西赤石山(にしあかいしやま)
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山の解説 - [出典:Wikipedia]
西赤石山(にしあかいしやま)は、四国山地西部の石鎚山地に属する山である。山名は赤茶けた変色を示す橄欖岩質が由来の東赤石山の西側に位置することによる。新居浜市街地の南方に、東西に緩やかな稜線を引いた三角形の頂上を持つ山が西赤石山である。西赤石山の南西側の鞍部は銅山越 (1294m) と呼ばれ、かつて銅の製錬による煤煙や伐採により禿山となっていたが、温暖地域にあって標高が比較的低いにもかかわらず、現在ではツガザクラやアカモノなど高山植物の宝庫となっている。これらの高山植物はこの地域が日本における南限となる。江戸時代は現在の鹿森ダム付近の遠登志(おとし)から銅山越までの中持道を、男子は12貫(45キログラム)、女子は8貫(30キログラム)の荒銅を担ぎ降ろし、生活物資を担いで登ったという。
西赤石山の山腹は遠方から眺める山容とは打って代わり急斜面で、5月下旬頃からアケボノツツジが花を咲かせる。山頂には二等三角点、「銅山」が設置され1625.68mとなっている。