![]() |
![]() |
![]() |
金城埠頭、藤前干潟、名古屋港といった辺りをトコトコとツーリングしてきたのですが、「名古屋市野鳥観察館」がとても良かったです。
築30年の施設なので少し古い感じですが、中に入るとたくさんの鳥の標本が並んでいます。そしてバードウォッチング用の本格的なテレスコープが20台くらい設置されていて、暖房の効いた室内から水辺の鳥を観察できます。既に15人程の人がいました。水鳥の鵜とカモがたくさんいましたが、驚いたことに猛禽類も餌を取りに来るとのことです。今日は猛禽類のミサゴが3羽いました。
テレスコープを覗いていると、ちょうど一匹のミサゴが魚を啄んでいるところで、隣にアオサギが反対側を向いてジーッと立っていました。ミサゴは大きさが50cmくらいの鳥なので魚は40cmくらいでしょう。ミサゴはかなり大きい魚を鋭い嘴で突付いて少しずつ食べていきます。すると20分くらい経ったくらいでアオサギがミサゴにいきなり襲いかかりました。威嚇し続けるアオサギにミサゴは魚をくわえて逃げていきました。
場所を勝ち取ったものの魚はミサゴが持っていったので失敗かなと思っていたら、アオサギはミサゴが食い散らかした肉の破片を拾って食べています。実はアオサギは小さい魚しか食べられないので、ミサゴの鋭い嘴で碎かれた肉の破片が辺りに散らばるのを知っていて待っていたのです(*_*)我慢強く待てばそれだけたくさんの肉片にありつけるそうです。ミサゴは大きな魚を1時間ちかくかけて食べるそうです(^^)
実は館長さんっぽいおじさんがいろいろ説明してくれました。運がいいとときどき見られる光景だそうです。他に小さい子どもが見れるように背の高い椅子を用意してくれたり、テレス付きのカメラを貸してくれて自分のSDに撮り溜めさせてくれるサービスもしていました。
ここでの水鳥の観察のポイントは「干潟が出現する時に行く」ことです。つまり干潮の少し前で、だんだん水が引いていって少し干潟が出てきたくらいがベストです。鳥たちが待ちわびていた瞬間ですね。干潮になると干潟が広くなり鳥たちがバラけたりします。
たくさんのカモが一斉に顔を下にして水中に沈め、お尻を上にした状態でバタバタしながら一生懸命餌を獲っているのも見れてかわいいです(*^^*
あと、2階にも20台くらいのテレスコープが設置されていて、実は2階だと中央に並べられたテトラの向こう側も見れます。暖房は効いていませんが、こちらの方がオススメです。
鳥の写真は撮れませんでしたが、しっかりと観察できて大満足です\(^o^)/
鳥たちは500m先にいるので普通の望遠カメラでも撮影は難しいでしょう。外で近くにいる鳥を撮影している人はいました。
隣にはラムサール条約後に建てられた藤前干潟稲永ビジターという施設もあり、スナメリが藤前干潟に入ってくるっていう話が聞けました。そもそもラムサール条約って湿地保護の国際条約なんですね。
最後の写真は金城埠頭です(^^)藤前干潟以外はこんな感じの埋立地になっちゃったみたいです。休日なので人は少なかったです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する