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Yamareco

記録ID: 1016924
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県瀬戸内市 阿弥陀山 古墳群&瀬戸内海ビュースポット

2016年11月28日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:26
距離
8.6km
登り
287m
下り
293m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:58
休憩
0:27
合計
3:25
距離 8.6km 登り 294m 下り 293m
9:51
36
牛窓オリーブ園駐車場
10:27
10:31
14
牛窓オリーブショップ(展望台)
10:45
10:52
14
八間岩
11:06
39
ローマの丘
11:45
11:48
6
牛窓神社
11:54
12:04
7
亀山公園望洋亭
12:11
12:14
62
牛窓断層帯地層群
13:16
牛窓オリーブ園駐車場
牛窓の古墳と瀬戸内海の景観を楽しむコース
歩行距離8.5km、歩行時間3時間、歩行数12,800歩
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 岡山ブルーライン「邑久(おく)IC」より、自動車で約15分。牛窓オリーブ園の無料駐車場(100台前後)が使えます。ちなみに、頂上広場に近い駐車場はバス専用、そのすぐ下の駐車場は車椅子使用者など専用となっています。
コース状況/
危険箇所等
 今回のコースは大半がアスファルト道です。牛窓オリーブ園内は八間岩<写真15>以外はよく整備されており、歩きやすいです。亀山2号墳<写真32>へは少しだけヤブに入りますが、植物はかき分けるほどでもなく運動靴でも大丈夫です。牛窓断層帯地層群<写真30>も足元の岩は滑りにくく問題ありません。 
 八間岩へは、山頂広場北端の駐車禁止のロープの先端辺りからピンク色のテープが見えるので、そこから斜面を下ります。一部だけササが刈られており、草が生えてきていますが、足元はしっかり見えました。表面のみ地表に出た平らな石が2,3あり、踏むと滑りそうです。そこからすぐに雑木林に入り、木々の間を進むと左側にさびた鎖があり、ほどなく多少左寄りに岩が見えてきます。ピンク色のテープから50m程、所要時間は2,3分です。右を巻いて岩の下部まで下りるのもヤブコギというほどではなく、運動靴でも大丈夫そうです。
 牛窓オリーブ園から牛窓神社<写真20>に行く途中、地形図にはないコンクリート道に入ると、白菜畑に出て途中で行き止まりになり、2回も引き返す羽目になりました。20分程のロスタイムでした。
その他周辺情報  今回のコースの起点となった牛窓オリーブ園にはいろいろな施設があります。「牛窓国際交流ヴィラ 」はオリーブ畑の中にある宿泊施設です。利用料はツイン1人1泊 税込3,888円とリーズナブルです。「牛窓オリーブショップ」ではオリーブ製品など地元の特産物が販売されており、最上階の展望台からは360度パノラマ展望を楽しむことができます。
01牛窓オリーブ園駐車場
いつのまにか有料駐車場が無料になっていました。 敷地面積は約10haで、オリーブの成木約2,000本を栽培しており、小豆島オリーブ園と並び日本最大規模を誇ります。最初にこの西側にある阿弥陀山古墳群の一部を見に行こうと思い、細いアスファルト道に入りましたが、古墳のある方はヤブコギだったので引き返しました。
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01牛窓オリーブ園駐車場
いつのまにか有料駐車場が無料になっていました。 敷地面積は約10haで、オリーブの成木約2,000本を栽培しており、小豆島オリーブ園と並び日本最大規模を誇ります。最初にこの西側にある阿弥陀山古墳群の一部を見に行こうと思い、細いアスファルト道に入りましたが、古墳のある方はヤブコギだったので引き返しました。
02阿弥陀山31号墳
