丹沢山とプチ遭難と未熟とバカな俺…

2015年06月29日 00:19未分類全体に公開

丹沢山をなめていました。なめていた訳ではないけど結果的になめていたことになると思う…
百名山ということもあり標識、目印は整備されているだろうというおごりと、標高の低さから事前のネット検索の調査を怠り、正規の地図を持たず簡易地図で済まそうとした自分のミスが原因でした。

当日の天気予報では午後3時すぎから雷雨の予報だったので朝5時スタート、午後1か2時のゴール予定の登山でスタートです。

当初の計画では

[塩水橋→塩水林道→丹沢山→蛭ヶ岳→丹沢→天王寺尾根→本谷林道→塩水橋]

の予定でしたが丹沢山頂上から蛭ヶ岳方面をみるとガスっていて景色が望めそうにないので

[丹沢山頂→塔ノ岳→木ノ又小屋→新大日小屋→長尾尾根→上ノ丸分岐点→本谷吊り橋→本谷林道→塩水橋]

の予定に変更しました。

塔ノ岳までは順調に進み、写真を撮ったり食事をして9時30分過ぎに塩水橋に向かって下山開始し、順調に上ノ丸分岐、その先のキュウハ沢と雨量計測所の分岐まで来るがその後が酷かった…

雨量計測所方面に歩を進めますが、これが最初のミス…キュウハ沢方面に進んでいれば、1時間から1時間半で塩水橋に着いていたところを雨量計測所方面に向かったばかりに…

雨量計測所の手前に塩水橋方面を示す標識があり、その奥に雨量計測所があり、その先に登山道らしき踏み跡とピンクテープのマーキングがあり、進んで行きましたが5分も下っていくと登山道が解らなくなりピンクテープのマーキグも見当たらなくなり進めなくなる。
帰宅後、ネット(丹沢マイナールート探検隊)で調べたら塩水橋に下山出来るが、不明瞭で初心者の自分には無理だったことが解る。

かなり時間をロスして考えた結果、キュウハ沢と雨量計測所の分岐に戻ることにした。ここでもキュウハ沢方面に進めばよかったものを、簡易地図のためキュウハ沢が何処なのかわからず、簡易地図でもわかる札掛方面に進むことにした。

上ノ丸分岐まで戻り、標識の通り札掛方面に進むと、十字路の分岐が現れた。
(左)大洞橋・(直進)自然公園歩道【県道方面】・(右)札掛・となってたので、大洞橋のほうが札掛より塩水橋に近いので進んでみることにした。

その時(直進)自然公園歩道【県道方面】方面は、すでに道が不明瞭になっていたので、もしかしたら大洞方面も不明瞭になるのではないかと悪い予感がしながらも、道はあるしピンクテープのマーキングもあるので進み続けると鹿よけの鉄柵が現れた。
この鉄柵が「変」で上をハリ金で、下をビニール紐で固定されていたので、進むべきか戻るべきか迷ったが、ハリ金とビニール紐を外して進むことにした。
このころになると樹林帯の中にいながらも見える空は暗くなり今にも雨が降り出してもおかしくない状態になっていた。

悪い予感というものはよく当たるらしく、しばらく進むとやはり道は不明瞭になりマーキングもわからなくなった…このまま不明瞭な道を進んでも危険なので戻ることにした。
鹿よけの鉄柵をくぐり十字路の分岐まで戻ればいいものを鹿よけの鉄柵をくぐり、戻る途中に別の下り道が見えたのでこちらなのではないかと思い下ることにした。

少し下ると雨が音をたてて降り始めた。遠くで雷鳴の聞こえる始末…

下を目を凝らして見ると人工物の木の支柱が見え、○○登山クラブと書いてあったので、こちらの方が正しかったのかと考え更に下ると、小さな沢がありその周りにプラスチックの化粧箱などゴミが散乱しており、人が通った気配はするものの道らしき道がなく雨にうたれながら途方にくれた。

このままここにいても仕方がないので、兎に角、十字路の分岐まで戻ることにしたが雨、疲労、焦り、のため来た道がわからなくなり、雨で滑りやすい斜面を何とか登れそうな所を探しては登り、人工物がないか斜面の上の方を見ながら登っていく。
すると左右に移動できる場所に出できたので、確かこの道を戻れば字の分岐の標識に戻れると思い来た方向に戻るも、草木の茂った場所に出てしまい先に進めなくなる。
行き過ぎたと思い、来た道をゆっくり上を見ながら戻ると人工物の何かが見えたので、嬉しくなり足を滑らしながらもほぼ直登で人工物に近づいていく。

人工物は探していた十字路の分岐の標識だったので、なんとかなったと思い隣にあったベンチに座った。ふと泥だらけになった靴をみるとウニョウニョしたものが大量についているで、よく見ると「ヒル」であった…
この場で取り除くには雨も降り続いていて、気力もないし、気持ち悪いし、そのままだと気分も悪いのだが、幸いにもロングタイツと厚手の靴下のおかげで血は吸われてなさそうなので、そのままにして札掛方面に進むことにした。

しばらく進むと何やら屋根らしきものが見え舗装した階段に出た。丹沢ホームに着いたのだ。なんとか無事に下山して一先ず安心した。
ただ、丹沢ホームから塩水橋まで1時間強歩かなくてはならないのが足が痛いし辛い…

足のヒルは途中の湧き水が出ている場所で泥と一緒に洗いながら取り除いたが家に2匹ほど持ち帰ってしまった。

丹沢ホーム3時45分過ぎに着き塩水橋には5時ちょっと前に着くことが出来た。

タイム:塩水橋→丹沢山山頂→塔ノ岳　4時間
塔ノ岳→札掛(丹沢ホーム)　6時間半

東丹沢は標識があるも登山道が不明瞭な場所があるので初心者には注意してください。

2014-12-12 やっぱりよかった‼

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