峠=ピークで正解でした。
大昔、人々が山を越えるときは、尾根筋の中で、なるべく低いところを越えて行きました。その、なるべく低いところを結ぶ経路のピークが峠です。
私たちは、尾根という高いところを、わざわざ好き好んで歩いているので、降りたところが峠なのでした。
私たちが目印や目標にしている峠とは、明治維新よりはるか昔の人々が名付けたものだと思います。峠から降りるエスケープルートは、大昔の人々の公道だったのだと思います。海の国であると共に、山の国に生まれたことをしみじみ感じます。
峠は山登りする人から見ると下に位置し、
山登りしない人から見ると山の上に位置する。
山の上なの下なの?
それを感じで書くと
峠ですね。
こんな象形文字を使い続けているのが私たちってスゴいですね。
私も山歩きを始めてから峠が低いことにはじめて気づきました。
山道の運転が好きだった頃は、道路図だけ見て、峠=山だと思っていました。
峠につけられた名前が、たいていは結構離れた里の名前なんです。昔の人々、どんな気持ちだったのかな、と思います。
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