駐車場の南西すぐ近くにあります。ロープで囲まれ、立ち入り禁止の札がありました。園内の人目につきやすい古墳はだいたいこうして保護されています。開口部は狭そうでしたが、石室の高さは1.6mもあるらしいです。
02阿弥陀山31号墳
駐車場の南西すぐ近くにあります。ロープで囲まれ、立ち入り禁止の札がありました。園内の人目につきやすい古墳はだいたいこうして保護されています。開口部は狭そうでしたが、石室の高さは1.6mもあるらしいです。
03阿弥陀山37号墳
三角点にもっとも近い古墳です。天井がありませんでした。背後に展望台がある牛窓オリーブショップが見えています。
03阿弥陀山37号墳
三角点にもっとも近い古墳です。天井がありませんでした。背後に展望台がある牛窓オリーブショップが見えています。
04阿弥陀山38号墳
37号墳のすぐ南東です。道から見上げる位置にあるので迫力があります。阿弥陀山古墳群の中でもかなり大きいほうだそうです。
04阿弥陀山38号墳
37号墳のすぐ南東です。道から見上げる位置にあるので迫力があります。阿弥陀山古墳群の中でもかなり大きいほうだそうです。
05弥陀山49号墳
38号墳の東近くにあります。天井石はほとんどなくなり、石室が溝のように見えます。わずかに残っている天井部分が三角屋根になっていました。
05弥陀山49号墳
38号墳の東近くにあります。天井石はほとんどなくなり、石室が溝のように見えます。わずかに残っている天井部分が三角屋根になっていました。
06阿弥陀山45号墳
49号墳の北にあります。「古墳」と書かれた札の側まで行ってみました。開口部はかなり大きく、外からでも内部が明るく見えます。
06阿弥陀山45号墳
49号墳の北にあります。「古墳」と書かれた札の側まで行ってみました。開口部はかなり大きく、外からでも内部が明るく見えます。
07阿弥陀山45号墳石室
45号墳の石室内です。奥行きは8mもあるそうです。柑橘類らしきものが一つ転がっていましたが、お供えか偶然かよくわかりません。
07阿弥陀山45号墳石室
45号墳の石室内です。奥行きは8mもあるそうです。柑橘類らしきものが一つ転がっていましたが、お供えか偶然かよくわかりません。
08牛窓オリーブ園
    モニュメント
漢字の“入”のように見えますが、何をモチーフにしているのかは不明です。日の入りの頃に来たら何か見られるのでしょうか?
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08牛窓オリーブ園
    モニュメント
漢字の“入”のように見えますが、何をモチーフにしているのかは不明です。日の入りの頃に来たら何か見られるのでしょうか?
09曾禰好忠の歌碑&前島
平安時代中期の歌人曾禰好忠(そねのよしただ)の歌「上り船 東風吹く風を 過すとて よを牛窓に 泊りてぞ経る」が刻まれています。向こうに前島が見えています。
09曾禰好忠の歌碑&前島
平安時代中期の歌人曾禰好忠(そねのよしただ)の歌「上り船 東風吹く風を 過すとて よを牛窓に 泊りてぞ経る」が刻まれています。向こうに前島が見えています。
10牛窓オリーブ園山頂広場
休憩しながら、風光明媚な瀬戸内海の風景が展望できる所です。
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10牛窓オリーブ園山頂広場
休憩しながら、風光明媚な瀬戸内海の風景が展望できる所です。
11オリーブ園越しに
 黒島&中ノ小島&端ノ小島
左端の黒島の盛り上がった部分に、墳長81m、後円部径48mの前方後円墳である黒島古墳があります。引き潮時はこの3つの島がつながり、歩いていくことができます。この長さ約800mの砂州は「黒島ヴィーナスロード」と呼ばれています。
11オリーブ園越しに
 黒島&中ノ小島&端ノ小島
左端の黒島の盛り上がった部分に、墳長81m、後円部径48mの前方後円墳である黒島古墳があります。引き潮時はこの3つの島がつながり、歩いていくことができます。この長さ約800mの砂州は「黒島ヴィーナスロード」と呼ばれています。
12錦海塩田跡地
