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Yamareco

記録ID: 103533
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山滑走
妙高・戸隠・雨飾

小谷 奉納山BC

2011年03月05日(土) [日帰り]
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nakaji その他2人
GPS
07:15
距離
4.7km
登り
844m
下り
844m

コースタイム

0945 県道押立沢地点スタート 760m
1300 地図上1365m
1345 奉納山山頂着 1510m
1410 滑走開始
1510 押立沢 滝地点(登り返し)
1700 県道押立沢地点ゴール 760m
天候 晴 しかも高温
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道114号を小谷温泉方面に進み、いくつかスノージェットを出たすぐに押立沢の橋がある。橋手前に除雪車用の車廻しのスペースがあるのでそこに駐車した。頻繁に除雪作業が行われる時は使えるか不明。
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト : スキー場には設置していない。届けは新潟県警への提出を
http://www.pref.nagano.jp/police/sangaku/sangaku.htm


◆ルート状況
1.県道押立沢地点〜地図上1365m
・沢を詰めず、スグに尾根に取り付き登り続ける。地図上1365m地点まで急な斜面を登り続ける事になる。この日、表面はクラストしていたが非常にシールと相性が良く歩行し易かったが、スノーシューの他のメンバーは相当難儀していた。新雪ラッセルの場合はシールでも難儀するので普段のハイクに比べ時間を要しそう。
・尾根を延々登るのでルートロストの危険は低い。
・クライマーズレフトは崩落地形が多いので注意が必要
2.地図上1365m〜山頂
・特に危険な箇所は無い
3.山頂〜押立沢 滑走
・上部〜ノドは40度前後の快適なボール地形を滑る事になる。方位も北面な為、雪の状態は良かった。
・ノド〜下部はスキーヤーズレフトに崩落地を見ながらの滑走になる。
 結果論だが、ノド以降の滑走は控えた方が良い。雪崩易い地形であり、かつ、エスケープルートが見当たらなかった。
4.押立沢
・左右に崩落地形を確認できた。この日もスキーヤーズライトの南面は小規模な湿雪雪崩が頻発。レフトも前日以前に発生した湿雪雪崩跡あり。危険地帯だと思う。
・標高950m付近に滝マークがあるが、この日既に滝が出ていた。危険。
5.滝からの北斜面登り返し&トラバース
 実は滝まで来てしまったらエスケープルートは無いに等しい。
 南面は湿雪雪崩が頻発しており、北面は前日以前の湿雪雪崩跡。滑って来たルートも雪崩地形の為八方塞がりとなったが、この中で一番危険度が低い(低いであろう)北斜面を登り返して登ってきた尾根方面にトラバースしていった。登り返した斜面も、その後のトラバースした斜面も全て崩落地であったため、通常時は先ず通過をおすすめしない。
こんな感じの尾根を登ります
2011年03月06日 10:17撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 10:17
こんな感じの尾根を登ります
登り易そうに見えるが、、、
2011年03月06日 12:06撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 12:06
登り易そうに見えるが、、、
結構急な箇所が多いです。全体的にも急ですね、、
2011年03月05日 10:39撮影 by  CX3 , RICOH
3/5 10:39
結構急な箇所が多いです。全体的にも急ですね、、
山頂から見た堂津山かな?ここ滑れるのかな?
2011年03月06日 13:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 13:43
山頂から見た堂津山かな?ここ滑れるのかな?
おっと素顔出してしまった。ふけ顔ですみません。
2011年03月06日 13:44撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
3/6 13:44
おっと素顔出してしまった。ふけ顔ですみません。
北面エントリー。最初の薮を過ぎるとオープンになります。
2011年03月06日 14:14撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 14:14
北面エントリー。最初の薮を過ぎるとオープンになります。
こんな感じ
2011年03月06日 14:14撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 14:14
こんな感じ
上部はこんな感じで雪よかった
2011年03月05日 13:16撮影 by  CX3 , RICOH
1
3/5 13:16
上部はこんな感じで雪よかった
滝に遭遇した後の危険な崩落地の登り返し途中に滝方面を撮影
2011年03月06日 15:45撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 15:45
滝に遭遇した後の危険な崩落地の登り返し途中に滝方面を撮影
同じく。遠くには雨飾山。。。
2011年03月06日 15:45撮影 by  DSC-HX5V, SONY
3/6 15:45
同じく。遠くには雨飾山。。。

