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Yamareco

記録ID: 1039271
全員に公開
アイスクライミング
八ヶ岳・蓼科

アイス初め:八ヶ岳「広河原沢右俣&クリスマスルンゼ」

2017年01月07日(土) 〜 2017年01月08日(日)
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mizuki その他2人

コースタイム

【1月7日・土】
首都圏5:20〜7:55船山十字路(テント設営)8:25→9:22広河原沢二俣→11:00右俣出合→11:50・7mCS滝→13:00阿弥陀岳南鐐P2下13:40→14:20アオナギ→16:00船山十字路

【1月8日】
船山十字路6:10→「クリスマスルンゼ大滝」&「ポストクリスマスルンゼ」13:00→15:30船山十字路
天候 7日:晴れ
8日:曇、午後から雪
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
船山十字路:10台ほど
【1月7日】
2日目予定の右俣本谷を、お天気の約束されている今日、やる事に。右俣本谷を登り、分岐を見下ろします。
【1月7日】
2日目予定の右俣本谷を、お天気の約束されている今日、やる事に。右俣本谷を登り、分岐を見下ろします。
氷の回廊が続きます。例年に比較すると降雪量が少ないので、凍った河床が露出。ラッセルの苦労が無いのがラッキー!
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氷の回廊が続きます。例年に比較すると降雪量が少ないので、凍った河床が露出。ラッセルの苦労が無いのがラッキー!
Sちゃん。メンバーの力量が揃っているので、全ての氷瀑をフリーソロで越えてきました。
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Sちゃん。メンバーの力量が揃っているので、全ての氷瀑をフリーソロで越えてきました。
振り返ると、木曽御嶽山が、真っ白な頂を青空にもたげていました。
振り返ると、木曽御嶽山が、真っ白な頂を青空にもたげていました。
更に右俣本谷を詰めます。ゴルジュ帯を登るmizuki
2017年01月07日 11:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/7 11:12
更に右俣本谷を詰めます。ゴルジュ帯を登るmizuki
後続するSちゃん。
2017年01月07日 11:17撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/7 11:17
後続するSちゃん。
今日、入るのは私達が初めて。トレースは私達がつけたものです。
2017年01月07日 11:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/7 11:36
今日、入るのは私達が初めて。トレースは私達がつけたものです。
巨大な岩の下を通り抜けていくと・・・→
2017年01月07日 11:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/7 11:46
巨大な岩の下を通り抜けていくと・・・→
・・・→右俣本谷7mCSの滝。船山十字路を8:25に出発。ここで11:40です。阿弥陀岳南鐐に抜ける事にしました。ここは、ロープを使って越えました。準備をするS氏。
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・・・→右俣本谷7mCSの滝。船山十字路を8:25に出発。ここで11:40です。阿弥陀岳南鐐に抜ける事にしました。ここは、ロープを使って越えました。準備をするS氏。
7mCS滝を登るmizuki
2017年01月07日 12:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
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1/7 12:21
7mCS滝を登るmizuki
7mCSの上から左岸の尾根を詰めて、阿弥陀南稜P2下に登りあげました。権現岳が綺麗です。
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7mCSの上から左岸の尾根を詰めて、阿弥陀南稜P2下に登りあげました。権現岳が綺麗です。
阿弥陀南稜:青ナギから阿弥陀岳奥壁を振り返ります。茶色い岩と真っ白な雪、そして紺碧の青空・・・、私はこの景色が一番好きです。
2017年01月07日 14:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
1/7 14:20
阿弥陀南稜:青ナギから阿弥陀岳奥壁を振り返ります。茶色い岩と真っ白な雪、そして紺碧の青空・・・、私はこの景色が一番好きです。
船山十字路に戻って来ました。緑のテントがお留守番。今晩はここで幕営。
船山十字路に戻って来ました。緑のテントがお留守番。今晩はここで幕営。
【1月8日】
今日は昼からまとまった降雪予報。いつでも終われるよう、「クリスマスルンゼ」付近の氷瀑を登ります。朝6:10に船山十字路発。広河原沢の右俣と左俣の二俣到着。
【1月8日】
今日は昼からまとまった降雪予報。いつでも終われるよう、「クリスマスルンゼ」付近の氷瀑を登ります。朝6:10に船山十字路発。広河原沢の右俣と左俣の二俣到着。
右俣本谷の入口。この先、左岸からクリスマスルンゼが落ち込んでいます。
右俣本谷の入口。この先、左岸からクリスマスルンゼが落ち込んでいます。
これがクリスマスルンゼの大滝60mです。既に、クライマーで混み合ってます。中間部の緩傾斜帯で1ピッチ目を切り、2ピッチ目のヴァーティカル・アイスヘ継続します。
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これがクリスマスルンゼの大滝60mです。既に、クライマーで混み合ってます。中間部の緩傾斜帯で1ピッチ目を切り、2ピッチ目のヴァーティカル・アイスヘ継続します。
中間部のビレイポイントです。支点は先行パーティーが使ってますので・・・→
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中間部のビレイポイントです。支点は先行パーティーが使ってますので・・・→
・・・→私達は、アイススクリューで氷に支点を作ります。
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・・・→私達は、アイススクリューで氷に支点を作ります。
2ピッチ目を登るS氏。確実なクライミングでさっさと登ってしまいます。
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2ピッチ目を登るS氏。確実なクライミングでさっさと登ってしまいます。
2ピッチ目の終了点は落ち口の氷で固められた倒木。
全員が登りあげて、懸垂下降。
2ピッチ目の終了点は落ち口の氷で固められた倒木。
全員が登りあげて、懸垂下降。
お次は、対岸に流れ込む「ポストクリスマスルンゼ」。1ピッチ目終了点から見上げると、正面10mの直瀑に先行Pが取り付いています。
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お次は、対岸に流れ込む「ポストクリスマスルンゼ」。1ピッチ目終了点から見上げると、正面10mの直瀑に先行Pが取り付いています。
直瀑下で順番を待ちますが、1時間近く待っても先行pが登れません。雪が強くなってきましたので、ここから懸垂下降。
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直瀑下で順番を待ちますが、1時間近く待っても先行pが登れません。雪が強くなってきましたので、ここから懸垂下降。
帰路、小淵沢ICでは係員のタイヤチェック。スタッドレスタイヤ非装着車は高速に入れません。乗り上げると、3車編成の除雪隊が先行。時速30km。追い越し禁止です。
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帰路、小淵沢ICでは係員のタイヤチェック。スタッドレスタイヤ非装着車は高速に入れません。乗り上げると、3車編成の除雪隊が先行。時速30km。追い越し禁止です。

