岡山県吉備中央町 吉備高原紅葉いろ色!四平山〜鳴滝湖



- GPS
- 04:36
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 371m
- 下り
- 380m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 5:38
歩行距離17km、歩行時間4時間10分、歩行数25,100歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岡山ICから25分。 賀陽ICから10分 「きびプラザ」駐車場(約100台駐車可)利用。 ・中鉄バス 「吉備高原リハビリセンター線」岡山駅6番乗り場。 平日:岡山駅8:26発➝きびプラザ9:23着(帰り15:16発) 土日祝日:岡山駅8:16発➝きびプラザ9:13着(帰り15:16発) |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の多くが整備されたアスファルト道(歩道)で、しかも、もっとも標高が高い所(約470m)から低い所(約250m)まで高度差が220mほどしかありませんので、散歩感覚で歩けます。道がけっこう入り組んでいるので、地図、コンパスやGPS等は必携です。気が付いたら反対方向に進んでいたということにもなりかねません。特徴的な地形がほとんどないので、それなりに高度な読図力が必要です。 自然レクリエーション区(GPSログ北端の周回部分)のみ土の道です。四平山自然レク案内板<写真10>から瀬戸池<写真11>までは、赤みを帯びたかたい粘土の下り道や木製の橋など、濡れていると滑りやすそうな箇所があります。瀬戸池から四平山を経て西側のアスファルト道に合流する地点(合流点にはトイレと駐車場あり)までは問題ありません。 鳴滝湖周辺は国立吉備少年自然の家の管理地で、ハイキングやオリエンテーリングコースとなっています。アスファルト道以外、許可なく立ち入り禁止のようでした。吉備高原都市のホームページのフットパスコース案内によれば、当日に自然の家の管理棟に立ち寄り、今からハイキングしたいと申し込みをしても間に合うようです。鳴滝森林公園へ向かう道は管轄外だと思い込んで申し込みをしておらず、周辺の立ち入り禁止の立て札にことごとく跳ね返されました。帰宅後、自然の家のホームページにあるハイキングコース地図を確認したところ、閉鎖中の21世紀の森など、立ち入り許可がおりないところもありますが、鳴滝湖一周や森林公園までの山下り冒険コースなど、楽しそうなコースがいくつかありました。また機会があれば、ハイキングの申し込みをして行ってみたいと思います。 |
その他周辺情報 | きびプラザの2Fに「吉備高原ごっつぉうビュッフェバイキング」というレストランがあります。吉備高原で生産された農産物や山の幸<写真21>をビュッフェ形式で味わえます。今回はコースの途中、ランチタイムに寄りました。おいしい湯豆腐、すき焼き風煮込み鍋、手作りぜんざいなどの体が温まるものから、ブルーベリーカレー、いのしし汁、米粉ピザ、自分で作る手揚げ串やティラミスなど、ここでしか味わえないものもあり、楽しい食事時を過ごすことができます。 18日(金)店内でオカリナ&琴演奏会をBGMに食事ができるようです。 ランチ11:00〜15:00 ディナー17:00〜21:00 年中無休 料金1,080円 <11月イベント> 11月13日(日)8:00〜11:00 吉備中央マルシェ 吉備中央の朝ごはんがテーマ、約30店出店。 11月20日(日)10:00〜15:00 自然薯祭り 自然薯約1000本が2割引きで購入可能。模擬店もあり。 |
写真
(出発点&駐車場)
吉備高原都市の中央に位置し、人が生活を営む上で、最低限のもの(スーパーや銀行など)はこの施設内にあります。駐車場もこのエリアだけで、100台程停めることができます。県道72号沿いの歩道に入り、車道を見下ろしながらモミジ並木を北上しました。3〜5割程度の色づきでした。国道484号との交差点を越えると、車道と同じ高さまで緩やかに下りました。
