先日のハイクの途中で熱中症の初期症状である立ち眩みと歩きながらの眩暈を感じることがありました。その日は曇り時々晴れの天候で蒸し暑い日でした。早朝から長距離の里山ハイキングに出かけ、ちょうどお昼くらいですが、靴ひもを結び直し立ち上がったところ、立ち眩みを感じたのが最初です。熱中症のリスクは意識しており、水分と塩分補給は行っていました。が、それだけでは熱中症を回避するには不十分でした。
たまにある立ち眩みかもと思いましたが、熱中症の可能性もあるとも考えていました。この立ち眩みが再発したことから、熱中症だと確信したころ、歩きながらの眩暈を感じ、やばい!と。日陰の風通しの良いところで休みたいのですが、しゃがむと直ぐにやぶ蚊が大量に寄ってくるので、長居が躊躇われます。
歩いている場所は山中で、出くわす人がいそうにもありません。このままだと救助要請に至ると思い焦りました。その時考えたのは、水分塩分は十分に取れているはず、汗の出方はまだ正常。それでも発症するのは、体外に熱を発散するよりも体内に蓄積される熱が多いから(素人の個人的感覚です^^;)。里山なので木陰に遮られ直射日光は当たらないので、体内の熱を下げるのは運動量を減らすこと、でも休息を取るため立ち止まるとやぶ蚊に悩まされるジレンマ。そこで取った対応が、単純ですが「ゆっくり歩く」でした。簡単なことですが、これがてき面に効いて、症状が出なくなりました。心なしか体温も低下したような気がします。焦る気持ちを抑えて、この山域をゆっくり抜け、コンビニで冷たいものを摂取すると、みるみる生き返っていく感覚がありました。その日の計画は長距離を日暮れまでに歩き通すことだったので、スタートから飛ばし気味で発熱量が多かったのだと思います。
初めて熱中症を感じて、この時の教訓を残しておくことにしました。
・リスクが高い時には行かない(ある意味、「天候の悪い時に行かない」に等しい)
・水分塩分の摂取だけでは回避できない
・体温を下げる行動を速やかにとる
・蚊取り線香を携行する(服装同様、命につながるほど大事。ちょっと言い過ぎ^^;)
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