ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1049555
全員に公開
ハイキング
赤城・榛名・荒船

考古学のさきがけ・岩宿遺跡と鹿田山丘陵散策

2017年01月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:51
距離
9.8km
登り
263m
下り
265m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:33
休憩
0:08
合計
3:41
13:36
8
岩宿遺跡駐車場
13:44
13:44
5
琴平山
13:49
13:55
10
琴平山展望台
14:05
14:07
20
国瑞寺
14:27
14:27
30
稲荷山
14:57
14:57
28
道帰り山
15:25
15:25
2
弥右衛門山
15:27
15:27
5
御嶽山
15:32
15:32
49
八王子山(雷電山)
16:21
15:32
56
岩宿博物館
16:28
岩宿遺跡駐車場
岩宿博物館はじっくり見学すると30分以上かかると思います。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岩宿遺跡前の駐車場に車を駐め、周回しました。
コース状況/
危険箇所等
鹿田山は東側が崖になっているので、不用意に近づかないようにしましょう。
琴平山から鹿田山へ向かう途中の県道69号(大間々世良田線)は歩道がなく、大型車の通行も多いので、車の往来には注意しましょう。
その他周辺情報 群馬県では現在、郷土の味「おっきりこみプロジェクト」を実施中。
県内117か店で食べられるマップを公開中です。
http://www.pref.gunma.jp/01/b0100152.html

