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前の新・分県登山ガイド改定版が2010年1月1日の初版で、分県登山ガイドに至っては1996年の初版なので20年ぶりに全面改訂された事になります。
地図や写真が大きくなって見やすくなり、新たにコース定数など独自の数値が掲載されています。
著者の加田勝利さんは、沼津かもしかアルパインクラブの代表で深南部に精力的に入っている方です。
荷物を極力減らして長時間歩く「かもしか山行」や「スパイク付地下足袋」を勧めています。
その為なのか、他県のガイド本よりもコースタイムは、とっても厳しくなっています。
私も初心者の頃に頑張って歩いても、同じか僅かしか縮められなかったと記憶しています。
�＋仕腓�ら笊ヶ岳をピストンするコースタイムを見てみます。
山と高原地図では13時間30分、前の分県では10時間
、今回は13時間25分とかなり緩くなっています。��田代から大無間山をピストンするコースタイムはどうでしょうか。
山と高原地図では、登り8時間20分、下り6時間30分、総計14時間50分
前の分県では、登り6時間30分、下り4時間30分、総計11時間
今回の分県では、登り8時間55分、下り6時間20分、総計15時間15分
こちらもコースタイムは緩くなっていますが、累積標高2415ｍ歩行距離18.7ｋｍのハードコースですが恐ろしい事に日帰りになっています。
掲載されているコースは53から45になり少し減りました。
まだ、詳しく読んでいないですが、登りやすい山やメジャーな山が増えたかなという印象です。
取りあえず、比較してみましたのでご覧ください。
■が新・分県登山ガイドの紹介の山で、□が現在の分県登山ガイド紹介の山です。
ちょっとややこしいですね〜
古本屋で購入した、1996年の分県も持っていますので需要があれば比較します。
お気軽に、コメントで下さいませ。
写真左：分県登山ガイド 2017年12月1日初版 1900円+税
写真中：新・分県登山ガイド（改訂版） 2010年1月1日初版 1900円+税
写真右：分県登山ガイド 1996年8月1日初版 1699円+税
○ 富士山と箱根周辺の山々
富士山
は富士宮口の定番ルートを外して、あえて宝永山に置き換える意欲的な選定です。ダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳を外して、毛無山〜雨ヶ岳を繋ぐコースにしました。
三国山・湯船山・不老山・大岳の神奈川県境の山々が多く追加されました。
その替わりに地味すぎる白水山と、同じく神奈川県境の矢倉岳は外れました。
■富士山 □宝永山
■雨ヶ岳・竜ヶ岳 □雨ヶ岳
■毛無山 □毛無山
■長者ヶ岳 □長者ヶ岳
■天子ヶ岳 □天子ヶ岳
■白水山 OUT
■愛鷹山 □愛鷹山
■池ノ平・位牌岳 □位牌岳
■黒岳・越前岳 □黒岳・越前岳
■金時山 □金時山
■矢倉岳 OUT
ＩＮ □三国山
ＩＮ □湯船山・不老山
ＩＮ □大岳
○伊豆・沼津周辺の山々
伊豆稜線歩道の三蓋山・猫越岳と達磨山は外れたのは、個人的には残念に感じます。
天城山の皮子平は、よりメジャーで伝説の残る八丁池に置き換えられました。
地元で親しまれているらしい矢筈山と、伊豆三山として人気の城山・葛城山・発端丈山が入りました。
■大平山・鷲頭山・徳倉山 □香貫山・鷲頭山・大平山
■金冠山・達磨山 □金冠山
■三蓋山・猫越岳 OUT
