「よく転ぶ」って,実際にどれくらいの頻度なのか,定年退職後の過去5年+今年の1月の転倒回数を表にしてみました。項目のうち「山行回数」というのは,1時間程度の短いものから10時間オーバーのものまで含まれているので,あくまでも参考程度と考えてください。この表に示したすべての転倒が,下山中のものです。つまり,登りでは大きな失敗はしていなくても,下りでは転倒の危険が高まっている(当たり前ですね)ことが改めて分かります。
内訳別に見ると,2020年まであった「つまずき」は2021年以降はありません。つまずかないよう,一歩一歩足を上げて歩くことを心がけているためでしょうか。特に12本爪アイゼンを使っているときは,絶対に前爪を雪面や岩に引っ掛けないよう,細心の注意を払っています。
※ ↑ と言うより,単純に12本爪アイゼンを必要とするような山行をしなくなったから,つまずきが無くなっただけなのかも知れません😅
2019年の「バランス崩し」は,毛無山(天子山塊)のガレ場にて前を歩いていた高齢の方が落下させた大きな石を避けようとして転倒したものなので,やむを得なかったものだと思っています。2022年と2023年の「バランス崩し」は,どちらも極端に重い荷物を背負ったことで,急な岩場を下る際に大きく前傾しすぎて転んでしまった事例です。還暦を過ぎて体力もバランスも低下しているのだから,テント泊など重い荷物の山行はできる限り避けるようにした方が良いという教訓だと思います。
2023年以降,急増しているのが「スリップ」です。落ち葉によるもの,土や泥によるもの,雪や氷によるもの,いずれも歩き方に原因がありそうです。膝痛が悪化してきたため,無意識のうちに歩き方が悪くなっているのかも知れません。どんなに疲れていてもフラットフィッティングを意識し続けようと改めて思いました。
あちこちの山を歩いていると,私よりもずっと年配の方々が颯爽と歩いておられるのをよく見かけます。私も負けないよう,安全な歩行を心がけていきたいと思います。
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