免許更新

先日、運転免許の更新に行ってきた。
色が青いのは、ご愛嬌。
平成32年まで有効。
自分は昭和33年生まれ。
別に、つながっている訳ではないのだけれど、なんか1周回った感がしてご満悦。

久しぶりに免許証をよく見ると、最初に原付免許を取得したのが昭和49年7月、16才。
あの頃、班活で山に行くのに一生懸命で、大型バイクにはまったく興味がなかった。
次に、自動車の免許を取得したのが昭和51年8月、18才。高校3年の夏。
ちなみに教習車は、コラムシフト4速のマニュアル車。
当時はまだ、2輪も4輪も免許取得の校則の規制はあったが、結構緩いもので、早いうちに学校に内緒でとれちゃったりしていた。（すでに時効ということで）

さて、免許を取ったら、女の子と「海にドライブ」
というのが仲間うちのステータス。憧れていた。
が、当時付き合っている彼女もなく、高校は男ばっかしで、ドライブに行ってくれそうな子もおらず。
ダメもとで中学の同級生の女の子を誘って見ると、なんとOK。
ドキドキした。

今になって思うと、免許取りたてのドライブに付き合ってくれた彼女の度胸には感服する。

眠れぬ夜を過ごし、親父の車で彼女を迎えに行き、いざ、海へ。
1時間ちょいで日本海に出られるのだが、道中何を話したのかさっぱり覚えていない。
ドキドキしてた。

海岸線に出ると
「あ、海！」
二人同時に声をあげ、顔を見合わせ笑った。

長野県人が海を見ると「あ、海」というのは本当だ。

その後、お付き合いをすることもなく。何年かして彼女は遠くに嫁いでいったので、それこそもう何十年も会っていない。
今頃はきっと、度胸の据わった、肝っ玉母さんになっているんだろうなぁ。