岩木山 百沢 新雪深雪



- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,050m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 岩木山神社の向かいにある中野温泉 入浴料300円 シャンプー・ソープ付き |
写真
装備
備考 | シャベル、ラッセルのコツ |
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感想
部にある貸し出し用アイゼンとピッケルの数量の関係で、土曜と日曜の2パーティーに分けて、百沢コースから山頂を目指した。これは日曜日組の記録。
本来の目的はアイゼンとピッケルの実戦練習であったが、雪が固くなっているであろう8合目より上へはたどり着けなかった。焼け止まり小屋以降の登山道は降ったばかりの雪が腰のあたりまで積もっていて、行く手を阻む。夏道は、ひどくて進めないと、そこを引き返してきた他のパーティーに言われた。実際に小屋以降の夏道は、雪の下を沢が流れているので、装備を誤って濡らして浸水し、凍傷が急速に進む危険性がある。
我々は焼け止まり小屋から夏道を進み、小屋の北190m辺りから夏道を外れて、左岸にある尾根を攀じ登った。当初の予定は、コンパスを頼りにまっすぐ北を進み、巌鬼山と山頂の間にある鞍部に出て、そこから山頂を目指すつもりであった。しかし、その尾根も夏道同様、雪が腰のあたりまで積もっていて、進むのが非常に困難であった。枝や笹も所々顔を出していた。これは手で捕まえることができるが、逆に雪に深く潜った脚が笹に捕まる(引っかかる)。息が上がりそうになりながらラッセルをしていたら、引き返し時間を迎えたので、ちょうどよい場所を探して、地面を踏み固めて、休憩を取った。そこで談笑しながらお湯を沸かし、後輩の念願であった山でのカップラーメンを食べた。急速に心も体も温まったが、5分もしないうちに体が冷えて心も縮こまる。冬山は怖いと改めて思った。
アイゼンやピッケルを使う機会はなかったが、ラッセルのようなことはできた。ラッセルの経験がまだなく、どうやったら効率よく進めるのかわからない。本を読んで勉強したい。後輩は下山後、疲労困憊状態であった。荷物の重さやラッセルが体に応えたのだろう。少し靴の中に雪が浸みてきた者もいた。後輩に冬山のエッセンスを感じてもらえたと思うので、それで十分だったと思う。
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