■万次郎岳・万三郎岳 □万三郎岳・万次郎岳
■皮子平 □八丁池
■登り尾 □登り尾
■長九郎山 □長九郎山
■寝姿山・高根山 □下田富士・寝姿山
ＩＮ □矢筈山
ＩＮ □城山・葛城山・発端丈山
○南アルプスの山々
新たに追加された山はないけれど、なんと徳右衛門岳・蝙蝠岳が外れました。
ガンカク尾根は無茶苦茶ですが、私が静岡百の最後に登った蝙蝠岳は残しておいて欲しかったです。
■徳右衛門岳・蝙蝠岳 ＯＵＴ
■悪沢岳 □悪沢岳
■赤石岳 □赤石岳
■聖岳・上河内岳 □聖岳・上河内岳
■茶臼岳・光岳 □茶臼岳・光岳
■笊ヶ岳 □笊ヶ岳
■青薙山・稲又山 □青薙山
○南アルプス深南部
ヤブ山の黒沢山と合地山はマニアック過ぎたのか外れ、近くの朝日山が入りました。
笹原と立枯れが素晴らしい丸盆岳と日本最南の2000ｍ峰バラ谷の頭が追加されたのは納得です。
登りやすい沢口山が入り、朝日岳と前黒法師岳と合わせて寸又三山は揃踏みしました。
代わりなのか近くにある、300名山の高塚山・蕎麦粒山は外れてしまいました。
アカヤシオで有名な大札山と、300名山の熊伏山が新たに選ばれました。
■大無間山 □大無間山
■中ノ尾根山・合地山 □中ノ尾根山
■黒沢山 ＯＵＴ
■麻布山・前黒法師山 □麻布山・前黒法師山・バラ谷の頭
■黒法師岳・不動岳 □黒法師岳・丸盆岳
■朝日岳 □朝日岳
■前黒法師岳 □前黒法師岳
■常光寺山 □常光寺山
■竜頭山 □竜頭山
■高塚山・蕎麦粒山 ＯＵＴ
ＩＮ □沢口山
ＩＮ □大札山
ＩＮ □朝日山
ＩＮ □熊伏山
○安倍東山陵
静岡市民の誇りの安倍川東陵の山々は7座から4座と随分と少なくなりました。
どうせなら、安倍奥の盟主・山伏から静岡市街地の浅間神社までの縦走コースを入れて欲しかったです。
■山伏 □山伏
■安倍峠・八紘嶺 ＯＵＴ
■大光山 □大光山
■十枚山 □下十枚山
■青笹山 ＯＵＴ
■真富士山 ＯＵＴ
■竜爪山・欅立山 □富士見峠・竜爪山
○県中部・西郡の山々
大井川の左岸の天狗石山・猿見石山・七ツ峰は、鉄道を使って縦走できるので残しても良いと思いました。
京丸山と岩岳山はアカヤシオ
で有名ですが、昔ほど多くないので除外されたのかもしれません。高草山・満観峰は多くのハイカーが訪れるので、今まで入っていなかったのが不思議でした。
■高ドッキョウ・平治ノ段 □高読経
■浜石岳 □浜石岳
■突先山 ＯＵＴ
■天狗石山・猿見石山 ＯＵＴ
■七ツ峰・天狗石山 ＯＵＴ
■千葉山 □千葉山
■八高山 □八高山
■京丸山 ＯＵＴ
■岩岳山 ＯＵＴ
■湖西連峰・神石山 ＯＵＴ
ＩＮ □高草山・満観峰
ＩＮ □ビク石・ダイダラボウ
分県 静岡県は、累計200万部とのことですね。
旧版を所有していますが、新版は買い求めていません。
私は、「静岡の山 日帰りコース158コース」をよく眺めてます。
日帰りとして解説されていますが、地形図を手元に置い、コースとコースを繋げて楽しんでいます。 著者は、永野敏夫さんです。加田さんはカモシカで名をはせておりますが、永野さんは静岡登攀倶楽部で名をはせていますが、お二人も齢を重ねてもご活躍ですね。 自負を持って歩まれており、素晴らしいことです。
nba01323さん、はじめまして
永野さんの本は深南部の物と合わせて、私も持っていますが積読になっています。
コースとコースを繋げて楽しむなんてやり方もあるんですね〜
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