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2019年09月13日 00:04未分類全体に公開

親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった

7月下旬に栂海山荘まで上がったけれど翌日はその先の朝日小屋を目指すことが出来ず降りてきてしまった。
夜明け前からあまりに蒸し暑くて歩く自信がなかったのです。
9月に入りそろそろ気温も下がってきたとみて、この週末に朝日岳を越えて白馬へ歩く計画を立てました。
まずは朝日小屋へ宿泊予約の電話してみると「ハイハイその日は空いてますよ」との明るい声の返事で、あとは名前とか聞かれて予約台帳に書き込まれている様子。
ところが年齢を聞かれて「71歳」と答えると、急に声のトーンが落ちて「来て欲しくない」気持ちが伝わってくる。
それでも渋々予約台帳の書き込みは続いていって当日のスタート地点が栂海山荘と告げると、『もう無理、絶対に来ないで』の話し方に変わった。
さすがに山荘側から年齢を理由に予約拒否は言えないのでそれは言われなかったが、ともかく遠いだのきついだの他のお客に迷惑だのとネガティブなことばかり言われ続けたが、「ハア〜、ハア〜」と聞き流していたら、他に言うことが無くなったのか取り敢えず予約は受け付けられて電話は切れた。
その日の午後は、食料などの買い出しをしたけれど電話のことを思い出すにつけムカムカ気分悪い
もうそんなところへは行きたくはないと、とうとう夕方に登山計画を中止にすることにし、まずは不要になった夜行バスをキャンセルし、夕食時を終えた時間を見計らって朝日小屋に電話を入れた。
最初は事務的な応対だったけれど予約台帳を見て 71歳・栂海山荘から と分かると「アーッハイーッ」と急に声が明るくなり「ハイッ、キャンセルですね!!」と嬉しくってたまらないという感じの声だった。

確かに親不知から白馬はなかなか厳しいルートです。
多少の「岩の壁」や「雪の壁」が出てきても余裕で越える力はあると思っていたけれど、まさか越えられない「人の壁」があるとは思いもよらなかった。

とまあ、短気を起こして、イヤ違う、自分の心に素直になって(笑) 今回の登山計画を中止にしたのはいいけれど、日本海から太平洋への赤線延ばしの山企画はどうしよう?

思いつくのは、
その1.
秋、小屋が閉められ雪が降り始め、小屋やテント場を気にする必要が無くなったころに栂海山荘から白馬を目指してみる。
その2.
北ア以外のルートに変えてみる
元々北アの山々に魅力を感じての縦走ではありませんでした。
往路の太平洋から日本海のコース、径があるのか果たして行けるのかどうかわからないコースは、あまりに厳しいので、登山道完備の北アをサッと南下するつもりでした。
あわよくば今頃は槍穂高を抜けていたつもりが未だに日本海の近くに居る。
もう北アを利用する意味はない?
その3.
日本海から太平洋への赤線延ばしの企画そのものを止めてしまう
2年も3年もかかる赤線延ばしに縛られずに、あっちこっちの山に気が向くまま登っていたい

という3案が考えられます。

こうして並べてみると、ウ〜ンどれにしよう、とどれか一つを選ぶのではなく、3つともやってみたいな〜ぁ と思ってしまう欲まみれの爺さんになって居ます
これじゃあ世間から嫌われても仕方ないですね
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コメント

いえいえ!
すごくよく分かります!
私もそこの電話でムカムカした一人です。
私の知り合いもムカムカした話をしていました(笑)
山小屋はサービス業ではないのでしょうけど
どうしてそんな言い方を?と思ってしまい
お世話にはなりたくない気持ちになりましたよ。
良い評判ばかり耳にしていたので、
行く前からこんな気持ちにさせられて残念になりました。
でも、結構同じ気持ちにさせられた人がたくさんいるということで(笑)
そこに泊まるのがルート的に適当ならば
割り切ってお世話になった者勝ちかなと思って私は割り切りを選択しました。
2019/9/13 2:15
Re: いえいえ!
peachy さん、

コメントありがとうございます
peachy さんも既に、でしたか
まああの小屋の方の対応なら何人も居られるでしょうね
そして peachy さん の
> 割り切ってお世話になった者勝ちかなと
が、正解だと思います。
私は感情に流されました
今後も同じ思いをされる方が何人も出てこられるでしょうから、その時に「あ〜このことね」と予防免疫になればと日記にしてみました
2019/9/13 22:40
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
yamabujioriruさん、はじめまして。アラ古希のikomochiです。

