2013年11月2日強石コースから登った時のことです。
皆さんこのコースのルート間違いについてはほとんどの方が記載されてませんが、私は死ぬかと思うほどの目に遭ったのです。
まずは山頂までの道、広い林の中を進む時、左寄りに進むか、右寄りに進むかが迷い道の分かれ目です。右寄りに進むと正解で、標識のある所にでます。その後も右寄りが正解で、鎖場へと続きます。
次に、山頂から町分コースに進路を取りましたが、ここも広い林の中、私は左寄りに歩きました。これが、災難の始まりでした。道がなくなり（本人はまだ道だと思っている）、ガレ場と落ち葉の混ざり合った急斜面に嵌りました。立っているだけで、滑り落ちていきます。立ち木に掴ったり、ぶら下がったりして下りました。とにかく掴るものがないと身体ごと滑り落ちていきます。
この時点で、ミスったことを自覚しました。正規ルートへの方向がわからず、たまたま聞こえてきた登山者の話声の方角に進路を取ろうとしましたが、なにしろひどいガレ場で登ることができません。足跡を見つけ、あれ？人が通ったのか？と期待しましたが、イヤ、人にしては大きすぎる。熊か？？？ もう恐怖で、登ると体力が消耗するので、結局谷に沿って下りていきました。どこにいるのかも判らず、とうとう110番しようとしましたが、圏外でした。
仕方なく下り続けますが、とにかく滑り、次の右足、次の右手、次の左足、次の左手といった具合に先の3〜4手まで決めてからゆっくり進みます。それでも滑って、あと30ｃｍ滑ったら崖下に転落するという命がけの場面もありました。
それでも下って行き、滝のある所に着きました。普段は湧き水は飲まないのですが、だれも来ないところだから清潔だろうと思い、飲んでみました。すると、ウマい。思わずウマ〜いと叫びました。
そこからは沢が続き、それに沿って下りました。岩場を慎重に下ります。しばらく降りていくと、沢が右から合流するところがありました。さらに進み、ようやく人道と思われるものを見つけ、食品のゴミが落ちているのを見つけてこれは�狷察匹世罰凌�しました。
さらに進むと民家を発見。最後は御岳山両神コースの看板がある舗装路にでました。このコースはもちろん廃道となっているんでしょう。舗装路を横断すると�狢臙�橋”というバス停がありました。次のバスまで2時間余り。ここで前日に買ったスマホをいじっくていると地図アプリを発見。最寄りのタクシー会社、小鹿野タクシーを探し出し、電話。来てもらいました。三峰口まで30分程。確か3,590円。九死に一生を得た気分でした。
結局後で地図を見ると、山頂から北側へ下っていってしまったのでした。
この2週間後、リベンジを決行したのですが、町分コースで、左右どちらに行くのかわからない所が1ヵ所（右にリボンが見えるのでそちらに進むとNG）、知らぬ間にミスコースとなる可能性がある場所が2ヵ所あります。
以上より、肝心なポイントに看板がないので、事前に地図をよく把握して、GPSを頼りに行かれることをお奨めします。
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