登山を始めて8年目になるけど、大学ワンゲル出身の影響もあってか今まで米といえば生米一択。
生米を持っていって山で炊く、それが当たり前でした。
ところが、先日の赤石沢で初めてアルファ米を食べることに。
同行者の所有するアルファ米が賞味期限が迫っていたらしく、それを使って欲しいとのことで。
感想・・・・おいしくてびっくりしました。
『アルファ米=まずい』と頭の中に刷り込まれていた私にとって、それはもう衝撃的(なぜまずいと刷り込まれていたのか分かりません)。
この先入観があったからおいしいと感じたのかだろうか。
味の面では生米もアルファ米もそんなに変わらないのでは。
むしろ、失敗しないアルファ米の方が安定感があっていいのかも。
ここで、アルファ米という別世界の食べ物に出会ったので、どちらの方が自分に向いているかちょっと考えてみました。
他の方もいろいろと自論があると思うので、私も自分の中で納得するように書いてみます。
考えられる要素は
金額、重さ、調理方法、ごみ、購入のし易さ、必要な燃料、必要な水、摂取カロリー、腹持ち、味
ぱっと思いついただけでこんなにあった。
この中で(私にとって)とりわけ重要なのは金額、重さ、調理方法、ごみくらい。
まず金額と重さ。
重さ(重量)としては考えてないけど、食事のボリュームということで。
私は2kg800円の無洗米を小分けして持参している。
山では生米0.9合が私にはちょうどいいので一食54円、重さ135g、調理後は340g。
一方、アルファ米は一食294円、重さ100g(外装などは無視して)、調理後は260g。
『アルファ米=軽い』というイメージがあったけど、そこは量が同じなら生米と変わらず。
総合的に比較するとアルファ米はちょっと量が少なく、高い。
おかずが多ければ(若しくは夕食後に豪華な飲み会があれば)大丈夫だとしても、質素な時はお腹が空いてしまいそうだ。
ソロで山に行くときは専らレトルトなので、そのときは生米のほうが向いている。
けど、たまに失敗してまずいご飯になることもある。
失敗がないという安定感ではアルファ米のほうがいい。
次は調理方法。
赤石沢で体感したけど、アルファ米は調理がびっくりするくらい楽であった。
生米は始めは強火、吹き零れたら弱火にして十数分待つ。
おまけに、必ず吹き零れるというわけではないので、かなり気を使う。
そして、テントの中はもちろん、外でも倒すわけにはいかないので注意しなくてはいけない。
また、風が強いと熱伝導が不安定になり、うまく炊けないことが多い。
一方、アルファ米はお湯を沸かして、線まで入れて、蓋を閉じて、30分放置で完成。
蓋もしっかりと閉められるため、その間、見ている必要もないので他の作業ができる。
また、知り合いから「朝出発前にお湯を入れて歩き出し、最初の休憩で食べる」ということを聞いた。
これは朝のだるい時間を有効に使えそう。
アルファ米は白米以外にも種類があるので是非試してみたいと思う。
最後はごみ。
先に結論を書くと、どちらも大差ない。
生米はスーパーのレジの後に置いてあるようなビニール袋に2重に入れて持っていく(食後はごみ袋として使えるので便利)。
食後は食器をキジ(トイレットペーパー)で拭いているのでそのごみが毎回出る。
アルファ米は袋から食べれるので拭く必要がないけど、袋とスプーン、乾燥剤がごみとして出る。
おかずを食器に出した場合、その食器は拭かないと。
ということで、まとめ。
夜はやっぱり量が多くできる生米。アルファ米は調理している時間がないときやおかず(や飲み会)があるときに。
朝は忙しいのでアルファ米、若しくは棒ラーメン(どこから出てきた?)がいい。生米は完成まで時間がかかる。
私も生米派でしたが、今はアルファー米を結構持ってます。なにより、失敗なし、は重要ですね。
主に、シーフードヌードルごはん のアルファー米です。
シーフードのおかずは別の用途に使えるので、実質
¥100ぐらいかな、これは、5分で出来ます。
量が少なければ、適当に増やします。スプーンのゴミも出ません。
アルファ米っておいしいんですか?