朝日小屋の評判は大半は良いのですが、一部ではNGの人もいるようですね。例の農鳥小屋みたいな感じでしょうか。良くも悪くもユニークな小屋(小屋番)ですかね。私はテント泊でしたので詳しくは分かりませんが。ちなみに15時に着いたので評判の夕食をお願いしたのですが、ダメでした。なにしろハイシーズンで小屋もテン場も満員でしたから。

栂海山荘から朝日小屋までコースタイムで10時間強。朝早く小屋を出発すれば16時前の小屋到着はそれほど難しくないと思われますが、どうして嫌がるのでしょうね。到着が大幅に遅れる、途中の幕営禁止エリアでのビバーク等の問題を危惧しているのかな?

日本海から太平洋への赤線延ばしですが、早月川から上がるのは如何でしょう。4年前に私は早月川河口〜馬場島〜早月尾根〜で歩きました。親不知からの急登歩きもきつかったですが、馬場島までの舗装路歩きも結構しんどかったです。

私はいずれ逆の太平洋から日本海をやろうと思っています。yamabujioriruさんも是非日本海〜太平洋の赤線延ばしを企画してくださいね。応援しています。
2019/9/13 8:30
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
ikomochi さん

コメントありがとうございます
ikomochi さんは、テント泊ですか、強いですね。
> どうして嫌がるのでしょうね。
そうなんです、電話の内容からは何を危惧しておられるのかさっぱり分からないんです。
何に注意しろとか何処に注意しろとかのアドバイス的なことは一切ないんです
あえて探せば、最後に「じゃあ、一応、予約は入れておきますから」と言われた後で『3時半には小屋に到着するように計画立ててくださいね』だったので、これかな?
まあこんなことを思い出しているとまた ムカムカ来てしまいます

ikomochi さんの 日本海から太平洋 の記録、以前にチラッと見させてもらった記憶があります
でも正直なところ チラッ で終わりました
理由は、 テント泊で一気通貫。 強すぎて、ものすご過ぎて、私の参考になりませ〜〜ん
確かどこかでつらいのは最初の4〜5日とか一週間とか書かれていたかとも思いますが、『いや〜嘘だ!俺には到底無理だ、俺はダマされない』と思った記憶が残っています

> 早月川から上がるのは如何でしょう
アドバイス有難うございます。
早月川、黒部川よりさらに西ですね。
まずは 剣 へ登るってことですよね。
それも含めてこの先どうするか、ゆっくり考えてみます。
ありがとうございました
2019/9/13 22:42
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
私が栂海新道に行った時はテントだったので、朝日小屋の小屋番との接触は最低限で特に何もなかったのですが、その時に白鳥小屋で会った老年(失礼)のご夫婦が朝日小屋で「テントを持っていても、途中で絶対泊まるな」とうるさく言われたそうです。
また、途中で登山道整備をやっていた人に合って「本当は駄目なのだけど、状況によっては黒岩平で泊まる事も考えて下さい。」とも言われたとの事で、朝日小屋の対応に釈然としない物を感じておられました。(そのご夫婦は、ちゃんと栂海山荘で泊まったそうです。)

yamabujioriruさんへの対応は、高齢でコース的に厳しいかも知れないので、そういう事になったのでしょうね。

この2つの事とから、朝日小屋の小屋番は、言う事は正論ではあるが、何かあったら面倒だというのが根底にあるのが透けて見えるようです。
面倒というのは分らんではないけど、そういう考えであれば山小屋経営には向いてない気がします。

なんにせよ、目的を果たすなら案その1が最善でしょうね。
ただ、天候の問題もあるから、小屋が閉まる前でもテント泊で予約なしで行けば、小屋との接触はテント場の受付だけ、という手もあります。
もしテント場が一杯だったら、次のテント場まで歩くだけです。最悪はビバークかも。
2019/9/13 13:43
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
guchi999 さん

コメントありがとうございます
こちらにも気分を害された方が居られたということですね。
折角の楽しい山旅の思い出に、イヤな記憶が残ってしまって残念ですよね
また「正論」であれば、余計に相手に理解されたり納得してもらえるように話せないものかと、残念にも、お気の毒にも感じてしまいます

