また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

ヤマレコ

HOME > ヤマノート > Naturehike Tagar1 〜中華テントの実力〜
更新日:2017年09月04日 訪問者数:2139
ジャンル共通 山道具・装備
Naturehike Tagar1 〜中華テントの実力〜
land-raider
最近の中華テントは良い物があるらしい。
息子のQが受験の今シーズンはソロ山行がメインになる。
当初エアライズ2を広々と使用するつもりであったが、GWに膝を壊してしまったので、荷の軽量化が必要となった。
元々ツェルト泊は積極的に行っていたので、それでも良かったのだが、エアライズとツェルトでは飛躍しすぎであり、中間的存在のシングルウォールテント(シェルター)が気になっていた。
で、密林を彷徨うこと数日…。
「Naturehike Tagar」を発見した。
1人用と2人用があるが、スペックを見る限り、2人用はメリットを見出せなかったが、1人用の「イケる」可能性に人柱ポチ。
お値段約8500円。
激安。
設営状態全景
いきなりだが、設営状態。
実は既に一泊してきた。
先週、木曽駒ヶ岳で雨の中一泊してきた。
盆休みの北アで使用するつもりなのだが、ぶっつけ本番で北アに中華テントってのもエクストリームなので、その予行練習的な。
まぁ、双六であり槍の肩であり槍平での泊り予定なので、いざとなれば避難先はあるのだが。
さて、使用感だが結論から言うと必要十分。
全く問題なし。
値段考えると非常に費用対効果の高い品である。
ただし、私の感覚で、の話であり万人が快適に使用出来るとは限らないので、ご注意を。
当然、結露はするし暑い寒いもあると思う。
しかし、エアライズ以下であり、一般的ツェルト以上の使い勝手であることは間違いない。
設営しながら詳細説明。
収納状態
元々の袋は細長く、ザックへの収まりが悪いのでスクエア型防水バッグ5リットルに変更。
バッグの中には本体、グランドシート、石固定用細引。
5リットルのバッグでは相当スカスカで、3リットルのバッグにもギリで収納可能であったが、現地での撤収を考えると余裕を持った方が良いので5リットル。
コンプレッションすれば3リットルサイズになるんだなぁと想像しながら、ご覧いただきたい。
フレームは元の袋を使用。
重量
本体、グランドシート、フレームで1270g。
ペグは含んでいない。
グランドシートは170g。
収納袋を少々ゴツい物に替えてある事を勘案すると、メーカー公表値がペグ無しで1063gは正しいと言える範疇。
グランドシートも付いてくる。
上で書いたが、8500円なのにグランドシートも付いてくる。
しかも四隅にループがあり、片面Pu加工(多分ね)
のしっかりした作り。
ほぼ同等の物が2000円位で販売されているよ???
底面積は90×210の一般的一人用。
本体のっけて、フレームを準備。
本体を広げ、フレームを通す準備。
フレームはモノフレーム+α。
基本的には、どちらか片側から押し込んで立ち上げるだけ。
で、サブフレームで屋根面の幅を吊り広げる。
素材は本体、ボトム共20Dリップストップナイロン。
ボトムが20Dナイロンなのでグラシーは必須。
耐水圧は4000mmとの事。
フレームのアップ。
品質悪そうに感じる所はどこにも無い。
問題があるとすれば、リペアチューブなどはついてこないので折れたら終わりって事。
まぁ、接合箇所にガタつきとか無いので、普通に使っていれば簡単には折れないと思いますが。
立ち上げ後、周囲をペグダウン。
本体四隅と前後室、ガイライン四か所をペグダウン。
因みにテスト設営なのでペグ使用していますが、実使用の場合、石にアンカー固定の手法が多い。
石アンカーであれば、風で煽られて多少緩むことがあっても、雨で地面が緩みペグが抜けて倒壊…のリスクを避けれる。
屋根面の張り出し。
サブフレームで屋根を張り出す。
張り出し幅は約70cm。
これによって一般的ツェルトとは比較にならない程の居住性が確保できます。
ただし、雨が降るとここに多少の雨が溜りますので、シーム処理をしておいた方が得策かと。
中の様子。
入り口は長辺に一か所。
「D」タイプ。
対面に見える半円のファスナーは後室へのアクセス箇所。
基本的にはシングルウォールなのだが、長辺方向にメッシュ面がついていて、前後室を形成している。
1.5ウォール構造というか、作り付けのネストというか。
短辺方向下部にも小型のメッシュ面があり、体や物が触れがちな所はメッシュとなっている。
そのおかげで、結露が発生してもあまりストレスを感じない。
後室のサイズ。
靴を置いたり、コッヘルや濡れ物を置いたりには十分のスペース。
前室も同様のサイズ。
ありがちなテントは前室のみで、泥まみれの靴とコッヘルを並べておかなければならなかったり、出入りするのに一旦どかさなければならなかったり。
その点、前後にスペースがあるのは非常にありがたい。
細部もしっかりしています。
トグルで止めれたり。(しかも反射材ついてる)
止水ファスナー採用されていたり。
天井にランタンフック。
残念ながら天井四か所フックなどは無いので、洗濯物は干せません。簡易ハンガーを用意する必要があるかと。
ベンチレーションは小さ目ですが、張り出し用のフレームが付属。
しかし、ベンチ開けていても結露発生。
一応閉じることも出来る。
残念な点も当然ある。
突っ張ってんじゃねーよ!
フレームが弓となり、ボトムが弦となる構造。
Xフレーム構造ならば、対角線を張るので綺麗な長方形となるが、短辺中央を引っ張るので、当然変形六角形のようになる。
四隅を外方向へ引っ張るように固定すれば、幾分解消されるが、過度なテンションが掛かるので余りよろしくない。
屋根が平
天頂部が平である。
雨が溜りやすい状態であり、出入りをする時、生地が斜めったはずみで上方からビシャーと溜った雨が降り注いでくる。
雨天時は出入りする前に本体を揺すって、雨を落とす必要がある。
残念な点はDIYで対応。
弦の部分を代替。
写真はメインフレームを受ける金具。
つまりは弓の端であり、弦を繋ぐ場所。
その金具両端に1.5mmのダイニーマラインを結び、長さを調整してボトムの生地が僅かに緩む程度にする。
これでボトムは綺麗な長方形に張り込むことが出来る。
代替ラインは伸び縮みしてはいけないし、金具の隙間に差し込めなければならないので、ダイニーマでなくてはならないし、1.5mmでなくてはならない。

