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5時前にJR乗車。早朝にも関わらず電車移動の人が多くてちょっと驚いた。冬はもっと人少なかった気がする。とりあえず、ずっと座ることができたのはラッキーだった。寝不足気味だったのでひたすら居眠り。
18きっぷ旅で最も重要なのは「いかに着席して移動することができるか」だと思っている。そのためには多少余裕をもって始発電車に乗ることが肝要。長い々々東海道本線は特に。
■関ケ原古戦場跡
関ヶ原駅で衝動的に下車。彦根で時間潰してもいいんだけど、それよりは関ヶ原古戦場に行った方が有意義ではと考えたため。さすがにこの炎天下の中で古戦場を歩き廻るのはシンドイので、古戦場記念館で展示眺めながら涼むことにした。
世界三大戦場なんていう概念があるんだ。関ヶ原（日本）、ワーテルロー（ベルギー）、ゲティスバーグ（アメリカ）の3ヶ所。まあ無難といった感じか。
特に5階の展望室は素晴らしかった。来て大正解。この建物が関ケ原古戦場のほぼ中央に立地しているので、ぐるっと360度見渡すことができる。
家康が開戦時の場所から本陣を移したのは知っているが、こんなド真ん中まで出てきたのか。しかも石田本陣と近いこと。しかも石田陣のほうが高い場所にあり、家康側は圧倒的に不利に感じる。よほどの勝ち目がなかったらこんな場所に来れねえぞ。
松尾山ってあんなに遠いのか。家康が松尾山の小早川を脅すために鉄砲ぶっ放したらしいが、どこから打ったのか。少なくとも家康本陣の軍から届く距離ではない。
外に出て、建物の近くにある家康の最後陣地に行ってみた。石碑の先に周囲を土塁で囲んだ場所があるが、この土塁は後から造ったもんだろうな。こういう演出してもいいけど、現存遺構じゃないことを明示しないと素人は混乱しちゃうぞ。土塁を見て黙っていられないのが我々関東勢なのである。
15時に彦根着。今回の旅の拠点。宿のある東口から出たところ、左手に堂々たる佐和山城址。西口は彦根城一色だが、東口はささやかながら佐和山城が主役である。
佐和山城は徹底的に破壊されたので建物は何も残っていないが、昔々、ここに五重天守が建っていた。立地も良いし、山容も立派。大手側（東面）は緩やかで左右に稜線が広がり、背後（西側）は急勾配。平時なら彦根城でもいいだろうが、戦時だったら佐和山城一択であろう。"三成に過ぎたるもの"は、ダテじゃない。と、こんなことを言っているが、佐和山城址にはまだ登城したことはない。今回は山城は一切登らない。
■彦根城
彦根城は何度目だろうか。あれやこれやで7〜8回は来ていると思う（当然、百名城は押印済）。彦根城に来るのに理由なんていらないのだが、今回は厳選24城の押印のためと、久々に博物館を見学するために来た。
さすが井伊家のお膝元。展示物が立派。こういう博物館ってたいていは複製品を展示してるんだけど、ここは大半が現物展示なんだよな。しかも写真撮影OKときたもんだ（ただし三脚・フラッシュを使用しての撮影は不可）。本当に素晴らしい。時間がいくらあっても足りない。
勉強用として、中井均(2017)『彦根城を極める(第3版)』（サンライズ出版、800円）を購入。グッズに用はない。モノよりも情報にこそ価値がある。
駅前のアル・プラザで買い物少々。3Fにダイソーが入っている。ダイソーさえあれば人間は生きていける。
●本日のJR乗車距離 470km（7,700円分）
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