青空も見えていたので、動画も撮ってみました。ちなみに、聞こえているのはホオジロの声です。吉備高原都市東住区と西住区の間の道を北上します。ハナミズキの並木で、葉が少し残っていました。
花が少しだけ残っていました。脇にドウダンツツジの紅葉が見られる階段を上り、小さな展望地に出ました。振り返ると住宅が点在しているのが見えます。地形図上の破線の道に入って北上しようとしましたが、完全なヤブのようだったので、引き返しました。
自然レクリエーション区の駐車場の脇を通り、もう少し北上するとこの案内板がありました。四平山(しひらやま)周辺は自然レクリエーションコースとして、徒歩やマウンテンバイクで周ることができます。ここから樹木が茂って薄暗い土の道に入ります。鉄分が多いのか、赤みを帯びたかたい粘土の道は、3〜4m程の下り部分がありましたが、乾いていたので滑らずにすみました。木製の橋を2つ渡り、瀬戸池を目指します。
自然レクリエーションコースを時計回りに進んで程なく、瀬戸池が出てきました。静かな池ですが、6月には昆虫観察が行われます。ここからは砂利道でところどころに桜が植えられています。右折して土の道に入り、四平山(しひらやま)頂上<写真12>に向かうため南下道に入ると丸太と土の階段が続いていました。
四平山(しひらやま)頂上<標高476m>です。三角点と展望台も設置されていました。辺り一帯がフラットな高原なので、景色を楽しむより休憩する所といった感じです。展望台の周辺は樹木が茂り、西と東が少し見えるだけでした。丸太と土の階段を上り下りし、アスファルト道に合流する所に駐車場とトイレがありました。しばらく元来た道を引き返します。
吉備高原都市東住区の北側の河川沿いに4〜8割の色づき具合のモミジ並木がありました。ちょうどこの数本は真っ赤になる手前で、黄色っぽいオレンジ色から朱色に近い色が混ざり、この日見た中で一番好みの色づき具合でした。動画も撮りました。周辺は水の流れはほとんどなさそうで、数は少ないのですが、ハナミズキやドウダンツツジもありました。
吉備高原総合福祉センター付近(ももたろう吉備高原クリニックの周辺)にドウダンツツジロードができていました。ススキとのコラボもなかなか趣がありました。歩きながら動画も撮ってみました。並行して桜並木もありましたが、吉備高原総合福祉センターを過ぎると終わりました。
ツマグロヒョウモン♀
ツマグロヒョウモンのメスが花壇のバーベナの蜜を吸っていました。南方系の蝶ですが、近年は徐々に北に生育域を広げています。我が家の庭では越冬準備に入り、さなぎになっているのが見られます。
ビデンスともいい、キク科の植物です。コスモスよりも葉が幅広く、夏から秋に開花しますが、暖地では冬でも花が見られます。この1株だけで、同じ花壇にはキバナコスモスなどが咲いていました。いったん駐車場に戻り、ザックを置いてきびプラザに入りました。
ビュッフェバイキング
きびプラザの2Fにバイキングをやっているレストランがあります。地元産の食材をふんだんに使用しており、ヘルシーでおいしい料理をたくさん食べられます。11時頃にこのポイントを通過したので急遽ランチタイムとしました。エネルギー補給も無事に済み、再び吉備中央公園内を通り抜けて桜並木の県道72号を南下します。右折すると5〜7割の色づき具合のモミジ並木が見えてきました。
このすぐ東にニューサイエンス館がありましたが、駐車場も一緒に閉鎖されています。ネットでは紅葉が見頃となっていましたが、6〜8割程度でしょうか。例年並みか少し早いくらいだと思います。この木はかなり色づいていました。
モミジ並木
モミジ並木の終点辺りです。数mしかないのですが、道の両脇にモミジが見られ、色づき具合がそろうので、吉備高原では一番きれいに見えるスポットです。動画も撮りました。午前中だと日が当たるのですが、今回はうっかり午後に訪れてしまったので少し暗く見えます。ここからアカマツの並木が始まります。県道72号に出ると細いアスファルトの下り道があったので、入ってみると・・・<写真24>へ
垢離取り場