牛窓オリーブショップ内から階段を上って展望台に行ってみました。途中の階から動画を撮り、最上階に出ると錦海塩田跡地が見えました。面積約500ha(東京ディズニーランド約10個分の広さに相当)の区域で、かつて東洋一といわれた規模の塩田の跡地です。
12錦海塩田跡地
牛窓オリーブショップ内から階段を上って展望台に行ってみました。途中の階から動画を撮り、最上階に出ると錦海塩田跡地が見えました。面積約500ha(東京ディズニーランド約10個分の広さに相当)の区域で、かつて東洋一といわれた規模の塩田の跡地です。
13阿弥陀山三角点
標高166.9mの頂上三角点が展望台のすぐ北、ロープで囲まれた一角のサザンカなどの木々の間からのぞくとありました。「あっ、三角点見つけた!」と、喜んでいたのは我々だけでした(*_*;
13阿弥陀山三角点
標高166.9mの頂上三角点が展望台のすぐ北、ロープで囲まれた一角のサザンカなどの木々の間からのぞくとありました。「あっ、三角点見つけた!」と、喜んでいたのは我々だけでした(*_*;
14シシユズ
この一角にだけ樹高数十cm程のシシユズの木が並んでいました。今年は豊作だったそうです。直径13cm程もあり、「大きい!」と思っていたら、これでも小さいほうのようでした。この直後に摘み取られていきました。この近くから飛んでいるトビの動画を撮りました。
14シシユズ
この一角にだけ樹高数十cm程のシシユズの木が並んでいました。今年は豊作だったそうです。直径13cm程もあり、「大きい!」と思っていたら、これでも小さいほうのようでした。この直後に摘み取られていきました。この近くから飛んでいるトビの動画を撮りました。
15八間岩上部
山頂広場を数十mほど北に進んだ所にありました。これは少し斜め手前から撮ったものです。周囲が約8間(1間=1.18m)あり、真上から見るとほぼ正方形をしています。岩の上からは錦海塩田跡地<写真12>が少し見えます。
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15八間岩上部
山頂広場を数十mほど北に進んだ所にありました。これは少し斜め手前から撮ったものです。周囲が約8間(1間=1.18m)あり、真上から見るとほぼ正方形をしています。岩の上からは錦海塩田跡地<写真12>が少し見えます。
16八間岩正面
八間岩の右側を巻いてさらに下り、見上げてみたところです。もともと大きな岩が2つに割れたような形状です。正面から見ると、なかなか迫力がありました。動画も撮りました。
16八間岩正面
八間岩の右側を巻いてさらに下り、見上げてみたところです。もともと大きな岩が2つに割れたような形状です。正面から見ると、なかなか迫力がありました。動画も撮りました。
17オリーブ園越しに
   前島&小豆島
オリーブ園には約2000本のオリーブの木があります。園は丘陵地にあるので、前島(手前)や小豆島(向こう側)が一望できます。
17オリーブ園越しに
   前島&小豆島
オリーブ園には約2000本のオリーブの木があります。園は丘陵地にあるので、前島(手前)や小豆島(向こう側)が一望できます。
18ピラカンサ
鮮やかな赤い実を鈴なりにつけるピラカンサは秋から冬を彩る風物詩です。2,3月にはヒヨドリなどの野鳥に食べられます。この1本だけでした。
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18ピラカンサ
鮮やかな赤い実を鈴なりにつけるピラカンサは秋から冬を彩る風物詩です。2,3月にはヒヨドリなどの野鳥に食べられます。この1本だけでした。
19牛窓オリーブ園ローマの丘
動画を撮りながらオリーブ並木を抜けて辿り着いたのは…一応、ローマということにしておきましょう(^_-)-☆オリーブ園から出てアスファルト道を東に進み、地形図にないコンクリート道に入ったら、白菜畑に出てしばらくすると行き止まりになり引き返しました。
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19牛窓オリーブ園ローマの丘
動画を撮りながらオリーブ並木を抜けて辿り着いたのは…一応、ローマということにしておきましょう(^_-)-☆オリーブ園から出てアスファルト道を東に進み、地形図にないコンクリート道に入ったら、白菜畑に出てしばらくすると行き止まりになり引き返しました。
