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「真田丸」ゆかりの城跡、真田氏に関わる場所や催し物の観光です。
二日間で「真田丸大河ドラマ館」「上田城跡公園」「上田藩主居館跡」「池波正太郎真田太平記館」「真田氏歴史館」「真田氏館跡」「真田氏本城跡」「砥石城跡」
と盛り沢山の旅予定でしたが、思いのほか一件にかかる時間が長く、また予定外の雨となり予定通りにいかないものでした。
しかし二日間の楽しい真田氏歴史探訪の旅、心満たされる旅でした。
個々人の小さな歴史の積み重ねが、やがて大きな歴史の形となり後世に受け継がれながら世の中が動いていく。やはり、時の流れは不思議で面白い・・
自身の歴史ルーツを辿ってみたいと思うのでした。
上田市の観光パンフレットより〈上田城跡公園周辺地図〉P4、〈真田の郷周辺地図〉P6
http://www.city.ueda.nagano.jp/kanko/kankojoho/documents/route_final.pdf
写真１・・上田城跡公園の石垣と櫓（西櫓）
写真２・・真田氏本城跡の入り口
写真３・・真田氏本城跡の本丸(890m)から望む東太郎山(1300m)
左に延びる低い尾根の突き出たところに砥石城跡(788m)があるようです。
以下は、備忘録です。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【上田城跡公園周辺】
◆「真田丸大河ドラマ館」・・大人６００円（JAF会員提示４８０円）
「真田丸」の時代背景と信繁（幸村）を取り巻く人々との関係を解りやすく紹介。
撮影に使用された衣装・小道具などの展示とともに、ドラマの美術の世界を見ることができます。また大阪城の秀吉居室の様子がヴァーチャルリアリティで体験できる、などもあり、チョット面白い。
書に非常に興味がありますが、題字の「真田丸」はどのように描かれたものか、毎回TVを見ながら思うのでしたが、今回この館で明らかになり感激しました。左官技術士の挾土秀平氏が飛騨高山の赤土で、真田の「赤備え」をイメージした３m×6mの赤壁を作り、そこに一気に左官鏝（こて）で書き上げたものでした。感動ものでした。
◆「上田城跡公園」
真田昌幸が築城した平城、徳川の大軍を二度にわたり退けた名城。二度もの実戦の歴史を持つ城郭は全国的にも例がないらしい。現在は公園として整備されています。
昌幸が属した西軍が関ヶ原の戦いで敗れ、昌幸が九度山に配流となると、1601年に上田城は徳川軍に破却され堀も埋められ、その２０年後に長男信之が徳川氏の幕府に対し、城の再整備拡張を申請するが却下され信濃国松代へ転封されました。
後の上田藩主は仙石氏、松平氏とかわり上田城は再建構築されましたが、現存するのは石垣と櫓（西櫓）が1棟残るのみ、昭和期に移築されていた本丸の櫓2棟が元の位置に復元され、平成期には櫓門や塀などが木造復元されています。
ボランティアガイドの説明を時々盗み聞きしながら楽しみました。
◆「上田藩主居館跡」
関ヶ原の合戦後、真田昌幸の築いた上田城は取りこわされたため、長男信之がここに居館を構えました。上田城の三の丸だったとのこと。
表門とその両脇に続く土塀、濠が今に残り、上田市の文化財にも指定されています。
現在は上田高等学校の敷地となっており、表門・土塀・濠を外周から見ることができます。
【真田の郷周辺】
◆「真田氏歴史館」・・大人２５０円
武田二十四将として活躍した真田幸隆（昌幸の父）をはじめとする真田一族の歴史を古文書や武具等の豊富な資料で紹介しています。真田氏系図をもとに真田家の歴史、盛衰を伺うことができるとともに、ゆかりの品々を堪能できます。
昌幸・信之・幸村のそれぞれの書状や、刀・手裏剣など。
幸村が討ち死にした壮大な大阪夏の陣屏風図（複製）なども楽しめます。
◆「真田氏館跡」
真田氏が上田城を居城とする前に住んでいたといわれる居館の跡。
真田氏本城跡には、車で１０分ほどです。
現在は「御屋敷公園」として整備され、ツツジの名所として知られています。
◆「真田氏本城跡」
真田氏本城とは、真田氏が上田城以前に拠点としたといわれる山城の事です。
戦時用の山城で、政務機能は麓にある真田氏館に置かれたようです。
長い尾根を利用し、本郭・二の郭・三の郭が細長く並んだ城郭。
真田盆地の要害の地の戸石城を望み、更に周囲の峰々にも数多くの支城群が連なり、単体の山城ではなく真田盆地を取り囲む山城群の司令部的存在と考えられていたようです。
◆「砥石城跡」・・今回一番行きたかった所ですが、雨が強くなり行けませんでした。
東太郎山（標高1300ｍ）に築かれた枡形城、本城、砥石城、米山城からなり、これら4城を総称して「戸石城」と呼ばれます。
戸石城は村上氏と武田氏の間で激しい争奪戦が繰り広げられた城で、武田信玄が２度目の敗北を喫した「砥石崩れ」の舞台。武田信玄が敗れた翌年、真田幸隆がこの城を落城させ、居城としています。真田幸隆が活躍した場所の一つでもあるようです。
城跡群からは真田地域や上田一帯から北佐久方面を一望できるようです。