感想

・今年のmizukiアイスは1月スタートにした。今回がアイス初め。
・久々に、八ヶ岳:広河原沢右俣に入る事に。計画では初日にクリスマスルンゼ付近の氷瀑。2日目に広河原沢右俣本谷のアルパインアイスルートに出る予定だったが、8日は昼過ぎから降雪予報。
・そこで、急遽、入れ替えて初日に右俣本谷に出る事に。
・再上部の7mCS滝で12:00のタイムリミットを設定。時間切れの場合は同ルート下降。間に合えば、そのまま阿弥陀岳南稜に詰めあがって南稜経由で船山十字路へ戻る。

【1月7日】
・首都圏を5:20に出発。船山十字路に7:50頃到着。既に駐車スペースは満車。アイスやバリエーションルートが多数派生しており、その終起点なので仕方がない。何とかスペースを見つけて停める。
・付近の樹林帯の中にテント設営。2日間、ここから御出勤という訳!
・装備を整え、8:25、出発。
・二俣〜右俣本谷と進む。例年より降雪が少ないので、氷結した河床が露出しており、さざ波のひだを残す美しい氷の上を歩く。
・武藤返しのルンゼやクリスマスルンゼ、ポストクリスマスルンゼを過ぎて、右俣本谷の最後の大滝:7mCS滝下へ。11:50。今回のメンバーは力量が揃っているので、ここまでの氷瀑は全てフリーソロ。それが時短に繋がった。
・勿論、そのままGO!
・7mCS滝はロープを出す。落ち口の倒木でビレイ。登りあげて右前方に続く沢状を詰めるのが傾斜が無く楽そうだが、倒木とラッセルがひどそう。そこで、左岸の尾根上にルートを採る。
・樹林帯の急登をこなすと、頭上に光。阿弥陀岳南鐐p2下に出る。
・眼前に阿弥陀岳奥壁と南稜の最上部付近。その右に、赤岳〜朝日岳〜権現岳。この景色を見るために苦しい詰めをしてきたんだ、、、と思う瞬間!
・未だ13:00前。景色を堪能しながら休憩。後は、のんびり南稜を下って、船山十字路の我が家へ。

【1月8日】
・今日のメインは「クリスマスルンゼ大滝60m」。時間と天候の具合を見て「ポストクリスマスルンゼ」も。
・クリスマスルンゼは既にクライマーでいっぱい。順番待ちをして私達もスタート。中間の緩傾斜帯でスクリュー支点を作り1ピッチ目を切る。
・2ピッチ目は直瀑だが中央の凹角状を登るのが、傾斜を殺せて安全だ。
・私達が登った後からも、次々とクライマーがやって来て、氷瀑も滝下も、さながら満艦飾。
・まだ、時間があるので対岸の「ポストクリスマスルンゼ」へ。2Pで直瀑下へ。しかし、先行Pのリードが苦戦。1時間近く待ったが雪が降り始める。だんだん強くなるので、直瀑登攀をあきらめ懸垂下降。

・帰路の八巻き道路は一面の雪。前の車が突然スリップ。対向車線に突っ込み、橋の手すりをギリギリの間隔でかわしてまた私達の目の前に。私の車はスタッドレス&4駆なので、雪道ブレーキも効くが、そうでなかったらもらい事故になっただろう。
・小淵沢ICは入口で係員がタイヤチャック。ノーマルタイヤ装着車は高速に入れない。高速では、3車編成で除雪車隊が低速除雪走行。追い越せないので、時速30kmで後続。
・ポストクリスマスルンゼの直瀑を断念して正解であった。


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