感想

高温が約束された3月5日(日)、どこにいこうか悩んだ。。
前日のトレースでギタギタ必至。八方、五竜、小日向、栂池、、、どこもダメだな。
ならば限りなくマイナーな山を選ぶ事に。よって数日前から話してた通り、記録が少ない奉納山(ぶのうさん)1910mを選択。
地形図を見ても北面滑走をメインに考えれそう(これが間違い)なので、標高低い割に雪も楽しめそうじゃの〜。

9時45分登り出しという遅いスタートだったが気合い入れて登る事に

地形図で確認した限りでは延々急登です。
そして実際は、、、
急登です><

雪が悪いの必至だった為、シール歩行はそうとう難儀すると想定していたけど、意外と結合が宜しくサクサク登れた。その代わり、スノーシューの他のメンバーは相当難儀していた。頑張れ〜♪

あんまし飛ばしても、間隔が開いてしまうだけなんでゆーくり登る。そう汗もかかないペースで。
ラクチン。
(彼らは、汗だく)
ムフ。

予定してた時刻ギリギリのラインで何とか山頂着。
さて、滑りますか。

北面滑り出すと、若干重いがナイスパウダー!!!
いや〜この条件下でこの雪ヤバスー!
ナイスです。

ノド過ぎたアタリから雪は腐り、巨大アンモナイトが大量発生(汗)。
地形図上、崩落地形が点在する中、安全な斜面をつないでトラバースして行く予定だったが、予定より高度を下げ過ぎて押立沢ボトムに出る事に。。。でも横切れる地形なかったんだよな〜〜。
まあいいや。左右から雪崩の危険はあるけど、沢詰めましょう〜
デブリ小祭り気味でスノーボーダーには辛そう。

安全に滑り進めて
ハテ??

「ザーザザザーッ・・・」
(って聞こえる)

ハテ???
地形図見る。
???
もしやこの滝出てる?

ちょっと見て来ます。

(ヤバス。。)

滝、もろ出てて通過困難ッス。。。
ザイルあればなんとかなったかもしれんが
今日は何と何もナス。
この状態で進めばかなりの確率で滝壺ドボン。

どうする。この時既に15時。。
考えられるルートは4つ
1滝をジャンプ → ほぼ不可能
2滑った沢を登り返す → 長時間要。おまけに崩落地&ノド&沢を登らなくてはいけない
3スキーヤーズレフトの北面を登り返しそのままトラバース → ガチ崩落地。前日までの湿雪雪崩跡あり。
4スキーヤーズライトの南面を登り返し、滝下にでる →ガチ崩落地。雪は割れ、今まさに湿雪雪崩中。

どれも危険ではあるが、3を選択。
沢底から崩落地を100m程の急登。そこからトラバースをするが、雪が割れててかなり危険。おちたらまず出れない。
なんとか繋がってるところを探してクリア。
その後も延々崩落地のギリギリのトラバース。。
幸か不幸か、トラバースを行った時間帯が16時頃という遅い時間だったため、いい具合で雪が安定してくれてた。




----

結果的に、何とか無事に降りて来れたが(条件次第だが)オススメしないルートとなってしまった。
奉納山は、最初北面を滑ったら登り返して登って来た尾根若しくは尾根から南面を条件のいい時に滑るのがよいと思う。


※どなたか、奉納山から北面を滑り、滝をクリアして滑られた方いらっしゃいますか?
いらっしゃったら是非攻略方法を教えて下さい。

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