また、天頂部の縫い目にはシームコートを塗布しておいた。
そもそも、内側からシームテープ処理がきちんとされているので漏水の可能性は低いと思うが、念のため。
総評
このテントのレビューは2017年7月末時点でWEB上で発見できなかった。
今回が初の詳細(?)レビューとなるのではなかろうか。
実際使用は1泊のみであるから、強風時、寒冷期など条件が厳しくなれば印象も変わるであろうが、総じて見ると必要十分と判断しました。
私はツェルト泊も積極的に行ってきたクチなので、幕に対する要求が低いかもしれません。
高級マンションじゃあるまいし、幕なんてものは結露は当然、暑くて寒い物だ、位の感覚でいます。
しかし、狭いステラ1やエアライズ1で平気な人は多少の結露を受け入れれば、また、前室の無い一般的シングルウォール幕で平気な人は多少の重量増を受け入れれば、前後室がスペース、雨対応の観点から使いやすいので快適性は増すと思う。

何より安い。

今週末〜来週の8月11〜14日あたりに双六、黒部五郎、槍の肩、槍平で、このテントが出没するかも?(膝の調子と天気次第でどうなるか判りません。)
オープンハウスで見学自由なので、気が向いたら「アンタ、ランドレかね?」と、お声を掛けていただければお相手できると思います。

長いレビューとなってしまいましたが、最後までお付き合いいただいた方は以下のページも、ついでに覗いていただきたいです。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1927
宜しくお願い致します。
追記:使用を続けて気づいた点
天頂部の縫い目にアライテントのシームコートを塗りましたが、縫い糸以外の部分は剥がれてきました。
??ってことはシルナイロン製なのかな?
そんなに良い素材を使っているとも思えないのだけれど。
外側からの塗布なので、生地に施してある撥水処理がシームコートの食いつきを阻害したかもしれません。
訪問者数:2139人
-
拍手

land-raiderさんの記事一覧

※この記事はヤマレコの「ヤマノート」機能を利用して作られています。
どなたでも、山に関する知識や技術などのノウハウを簡単に残して共有できます。 ぜひご協力ください!

詳しくはこちら

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録へのコメント

まだコメントはありません
ページの先頭へ