コース途中にある「岩宿博物館」は、考古学に興味がある人なら必見です。
http://www.city.midori.gunma.jp/iwajuku/

博物館に隣接して「かたくりの湯」もあります。
http://www.city.midori.gunma.jp/www/contents/1000000000182/
群馬県おっきりこみプロジェクト協賛店、しかだ庵さんで郷土の味、おっきりこみを頂きます(^^)
2017年01月21日 13:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
26
1/21 13:06
群馬県おっきりこみプロジェクト協賛店、しかだ庵さんで郷土の味、おっきりこみを頂きます(^^)
下仁田ネギの天ぷら、甘くておいしかったよ
2017年01月21日 13:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
23
1/21 13:07
下仁田ネギの天ぷら、甘くておいしかったよ
食後の腹ごなしに里山丘陵を散策します
2017年01月21日 13:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 13:39
食後の腹ごなしに里山丘陵を散策します
登り始めて5分で到着、三等三角点の琴平山196m(^^;
2017年01月21日 13:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
12
1/21 13:44
登り始めて5分で到着、三等三角点の琴平山196m(^^;
最近県内の山でよく見かける標識が、ここにも掛かっていました
2017年01月21日 13:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/21 13:45
最近県内の山でよく見かける標識が、ここにも掛かっていました
いったん下って南側にある琴平山展望台へ
2017年01月21日 13:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 13:49
いったん下って南側にある琴平山展望台へ
国道50号の奥には茶臼山と八王子丘陵、静岡県の薩埵峠になかなか行けないので脳内で富士山と合成・・・爆
2017年01月21日 13:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/21 13:50
国道50号の奥には茶臼山と八王子丘陵、静岡県の薩埵峠になかなか行けないので脳内で富士山と合成・・・爆
大間々扇状地が南側に広がります
2017年01月21日 13:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 13:50
大間々扇状地が南側に広がります
麓まで降りて地元の名士、岡登景能公の墓(生地は旧児玉町、当地で代官に任命され岡登用水を拓きました)
2017年01月21日 14:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/21 14:05
麓まで降りて地元の名士、岡登景能公の墓(生地は旧児玉町、当地で代官に任命され岡登用水を拓きました)
水はけが良すぎて農業に適さない土地に水路を引いた偉業を疎まれ・・・時代変わっても人のいやらしい部分って変わらないんですね
2017年01月21日 14:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/21 14:05
水はけが良すぎて農業に適さない土地に水路を引いた偉業を疎まれ・・・時代変わっても人のいやらしい部分って変わらないんですね
特徴的な門のある黄檗宗国瑞寺は先ほどの岡登景能公の創建ですが、なんと我が家の母方の菩提寺だったりします
2017年01月21日 14:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/21 14:06
特徴的な門のある黄檗宗国瑞寺は先ほどの岡登景能公の創建ですが、なんと我が家の母方の菩提寺だったりします
法事等で来てもらうだけで初訪問となった国瑞寺、境内には所在ない感じの羅漢さんが数体、鎮座していました
2017年01月21日 14:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/21 14:07
法事等で来てもらうだけで初訪問となった国瑞寺、境内には所在ない感じの羅漢さんが数体、鎮座していました
ロウバイは今が見頃
2017年01月21日 14:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
14
1/21 14:12
ロウバイは今が見頃
畑の向こうに、これから向かう鹿田山が見えてきました
2017年01月21日 14:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 14:12
畑の向こうに、これから向かう鹿田山が見えてきました
先ほどの岡登景能公が築いた鹿の川沼、左に鹿田山・右に稲荷山
2017年01月21日 14:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 14:15
先ほどの岡登景能公が築いた鹿の川沼、左に鹿田山・右に稲荷山
そして真ん中には真っ白な赤城山と、帰りに立ち寄るつもりの岩宿博物館
2017年01月21日 14:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
1/21 14:15
そして真ん中には真っ白な赤城山と、帰りに立ち寄るつもりの岩宿博物館
切り通しから旧石器時代の石器が発見され、日本の考古学の歴史を塗り替えた岩宿遺跡に立ち寄ります
2017年01月21日 14:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/21 14:20
切り通しから旧石器時代の石器が発見され、日本の考古学の歴史を塗り替えた岩宿遺跡に立ち寄ります
発掘現場B区が保存され、当時は石器が出るとは考えられていなかった関東ローム層をガラス越しに見ることができます
2017年01月21日 14:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/21 14:21
発掘現場B区が保存され、当時は石器が出るとは考えられていなかった関東ローム層をガラス越しに見ることができます
道の反対側が発掘現場A区です
2017年01月21日 14:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 14:21
道の反対側が発掘現場A区です
太平洋戦争から復員してすぐに石器を発見したアマチュア研究家、相沢忠洋の像が建っています
2017年01月21日 14:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/21 14:22
太平洋戦争から復員してすぐに石器を発見したアマチュア研究家、相沢忠洋の像が建っています
付近一帯は国史跡として保護され、早春にはカタクリやアズマイチゲ、アマナなどが咲き乱れます
2017年01月21日 14:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 14:22
付近一帯は国史跡として保護され、早春にはカタクリやアズマイチゲ、アマナなどが咲き乱れます
発掘現場A区の右手から稲荷山に登ります
2017年01月21日 14:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:23
発掘現場A区の右手から稲荷山に登ります
こちらも5分で稲荷山191m
2017年01月21日 14:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
1/21 14:27
こちらも5分で稲荷山191m
お稲荷さんのお社が建っています
2017年01月21日 14:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 14:27
お稲荷さんのお社が建っています
気持ちのいい稜線からあっという間に急な北斜面、春になるとここにカタクリなどが咲きます
2017年01月21日 14:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 14:29
気持ちのいい稜線からあっという間に急な北斜面、春になるとここにカタクリなどが咲きます
保育園の庭には昨日降った雪がまだ一面に残っています
2017年01月21日 14:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 14:31
保育園の庭には昨日降った雪がまだ一面に残っています
日当たりのいい場所には日本スイセン、穏やかな立地状況は古代人でなくても住み心地がよさそうです
2017年01月21日 14:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/21 14:32
日当たりのいい場所には日本スイセン、穏やかな立地状況は古代人でなくても住み心地がよさそうです
青空にロウバイ、風のある寒い日ですが、冬らしいすがすがしさがあります
2017年01月21日 14:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
28
1/21 14:37
青空にロウバイ、風のある寒い日ですが、冬らしいすがすがしさがあります
テクテク歩いて鹿田山、車道脇に建つ案内板の先を右手に入り、まずは道帰り山(どうかえりやま)に登ります
2017年01月21日 14:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 14:46
テクテク歩いて鹿田山、車道脇に建つ案内板の先を右手に入り、まずは道帰り山(どうかえりやま)に登ります
全部で305段ある石段を上がります
2017年01月21日 14:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:49
全部で305段ある石段を上がります
見晴らしがいいという琴平宮のある建岩211m