う〜ん食わず嫌いだったかも
でも米を炊けるほうが楽しいですけどね
lastingさんはじめましてこんにちは。
私はアルファ米の言葉よりも赤石沢の言葉にくぎ付けになり山行記録拝見しました。
実は私も1970年8月に遡行した経験があります。
もしよかったらヤマレコに掲載してありますので
覗いてみてください。
あの当時あまり記録がなく苦戦して沢の中に3泊した
事を思い出しました。
lastingさんの記録とは雲泥の差ですね。
またあの当時はアルファ米はあまり出回っていなく、
どこでも米を炊いていました。
こんにちわ、 lastingさん
生米とアルファ米の比較とても面白くて興味惹かれました。
>『アルファ米=軽い』というイメージがあったけど、そこは量が同じなら生米と変わらず。
自分も『アルファ米=軽い』と思いこんでたので、目ウロコです。
決定的な違いは調理だと思います。
簡単なこともさることながら、燃料の消費が1/2〜1/3で済むのが大きな利点です。
それに疲れてテント場に着いてやっとこさテントを張ったようなバテバテの時に簡単に作れるのはけっこうポイント高いと思います。
腹持ちは断然生米の方がいいような気がします。
同じ量でも生米の方が「くった〜!」と言う気持ちにもなりますね。
金額はやはりアルファ米メチャ高いですよね。
でも自分で作っても市販品ほど美味しくなりませんでした。
やはりメーカーはそれなりに研究努力しているのでしょうね。
最後にゴミですが、
自分は出発前にアルファ米の個別の包装を全部開いて大きなチャック袋に10食分、20食分まとめてしまいます。当然乾燥剤、スプーンなどはその時に自宅で捨ててしまいます。10〜20日ぐらいの縦走なら、乾燥剤がなくてもカビるようなことはありません。
そして、作る時は鍋にお腹の空きぐわいと相談して、好みの分量のアルファ米とお湯加えて保温して蒸らします。
ただ、炊き込みご飯や五目御飯、ピラフなど調味料を別に加える種類には分量の変更、調節は難しですね。
自分は、いつも尾西の2食用の白飯と五目ご飯にしています。これだと別添の調味料がないので、分量を自由に調節できます。
ということで、アルファ米でもゴミはほとんど出ません。
アルファ米もおいしいですが、やはり生米のご飯の味と喰い応えには及ばないように思います。
結論としては、lastingさんと同じで、その時の状況によって使い分けられればベストなのでしょうね。
『シーフードヌードルごはん』とはまた新しいものを聞きました。
ヌードルのアルファ米?とは不思議だ。
今度、山屋に行ったときにはいろいろと見てみようと思います。
普段そのコーナーは見ないので楽しみです。
あ、すみません。私の表現が誇張しすぎてますね。
アルファ米はおいしいというより、まずくなかったというのが正しいです。
まずいと思っていたものが まずくなかったので、おいしいと表現しました。
おいしい米って難しいです。家の炊飯器でも・・・・。
赤石沢に行くに当たってkazuhi49さんの記録ももちろん拝見しました。
ネットが普及する前の情報収集の大変さが想像もできません。
今はネットに無数にある記録を読み漁ることにより、事前情報を得ることができるので遡行の時間はかなり短縮できますね。
この滝は右岸に巻き道の踏み跡があることが写真付きで載っていたりするため、その滝に出くわしても迷わずに進むことができます。
>燃料の消費が1/2〜1/3で済むのが大きな利点です。
燃料も考えようかな悩んだのですが、強火弱火など頭が混乱しそうになったので放棄しました。
上記のことは大変参考になります!半分以下というのは連泊すると大きいですね。
量の増やし方、ごみの減らし方などありがとうございます。
いろいろと改善の余地が見つかりました。
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