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更新日:2020年07月19日 訪問者数:19745
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山でスマホを省エネに使う方法
keizi666
GPSとして使うとバッテリーが保たないと思われがちなスマホですが、ちゃんと理解して使えば20〜35時間くらいトラックログ(GPSログ)を記録出来ます。

※機種によりバッテリー容量が違うので上記の様に幅があります。
手っ取り早い方法
山に入ったら機内モードにしてください。
まともなスマホならこれでかなり省電力になります。

iPhoneはiOS8.3以降なら機内モードでもGPSを使えます。Androidの場合は大抵の機種で大丈夫です(すべてとは言いません。1万機種以上ありますので)。
iPhoneでバッテリー残量を細かく知る方法
バッテリーの残量を見る場合、iPhoneの初期設定だとどのくらい残ってるのかよく判りません。

設定のバッテリーで『バッテリー残量(%)』をオンにすると1%単位でステータスバーに表示されるので便利です。
iPhone版ジオグラフィカは省エネモードに設定できます
iPhone版ジオグラフィカの一般設定にある『GPS精度』を『省エネ』に設定すると、『精度優先(デフォルト設定)』に比べて約半分のバッテリー消費になります。初期状態で省エネになっています。通常はそのまま使ってください。

Android版のジオグラフィカには省エネモードがありませんが、元々省エネで動作しますので機内モードにすれば長時間稼働します(40時間を越える機種もあります)。
トラックログ(GPSログ)を記録したときの稼働時間
GPSを使う場合、どう使うかによって消費電力が大きく変わります。
条件:機内モードに設定、iPhone版ジオグラフィカは『GPS精度』を『省エネ』に設定

満充電から0%までの稼働時間を下記の通りです。

・iPhoneでトラックログを記録
 iPhone5、5s、SEなら1時間に5%くらい消費します。→20時間くらい使えます。
 iPhone6、6s、7なら1時間に4%くらい消費します。→24時間くらい使えます。
 iPhone6+、6s+、7+なら1時間に2.5%くらい消費します。→35時間くらい使えます。
※『GPS精度』を『精度優先』にすると、この2倍消費します。

・Androidでトラックログを記録
Android端末はバッテリーのサイズが様々ですが、例えばバッテリー容量2000mAhのHUAWEI AscendG6なら1時間に3.8%消費で26時間保つ計算です(※)。単にバッテリー容量で計算すれば2700mAhのXperia Z5 Compactで1時間に2.8%消費で36時間弱保つ計算になります。

大雑把に言えば、機内モードでトラックを記録する場合、1時間に100mAhを消費します。自分のスマホのバッテリー容量を100で割れば何時間ログを記録できるか分かります。

iPhoneは『GPS精度』を『省エネ』に設定することでAndroidと同程度の消費電力となります。Androidはバッテリー容量が大きい機種が多いので、電池の保ちという点では有利です。

なお、検証にはiPhone版とAndroid版のジオグラフィカを使用しています。アプリや使用状況によって消費量は変わります。
たまに現在地を確認する程度のバッテリー消費
ログの記録をせず、たまにスマホのGPSで現在地を確認する程度の使い方の場合、ほとんど電力は使いません。

30分に1回程度画面を見るとして、機内モードにしておけば1日で5%も使わないと思います。

山でスマホを使うと電池を食うという場合、原因は2つです。

1.機内モードにしてないと、遠くの基地局と通信しようとして高出力の電波を発するために消費電力が大きくなります。
2.ログを記録すると行動中ずっとGPSを使い続けるので電池を食います。

機内モードにして、たまに地図を見る程度なら画面を見ている間だけしかGPSを使わないのでバッテリー消費は非常に小さくなると言うわけです。
寒いところで使う場合
iPhone(特にiPhone6s以前)は低温になると一定の条件でシャットダウンします。

・寒冷環境で外気に晒し、写真を連続で何枚も撮るとシャットダウンしやすいです。低温の時は間隔をあけて撮ってください。1枚撮ったら体温で温めてください。
・バッテリー残量が少ないとシャットダウンしやすいです。休憩時などに充電し残量を多く保ってください。
・ミドルウェアなどのポケットにいれて体温で保温してください(汗による結露に注意)。

以上に気をつければ厳冬期の山でも使えます。iPhone7以降は防水になったためか寒さに強くなりましたが、バッテリー残量を多めに保つのはシャットダウン対策として有効です。iPhone7もこれまでの機種より低温に強く、-15℃程度では問題なく使えています(ただし経年でバッテリーが劣化すると寒さに弱くなります)。

Androidは全般的に低温に強く、-20℃で1時間冷凍しても平気ですし、厳冬期の山でも電源が落ちたことはありません。

もし寒くてスマホの電源が落ちたら、慌てず騒がず、体温などで温めて再起動しましょう。
寒い場所でスマホのバッテリー残量が減る理由
バッテリーの電圧は残量が減ると下がってきます。スマホのバッテー残量表示は、バッテリーの電圧から推定しています。例えば100%が4.2V程度だとしたら、0%が3.5V程度などです(数字は例)。

バッテリーの電圧は温度でも変化し、高温だと高電圧になり低温だと低電圧になります。すると、スマホのバッテリー残量推定プログラムが残量が少なくなったと判断して、本当は80%残っているのに30%と表示したりします。

電圧の変化で見かけ上減っただけなので、体温などでスマホを温めてあげれば残量表示は元に戻ります(戻らない場合は再起動すれば戻ります)。

Androidスマホや防水になってからのiPhoneは-15℃くらいなら余裕で動きますが、本来は0℃〜40℃程度で使うものです。あまり冷やしすぎないほうが製品寿命的にもいいと思うので、厳冬期はポケットなどに入れて体温で保温しながら使いましょう。見かけ上でも残量が少ないと不安になりますし。
バッテリー消費が早くなる状況と対策
・機内モードにしないで電波が弱い山を歩いていると、遠くの基地局と通信しようとして電波出力が上がり、バッテリーを多く消費します。ネットが繋がる場所でもSNSなどの利用は控えめに。使わない時は機内モードにするのが効果的です。

・写真撮影もバッテリー消費の要因になります。撮影はコンデジなど別にデジカメを用意したほうがスマホのバッテリー消費は少なくなります。

・画面を点灯させっぱなしにするとバッテリー消費は増えます。GPSを使うと言っても、頻繁に使いすぎるとよくありません。

結局、便利さを取るかバッテリー消費を取るか、という感じになります。
モバイルバッテリーは必須
山でスマホを使う場合、地図とコンパスも大事ですがモバイルバッテリーが非常に大事です。

・日帰りなら
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・1泊
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・2〜3泊
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・4〜6泊程度
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個人的によく使うのは13400mAhです。1,2泊では余裕の容量でいて重さも250g程度なので持ち運びも苦になりません。3000+5000など、小型のものを複数持つのも故障のリスクヘッジになります。

大容量の充電器を買っても、いざ使おうと思ったらケーブルを忘れたり充電を忘れたりしがちです。充電忘れ、ケーブル忘れ、ケーブルの断線などを前の晩にチェックしましょう。ケーブルは予備があると安心です。
まとめ
・山では出来るだけ機内モードにしましょう。
・自分が山でどの程度スマホのバッテリーを消費するのか把握し、必要なモバイルバッテリーを選びましょう。
・冬山で使う場合は冷やさないように注意しましょう。
・モバイルバッテリーは必須です。ケーブルを忘れたり充電を忘れたりしがちなのでご注意を。
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