2017年01月21日 14:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:52
見晴らしがいいという琴平宮のある建岩211m
他の稜線よりはマシですが視界はこの程度・汗(大間々方面)
2017年01月21日 14:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:52
他の稜線よりはマシですが視界はこの程度・汗(大間々方面)
こちらは桐生方面、右端にあるこんもりしたのが吾妻山
2017年01月21日 14:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:52
こちらは桐生方面、右端にあるこんもりしたのが吾妻山
こちらは赤城山、それにしてもこの建岩周辺はいっぱしの崖、岩場で標高以上に高く感じられます
2017年01月21日 14:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:53
こちらは赤城山、それにしてもこの建岩周辺はいっぱしの崖、岩場で標高以上に高く感じられます
しばらくダラダラ上がると二つの祠がある道帰り山235m、旧笠懸町の最高峰です
2017年01月21日 14:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 14:57
しばらくダラダラ上がると二つの祠がある道帰り山235m、旧笠懸町の最高峰です
奥には三角点が藪に埋もれてありました
2017年01月21日 14:58撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 14:58
奥には三角点が藪に埋もれてありました
道は北に延びていますが、このまま行くと麓に降りてしまうので引き返します
2017年01月21日 14:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 14:59
道は北に延びていますが、このまま行くと麓に降りてしまうので引き返します
養護学校のある斜面、気持ちのいい疎林帯ですが、こちらも日陰は残雪
2017年01月21日 15:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 15:06
養護学校のある斜面、気持ちのいい疎林帯ですが、こちらも日陰は残雪
畑の奥には先ほど登った道帰り山(右)と赤城山(左)
2017年01月21日 15:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 15:11
畑の奥には先ほど登った道帰り山(右)と赤城山(左)
高原状の斜面ではブロッコリーの収穫中でした
2017年01月21日 15:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/21 15:11
高原状の斜面ではブロッコリーの収穫中でした
鹿田山フットパスの標識が建つ交差点を左折
2017年01月21日 15:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 15:12
鹿田山フットパスの標識が建つ交差点を左折
庚申塔があちこちに建っていました
2017年01月21日 15:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 15:12
庚申塔があちこちに建っていました
周辺は里山保護プロジェクトで整備されていました
2017年01月21日 15:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 15:16
周辺は里山保護プロジェクトで整備されていました
清水新沼には水鳥たち
2017年01月21日 15:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 15:17
清水新沼には水鳥たち
ウッドチップの敷かれた気持ちのいい道で、お決まりの足長おじさん画像をパシャリ
2017年01月21日 15:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/21 15:19
ウッドチップの敷かれた気持ちのいい道で、お決まりの足長おじさん画像をパシャリ
左に回り込み展望の丘、北西方面がよく見渡せます
2017年01月21日 15:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 15:21
左に回り込み展望の丘、北西方面がよく見渡せます
榛名山もうっすら見えましたが、写真だと分からないですね・汗
2017年01月21日 15:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 15:21
榛名山もうっすら見えましたが、写真だと分からないですね・汗
ここからはウネウネとした尾根歩き、まずは弥右衛門山233m
2017年01月21日 15:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 15:25
ここからはウネウネとした尾根歩き、まずは弥右衛門山233m
すぐに御嶽山229m
2017年01月21日 15:27撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
1/21 15:27
すぐに御嶽山229m
木々の隙間から電波塔のある茶臼山(奥)と、先ほど登った琴平山(手前)が見えました
2017年01月21日 15:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 15:29
木々の隙間から電波塔のある茶臼山(奥)と、先ほど登った琴平山(手前)が見えました
赤城山もずいぶんと雪雲が取れ、ひときわ白い黒檜山が見えます
2017年01月21日 15:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 15:29
赤城山もずいぶんと雪雲が取れ、ひときわ白い黒檜山が見えます
最後は八王子山(通称・雷電山)232m
2017年01月21日 15:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
7
1/21 15:32
最後は八王子山(通称・雷電山)232m
雷電様がいる場所への標識がありましたがどこだか分からず、足下にある残雪を夕陽が赤く染めます
2017年01月21日 15:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 15:35
雷電様がいる場所への標識がありましたがどこだか分からず、足下にある残雪を夕陽が赤く染めます
尾根伝いに兔山まで行けるはずですが、道は藪に消えるらしいので向かいません
2017年01月21日 15:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 15:37
尾根伝いに兔山まで行けるはずですが、道は藪に消えるらしいので向かいません
斜めに降りる道で下界へ、みどり病院前で道なりに岩宿遺跡方面へ戻ります
2017年01月21日 15:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
1/21 15:37
斜めに降りる道で下界へ、みどり病院前で道なりに岩宿遺跡方面へ戻ります
道すがらにあった弘法の爪引観音さま、昭和10年の風害時に麓を守ってくれたということで、篤く信仰されています
2017年01月21日 15:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 15:46
道すがらにあった弘法の爪引観音さま、昭和10年の風害時に麓を守ってくれたということで、篤く信仰されています
岩宿遺跡をしっかりと見学後、夕焼けの鹿田山(左)と博物館
2017年01月21日 16:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 16:21
岩宿遺跡をしっかりと見学後、夕焼けの鹿田山(左)と博物館
敷地内には復元住居、こちらはマンモスの骨でできたウクライナの古い遺跡
2017年01月21日 16:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
1/21 16:22
敷地内には復元住居、こちらはマンモスの骨でできたウクライナの古い遺跡
みゃーみゃーとよく鳴くネコちゃんが二匹
2017年01月21日 16:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
12
1/21 16:22
みゃーみゃーとよく鳴くネコちゃんが二匹
こちらは日本の復元住居
2017年01月21日 16:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
1/21 16:22
こちらは日本の復元住居
広場に面して人懐っこそうなワンコ、構ってあげなかったら吠えられました・笑
2017年01月21日 16:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
1/21 16:23
広場に面して人懐っこそうなワンコ、構ってあげなかったら吠えられました・笑
日暮れが少しだけど遅くなりましたね・・・
2017年01月21日 16:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
1/21 16:24
日暮れが少しだけど遅くなりましたね・・・
相沢忠洋氏が見つめる先には、夕陽に染まる岩宿遺跡の切り通し
2017年01月21日 16:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
1/21 16:25
相沢忠洋氏が見つめる先には、夕陽に染まる岩宿遺跡の切り通し
トイレのある岩宿遺跡駐車場に戻ってきました(この駐車場からもたくさんの石器が発掘されたのだそうです)
2017年01月21日 16:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
1/21 16:26
トイレのある岩宿遺跡駐車場に戻ってきました(この駐車場からもたくさんの石器が発掘されたのだそうです)

