数年前の雑誌の付録で人気だったミニウッドストーブの復刻版で、1000円で販売されているものです。
(このシリーズには、バーゴのヘキサゴンみたいな六角形タイプも2000円で販売されています。これと迷いましたが、ヘキサゴンタイプの注意すべき点は、側面プレートが流用になので調理口が大きくなり、シェラカップが乗りません。ゴトクを自作すれば大丈夫そうですが、そもそも、4枚用の側面を6枚組み合わせるので、バーゴのヘキサゴンに比べて背丈が低くて使い勝手が悪そうだったので、自分はよりコンパクトな四角形タイプにしました。)
四角形のテトラは、サイズが小さく火力的に期待していなかったのですが、シェラカップでお湯を沸かすくらいはできました。
ソロキャンプなどで楽しめそうなオモチャです。
必然的に燃料となる薪は指くらいの太さになり、長さも指程度に折って使います。
燃料の追加はサイドの穴から差し入れる事ができました。また、台を移動させる時に枝を突っ込んで移動させる事ができます。sotoの製品で優れているのは、この側面の大きな穴とコンパクトなサイズでしょう。
一握り程度の燃料でコップ一杯程度の水を沸騰させることができましたが、ガスで沸かすように派手に沸騰する感じではなく、なんとか沸騰したという感じでした。
着火には時間がかかります。煙が出てしばらくすると一定の熱量に達して炎が上がる感じです。
最上部のギザギザが調理器具を乗せても高火力になる工夫のようです。それが大き目になっているので、薪が少し長くはみ出す場合でも、うまくシェラカップを置く事ができました。
悪い点は、灰や塵が入ってしまう事です。
また、薪の状態にもよりますが、熱量が低いので不完全燃焼による煙が酷く、シェラカップもススとヤニで真っ黒になります。
そして、沸かしたお湯を飲んでみましたが煙っぽい味がしました。コーヒーの場合には、ワイルドな香ばしさとして隠し味になるのも知れませが(笑)。
灰や塵の混入、お湯が煙っぽい味にならないようにするために蓋をすれば良さそうです。ススやヤニの付着は煙がある程度出なくなってからシェラカップを火にかけるしかないのですが、炎が落ち着くと火力が落ちるのでしっかり沸騰しません。
結局、ミニ焚き火台という商品名になっているように、少しの燃料で「ちょっとだけ焚き火を楽しむ」商品です。調理は「一杯のコーヒーを入れるくらい」の使い方になりそうです。
あえて不便さを楽しむ以外は、調理に関してはガスストーブが実用的です。ただ、最近の流行りで焚き火をしているキャンパーが増え、羨ましくて買いました。この商品はコンパクトさを重視する人には良い商品です。
芝生の上など場所によってはダメですが、このストーブの場合、底面のプレートは使わずに穴の空いたロストルだけ使うと火力も上がり、灰が下に落ちるので連続使用もできます。
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