20牛窓神社本殿&絵馬
鎌倉・室町時代には石清水八幡宮の領地だった牛窓にふさわしく立派な本殿の背後には、色づき始めのモミジがありました。表側にまわると、拝殿の横に大きな絵馬が飾られていました。右は平成26年なので馬が、左は平成27年なので羊(最初はヤギかと思いました)が描かれていました。
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20牛窓神社本殿&絵馬
鎌倉・室町時代には石清水八幡宮の領地だった牛窓にふさわしく立派な本殿の背後には、色づき始めのモミジがありました。表側にまわると、拝殿の横に大きな絵馬が飾られていました。右は平成26年なので馬が、左は平成27年なので羊(最初はヤギかと思いました)が描かれていました。
21牛窓神社拝殿
日本の伝説の皇后、神功皇后(じんぐうこうごう)が、夫である天皇を亡くし、男装をして出発した場所だとここでは言われています。周辺にはモミジが数本ありましたが、全体がどす黒いもの、薄いオレンジ色で散りかけているものなどさまざまでした。温暖な気候のためあまりきれいに紅葉しないのかもしれません。ここから海岸まで363段あるという石段を下ります。
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21牛窓神社拝殿
日本の伝説の皇后、神功皇后(じんぐうこうごう)が、夫である天皇を亡くし、男装をして出発した場所だとここでは言われています。周辺にはモミジが数本ありましたが、全体がどす黒いもの、薄いオレンジ色で散りかけているものなどさまざまでした。温暖な気候のためあまりきれいに紅葉しないのかもしれません。ここから海岸まで363段あるという石段を下ります。
22牛窓神社随身門
左大臣:奇磐間戸神
 (くしいわまどのかみ)
右大臣:豊磐間戸神
 (とよいわまどのかみ)
門番神の像が左右にあり、邪悪なるものの進入を防いでいます。
22牛窓神社随身門
左大臣:奇磐間戸神
 (くしいわまどのかみ)
右大臣:豊磐間戸神
 (とよいわまどのかみ)
門番神の像が左右にあり、邪悪なるものの進入を防いでいます。
23亀山公園望洋亭
コバノミツバツツジの間を通ると見えてきます。ここから前島や小豆島など瀬戸内海の景観が一望できます。4月中旬頃に訪れると、コバノミツバツツジが見頃となります。
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23亀山公園望洋亭
コバノミツバツツジの間を通ると見えてきます。ここから前島や小豆島など瀬戸内海の景観が一望できます。4月中旬頃に訪れると、コバノミツバツツジが見頃となります。
24啓明学院前島キャンプ
       &ヨット
前方の前島の上に見えている施設は啓明学院(神戸市須磨区)のキャンプ場です。海にはヨットも見えました。近くには西日本最大級の牛窓ヨットハーバーがあります。
24啓明学院前島キャンプ
       &ヨット
前方の前島の上に見えている施設は啓明学院(神戸市須磨区)のキャンプ場です。海にはヨットも見えました。近くには西日本最大級の牛窓ヨットハーバーがあります。
25城ヶ鼻の前島灯台
牛窓本町の海岸堤防から対岸の城ヶ鼻の前島灯台までは、340mほどしか離れていません。牛窓の町と前島の間のこの水路は、牛窓瀬戸と呼ばれています。
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25城ヶ鼻の前島灯台
牛窓本町の海岸堤防から対岸の城ヶ鼻の前島灯台までは、340mほどしか離れていません。牛窓の町と前島の間のこの水路は、牛窓瀬戸と呼ばれています。
26前島大坂築城残石群?
前島には、江戸時代(1620年〜1629年)に再建された大阪城の石垣用の石を切り出す石切丁場の遺跡が残されています。一般に前島大坂城築城残石群と呼ばれ、A地区からD地区まで確認されています。
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26前島大坂築城残石群?