吉川八幡宮(国指定重要文化財)の当番祭は、岡山県の三大祭の1つで、約1ヵ月続く他に類例のない伝統的な民俗行事です。10月1日にその年の南北両当番(祭りの主役)の10歳前後の男児を決め、10月16日に両当番は、この垢離取場で身を清め祝詞奏上の後、左右ないの縄を3度くぐることにより、俗人から神人となり、祭りが終わるまで神としての生活が続くのです。ここからアスファルト道に出るまでは土の道で、鉄分で赤くなった細い水の流れが続いていました。
竹吉橋から鳴滝湖西方面を望みました。少し進んだところから360度動画を撮ってみました。竹吉橋の向こう側のたもとには5割程色づいたモミジが数本見えました。鳴滝湖のほとりは途中まで車で通れます。普通車数台分の駐車場があり、そこから徒歩5分程で鳴滝ダム<写真28、29>に着きます。
(常用洪水吐半円越流堤)
鳴滝ダムは自然調整式のダムであり、洪水時には迅速に放流を行って、貯水位を低くする必要があり、常用洪水吐(ばき)は越流(えつりゅう)頂(ダムの堤頂)の延長が長く、初期の放流量が大きい半円越流堤を採用しています。穴に向かって水が流れ落ちるさまを動画に撮りました。
思ったよりも水量は少なかったです。周辺には色づきかけた木々も見られました。動画も撮りました。引き返し、ダムの管理棟の裏から地形図の破線の道を経由して鳴滝森林公園に向かおうとしましたが、許可なく立ち入り禁止の立て札があり、引き返しました。国立吉備少年自然の家にハイキングの申し込みをすれば通れるコースのようです。引き返し、今度は北側からまわろうとしましたが、やはり同じ立て札がありました。東からなら鳴滝森林公園に行けますが、かなり遠回りで時間もないので、今回はあきらめてスタート地点に戻ることにしました。
ここからのほうが近くにはっきり見えました。農業を志す青少年などが学ぶ他、一般の農作業体験の場となっているようです。ここも施設へ行く道は立ち入り禁止でした。すぐにまたアスファルト道に入ります。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
吉備高原は岡山県の中央にあり、標高400mから500m前後の起伏の少ない高原です。したがって山歩きというよりも、高原ハイキングというたとえがふさわしいのかもしれません。大自然の中に、人が生活しやすい空間や施設がいくつも見られます。自然と人がうまく共存している数少ない所の一つだと思います。しかも、けっこう豊かな生活のようです。ここに住む人々の多くは100坪ぐらいの土地(300万円台で購入できる!?)にお洒落な家を建て、家庭菜園なども営むといった悠々自適の生活を送っておられるような気がしました。企業団地もあり、職場まで自転車で通えそうです。そのうえ、全家庭にケーブルが敷設されているので、ネット環境などのインフラも都市部よりも恵まれているのかもしれません。うらやましくなるほどいいところでした。
モミジがたくさん植えられている地域ですので、紅葉を目当てに訪問しました。例年の見頃は11月半ば前後なので、ネットの情報を見て半信半疑で出かけてみると、やはりまだ少し早いようでした。全体的には5割程度の色づきでしょうか。陽光がもっとも当たる絶好のタイミングを考えたほうがよかったモミジスポットもありました。しかし、いくつか写真でも紹介しているように、真っ赤になりかけのモミジや黄色のモミジも十分魅力的でした。また、県道72号沿いの桜など、モミジ以外の並木も多かったので、時季を変えて訪れても楽しめる所です。
鳴滝湖周辺は立ち入り禁止道が多く、その道を利用する場合は事前に国立吉備少年自然の家の許可が必要のようです。(詳細はコース状況参照)鳴滝ダムの北側を巻いて鳴滝に下りる道を進もうとすると、入口の所で、「立ち入り禁止」札が立っていました。東側から鳴滝森林公園単独での訪問は可能ですが、時間の都合上、加茂川沿いにある鳴滝を見に行くことはできませんでした。しかし、ルートを当初の予定から変更したことで、そこに来るまでに、まだお目にかかっていなかった種類の紅葉や花を楽しむことができました。
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