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更新日:2013年09月16日 訪問者数:11853
登山・ハイキング 技術・知識
ベルクシュルント(ラントクルフト)は危ない!!
雪渓の下は水がゴーゴー流れている場合が多いです。ベルクシュルント(ラントクルフト)やクレバスに落ちてしまって雪渓の下に入り込まないように雪渓の上を歩く場合は十分に注意しましょう!
雪渓には危険がいっぱい!!
日本アルプスの夏山の魅力を象徴する雪渓には多くの危険が潜んでいます。
雪渓の上を音も無く走ってくる落石。
踏み外すととんでもない事故になるスノーブリッジ。
クレバス。
そして、ベルクシュルント(ラントクルフト)などです。
夏山だからといって軽く考えるととても危険です。
雪渓は上手に使えば有効なルートになりますが、滑落による事故も多発しています。
ベルクシュルントというのは?
ベルクシュルントは日本での呼び方です。
左の図のように、岸の岩と雪渓との間にできる割れ目のことを日本では「ベルクシュルント(Bergschrund)」と呼んでいます。単に「シュルント」と言う場合もあります。また、ドイツ語の英語読みで「シュルンド」と言う場合もあります。

ヨーロッパのドイツ語圏では「ラントクルフト」と言っています。日本でも「ラントクルフト」と言う人も増えてきました。
ラントクルフト(Landkluft)
ラントクルフトというドイツ語は、日本での登山用語である「ベルクシュルント」と同じ意味です。
少しややこしいですが…
ややこしいのですが、ドイツ語圏では、氷河のクレバスのことを「シュルント」と呼んでいます。シュルントの規模が大きいのを「ベルクシュルント」と呼んでいます。
ベルク(Berg)は「山」という意味で、シュルント(Schrund)というのはクレバスのこととです。「山」という文字を付けて強調するような感じでしょうか。つまり、氷河の中にある大きなクレバスをベルクシュルント(Bergschrund)と言っているようです。
ちなみに、「クレバス(crevasse)」はフランス語です。英語もクレバスは「クレバス(crevasse)」です。
ベルクシュルント(ラントクルフト)は危ない!!
雪渓のスノーブリッジのように、雪渓の端っこのベルクシュルント(ラントクルフト)は危険です。下がえぐれている場合が多いです。
薄い雪渓が崩れると同時に人間も落ちてしまいます。雪渓の下に潜りこんでしまうと10年出てこない場合もあります。
雪渓を歩いていて、対岸に渡ろうと雪渓の端っこに乗った瞬間に雪渓が崩れてしまうことがあります。

大雪渓などはキチンとルートが示されている場合が多いですが、雪渓歩きは十分に注意する必要があります。
雪渓の下は水が流れている。
雪渓の下は水がゴーゴー音を立てて流れている場合が多いです。
そんなところに落ちたら命はありません。
雪渓の上を歩く場合は、常にそういう想定で注意して歩いてください。
 
 
落ちそうな雪渓はなるべく上を歩かないようにした方が無難。
(※写真提供はmitukiさん。谷川岳。)
雪渓は危険が多い。
 
シュルント、
クレバス、
ヒドンクレバス(隠れたクレバス)
スノーブリッジなど。
雪渓には危険がいっぱいです。
もしも落ちてしまったら…
もしも、クレバスなりベルクシュルント(ラントクルフト)に落ちてしまったらどうするべきか?
イメージトレーニングとしては何としても水に流されないようにするしかないと思います。
雪渓の下の暗闇の中に流れて行ってしまったら…恐ろしい!!(>_<)

下に水が無くても石や岩があり、ある程度の高さから落ちたら怪我は避けられないと思います。そういう危険があるという想定で雪渓の上を歩いてください。

雪渓は上手に使えば有効なルートになりますが、山は危険な場所が多いことを今一度確認してみてください。

ヨーロッパアルプスなどの氷河のクレパスに落ちてしまったら…。
助かったケースとしての話はほとんどが途中で引っ掛かった状態なので分かりませんが、氷河歩きや雪渓歩きには十分に注意するということなんでしょうね。
 
 
 
 
写真は、メール・ド・グラス氷河(フランス・シャモニー2009年5月)。
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