前島には、江戸時代(1620年〜1629年)に再建された大阪城の石垣用の石を切り出す石切丁場の遺跡が残されています。一般に前島大坂城築城残石群と呼ばれ、A地区からD地区まで確認されています。
27天神山古墳
天神山の山頂尾根を加工して築造された墳長85メートルの前方後円墳です。出土した埴輪や墳形の特徴から4世紀中葉から後半の古墳で、牛窓湾を取り囲むように分布する5基の前方後円墳のうち、最初に築造された古墳だと考えられています。古墳の周囲に道がありますが、かなり荒れているそうです。
27天神山古墳
天神山の山頂尾根を加工して築造された墳長85メートルの前方後円墳です。出土した埴輪や墳形の特徴から4世紀中葉から後半の古墳で、牛窓湾を取り囲むように分布する5基の前方後円墳のうち、最初に築造された古墳だと考えられています。古墳の周囲に道がありますが、かなり荒れているそうです。
28サザンカ
望洋亭<写真23>の周辺に何本も白い花の咲いたサザンカがあり、ちょうど見頃でした。振り返ると牛窓オリーブ園の展望台があるオリーブショップの緑色の屋根が小さく見えていました。
28サザンカ
望洋亭<写真23>の周辺に何本も白い花の咲いたサザンカがあり、ちょうど見頃でした。振り返ると牛窓オリーブ園の展望台があるオリーブショップの緑色の屋根が小さく見えていました。
29万葉の歌碑&前島
海岸まで下りてきました。歌碑には「牛窓の 波の潮騒 島響(とよ)み 寄さへし君に 逢はずかもあらむ」と記されています。牛窓の波が立って潮騒が島を響かせるように噂高く言い寄り続けたあなたに(このまま)逢わずにいることでしょうかという内容です。あれほど言い寄ってきた男がもう会いに来なくなり、このまま自然消滅させられそうな恋を嘆いたものです。ちなみに、牛窓は「恋人の聖地」に認定されています。もう少し幸せそうな恋の歌があればよかったのですが・・・
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29万葉の歌碑&前島
海岸まで下りてきました。歌碑には「牛窓の 波の潮騒 島響(とよ)み 寄さへし君に 逢はずかもあらむ」と記されています。牛窓の波が立って潮騒が島を響かせるように噂高く言い寄り続けたあなたに(このまま)逢わずにいることでしょうかという内容です。あれほど言い寄ってきた男がもう会いに来なくなり、このまま自然消滅させられそうな恋を嘆いたものです。ちなみに、牛窓は「恋人の聖地」に認定されています。もう少し幸せそうな恋の歌があればよかったのですが・・・
30牛窓断層帯地層群
歌碑<写真29>のすぐ北の崖です。この断層面は堆積岩の砂岩や頁岩(けつがん)などと、火成岩の花崗岩とが交互に接し、同じ位置関係が三ヶ所に並列状態に繰り返してある様子が観察できます。写真左側は妙に粒が大きかったので、風化した花崗岩かもしれません。右側は頁岩でしょうか。
30牛窓断層帯地層群
歌碑<写真29>のすぐ北の崖です。この断層面は堆積岩の砂岩や頁岩(けつがん)などと、火成岩の花崗岩とが交互に接し、同じ位置関係が三ヶ所に並列状態に繰り返してある様子が観察できます。写真左側は妙に粒が大きかったので、風化した花崗岩かもしれません。右側は頁岩でしょうか。
31牛窓断層帯地層群全景
この地層群は堆積岩が形成された後起こった変動で断層ができ、斜めに強い力がかかったため直立し、さらに、この堆積層の間に花崗岩が入り込んでこの並列状の珍しい構造になったと考えられています。
31牛窓断層帯地層群全景
この地層群は堆積岩が形成された後起こった変動で断層ができ、斜めに強い力がかかったため直立し、さらに、この堆積層の間に花崗岩が入り込んでこの並列状の珍しい構造になったと考えられています。
32亀山2号墳
牛窓神社の鳥居をくぐり、雑木林に入って探しました。開口部の正面に来ないと気が付かない古墳です。
32亀山2号墳
牛窓神社の鳥居をくぐり、雑木林に入って探しました。開口部の正面に来ないと気が付かない古墳です。
33亀山2号墳石室
中に入ってみました。奥行きは4m近いそうですが、もっと狭く感じました。石の間に粘土が塗り込まれています。
33亀山2号墳石室
中に入ってみました。奥行きは4m近いそうですが、もっと狭く感じました。石の間に粘土が塗り込まれています。
34亀山2号墳石室内部より
古墳の内部より外を覗いてみました。入口はかなり狭く、上着の肩がこすれるほどです。内部の動画も撮ってみました。
34亀山2号墳石室内部より