そして guchi999 さんもテント泊ですか。
でも小屋の開いている時期にテント泊でも朝日小屋には近づきたくないという気持ちが強くって、初冬、ということを考えたりしました。
もう一つ考えたのが、登山道でテント泊はまずいだろうから、溯行者よろしく、北又谷側に下ってみて泊まってみようかと考えたりもしました。
まあ、この先、どうなるかわかりませんがゆっくり考えてみたいと思います。
> 最悪はビバークかも。
私もこういう山の歩き方、好きですね

ありがとうございました
2019/9/13 22:44
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
yamabujioriruさん、こんにちは。

この日記が上がる直前、電話で同じく冷たい対応を受けまして…いい小屋だって聞いたけど、そうでもないんだ、私の感覚ずれてないんだとホッとしました(笑)
とにかく面倒を背負いたくないというのが言葉全面に出てますよね。そんなことがあってもテントならいいかと出かけて来たんです。で、外にあった簡易的なテント受付に気づかず、中の受付に間違って行ってしまったところ、電話と同じような無駄にキツい対応で、実は会ってみたらいい人だったという落差に苦しむこともなく清々しました^^他のお客さんへの対応を見てると、自分に都合のいいお客さん(トラブルが少なそうとか常連とか)にはよい顔をされる、お客さんを安易に選ぼうとされる方なんだなと感じました。
外でテント受付をしてくれた方は感じよかったですよ。
2019/9/15 18:06
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
お〜 また”被害者”が出てこられましたね
しかもプロフを見させてもらったら minislope さんは、まだまだ若い女性じゃないですか。
私は自分が ジイさん だからかと思っていましたが、こうなると私は単なる 年寄りのヒガミ に見えてしまいますね
そして、冷たい対応になる 基準や理由 がますます分からなくなりました
guchi999 さんお薦めの テント泊 なら普通に対応してもらえるのかと思っていましたが、 もう無事に現地の到着したうえでの”対面”でもまだやられてしまうんですね、怖いですね

でも、こうして状況を報告しあって、次また朝日小屋に電話される方のショックを少しでも和らげることが出来ればいいなと思います
コメントありがとうございました
2019/9/16 0:33
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
yamabujioriruさま
日記を覗かせて頂きました。

実は、私も先日、谷川岳主稜線縦走をした時、
あやうく小屋の予約を断られそうになりました

頑張って食い下がり、できるだけ早く出発しますから、と頼み込み、
ようやく、しぶしぶの感じで受けて頂きましたが
途中のどこどこで、携帯の電波が通じるので
遅くなったら連絡を入れるようにと言い渡され、
電話を切った後、正直、不愉快な気分になりました

小屋の側としては、登山者の安全を思い、
無理な計画は、思いとどまらせよういう意図があるのでしょう。
実際に、稜線上はずっと笹原で、吹き上げる風に助けられましたが
風がなければアップダウンの繰り返しはかなり消耗すると思いました。

体力が落ちているにも拘わらず、まだまだ行きたい山があり
自分も、相当な欲張りと思いつつも、止めることができません
人の壁って、本当にありますね
私も、同じ体験をしてみて、つくづく思いました。
でも、そこを何とか打開して、後少し楽しみたいですね
2019/9/19 12:03
RE: 親不知から白馬、爺さんには越えられぬ壁があった
kyom4 さん、 こんにちは

え〜っ kyom4 さんまでもですか
そういえば、あの小屋、30年前ですが、沢登りの帰りにちょっと寄って
休憩したら、「今日中に下へ降りるんだろう、間もなく日が暮れるから早く降りろ!」
と叱られて、連れの二人はカチンときたそうですが、私は、
「日が暮れてもたかがハイキング道でしょ、何を怒ってんのこのオッサン」と
全然気にならなかったのを思い出しました。

そうなると、小屋の人に注意されて気になるのは、痛いところを突かれた、って事
になるのでしょうかね?

でもまあそれなら、いきなり切れたような言い方ではなく、普通に注意してほしいですよね

山の壁を越えられるかどうかは全て私自身の問題ですが
人の壁は、ハハ、厄介ですよね

と言うわけで、本当なら今頃は 槍・穂高 を抜けているはずの私ですが
まだ日本海の近くに居ます

> 後少し楽しみたいですね

ハイ、本当にそうですね。
お互い、事故と健康には十分気を付けて あと少し楽しませてもらいましょう
2019/9/20 0:11
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