古墳の内部より外を覗いてみました。入口はかなり狭く、上着の肩がこすれるほどです。内部の動画も撮ってみました。
35ドウダンツツジ
ドウダンツツジ、ツツジの仲間、サザンカの植え込みがアスファルト道沿いに続いていました。辛うじて紅葉が残っていました。
35ドウダンツツジ
ドウダンツツジ、ツツジの仲間、サザンカの植え込みがアスファルト道沿いに続いていました。辛うじて紅葉が残っていました。
36ビワの花
ビワの花がもうすぐ旬の時期を迎えそうでした。ここから2分程でオリーブ園内に入ったようですが、特に門扉や標識はありませんでした。
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36ビワの花
ビワの花がもうすぐ旬の時期を迎えそうでした。ここから2分程でオリーブ園内に入ったようですが、特に門扉や標識はありませんでした。
37レモン
さすが柑橘系の植物が豊富なオリーブ園です。レモンはこの1本だけでしたが、ミカンは小さな畑がありました。
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37レモン
さすが柑橘系の植物が豊富なオリーブ園です。レモンはこの1本だけでしたが、ミカンは小さな畑がありました。
38阿弥陀山47号墳
開口部がほとんど隠れていましたが、盛り上がり方ですぐに古墳とわかりました。これはロープの囲いも「古墳」の札もありませんでした。
38阿弥陀山47号墳
開口部がほとんど隠れていましたが、盛り上がり方ですぐに古墳とわかりました。これはロープの囲いも「古墳」の札もありませんでした。
39阿弥陀山47号墳石室
石室内はきれいに石が敷き詰められていました。高さは2.1mだそうです。
39阿弥陀山47号墳石室
石室内はきれいに石が敷き詰められていました。高さは2.1mだそうです。
40阿弥陀山46号墳
天井石が平らで見事でした。これも囲いも札もありませんでしたが、開口部周辺はきれいにしてありました。
40阿弥陀山46号墳
天井石が平らで見事でした。これも囲いも札もありませんでしたが、開口部周辺はきれいにしてありました。
41阿弥陀山46号墳石室
奥壁の石が魚が上下に並んでいるように見えました。下の方は埋もれており、もっと高さがあったようです。
41阿弥陀山46号墳石室
奥壁の石が魚が上下に並んでいるように見えました。下の方は埋もれており、もっと高さがあったようです。
42佐竹徳アトリエ清風亭
佐竹徳画伯は、自身に影響を与えたセザンヌの絵画に描かれた地中海の風景を思い起こさせる牛窓の赤い土とオリーブの青みがかった緑、光溢れる瀬戸内の景観を愛し、赤屋根と呼ばれているこのアトリエで創作活動を続けました。
42佐竹徳アトリエ清風亭
佐竹徳画伯は、自身に影響を与えたセザンヌの絵画に描かれた地中海の風景を思い起こさせる牛窓の赤い土とオリーブの青みがかった緑、光溢れる瀬戸内の景観を愛し、赤屋根と呼ばれているこのアトリエで創作活動を続けました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 牛窓には何度か来たことがありましたが、今までは港町というイメージでした。「日本のエーゲ海」と言われる風光明媚なところで、背後の丘陵にはオリーブをたくさん植えてあります。山が多く、平地は海に面したほんの狭い地域です。
 
 今回は水田の少ない地域に古墳群があるという牛窓古墳ミステリーを探求すべく、阿弥陀山(三角点名:牛窓山)を散策しました。牛窓の街を取り囲むように、黒島<写真11>の黒島古墳、天神山古墳<写真27>など、5つの大きな前方後円墳があります。これらの前方後円墳は4世紀から6世紀にかけての牛窓首長の墓として順番に築かれたのかもしれません。
 そして、今回のコースの起点にもなった阿弥陀山(牛窓山)だけでも、約50基の円墳があるようです。その中の7基を見ることができました。さすがに人目につきやすい場所にある古墳には立ち入り禁止の札があり、ロープが張られていたので、石室内に入ることができませんでしたが、人が来ない場所にある古墳は石室内に入ることもできました。冬に近づくにつれ、古墳の露出度が高まってきますので、古墳探しが楽しくなります。まるで宝探しゲームのような感覚です。

 古墳以外にも柑橘系植物、八間岩などの奇岩、そして、瀬戸内海の美しい景観を楽しむことができました。


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