感想

会社の健康診断で引っかかり再検査の土曜日。運動と食事、ストレスため込まないことが改善の秘訣ですね・・・などと諭されるも、週末ごとによく歩いているつもりだし、平日にも運動するには仕事やめるか、要介護の年寄りがいなくなるしか術なし。

いろいろと考えていると余計ストレスがたまりそうなので、今日も午後から里山ハイク。短時間で終わる近場ということで、新ハイキング2月号に掲載されていた、群馬県みどり市(旧笠懸町)の遺跡と里山を巡る散策に出掛けることにしました。

笠懸の旧市街は母の実家がある場所。子どもの頃から鹿の川沼のほとりで桜を見たり、近くの琴平山や鹿田山を麓から眺めたりしていました。里山はわざわざ登るものじゃないと子ども心に思っていましたが、なんとなく気になっていた丘陵地帯です。

そしてこの地を有名にしたのが、なんといっても岩宿遺跡。それまで神代の時代より前に人が住んでいたはずがないとされていた日本で、アマチュアの研究者が独力で旧石器時代の石器を発見したということで、教科書にも取り上げられた場所です。

その石器が発見された切通しに面した駐車場(ここも後にたくさんの石器が発掘されます)に車を置き、まずは南側にある琴平山をぐるりと一周。里山ながらいっぱしの岩場もあり、見晴らしのいい展望台からは大間々扇状地が一望できます。

その水はけが良すぎる扇状地を農地に変えた立役者、岡登景能公の墓が麓の国瑞寺にあります。旧児玉町の稲沢ハイキングコースの近くに生まれ、当地で代官に任命されるも華々しい功績を疎まれ、自決に追い込まれたという悲劇の人でもあります。

その岡登景能公が築いた鹿の川沼の脇を北上し、稲荷山を経て、鹿田山へ。東側から見るとかなりの急斜面で、北にある道帰り山から南の雷電山まで繋がって見えますが、山頂は馬蹄形のたおやかな尾根が連なり、西側に緩斜面を広げています。

視界は低木に遮られよくありませんが、西側からの遊歩道が整備され、地元民憩いの山となっていました。夕日の射す落葉樹の林を歩く散歩犬たちを愛でながら麓に降り、最後は岩宿博物館で旧石器時代の石器文化がどう広がったのか学びました。

たった3時間に満たない里山ハイクですが、地元にいながらよく知らなかった歴史がたくさんあるのを実感しました。琴平山、稲荷山、御嶽山、雷電山、近くには庚申山や愛宕山、天神山と親しみ湧く里山だらけ。早春花目当てにまた再訪したいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1936人

コメント

医者は同じ様な事を言うものですね
yamaonseさん、おはようございます。

医者は同じ様な事を言うものですね。
仕事が忙しいとストレスが溜まりそれを解消するのに喫煙という方法も有りますがこれは健康に悪いので甘いものを食べてしまいますね。
スイーツはカロリーが高いし直ぐ中性脂肪が上がってしまいます。
レコの中に登場する下仁田葱の天ぷら、本当に美味しそう。まさかノンオイルで揚げた天ぷらではないでしょうし、塩は合うのですが1日8g以上摂取すると高血圧に繋がるとか。自覚症状がないのでつい生活習慣を変えられないかも知れませんね。

CACAO72をご存じですか。数か月前から甘いものを食べる代わりに食べていますが結構良さそうですよ。

Landsberg
2017/1/22 5:40
Re: 医者は同じ様な事を言うものですね
Landsbergさん、こんにちわ。
たしかにお医者さんの言うことは毎回一緒のような気がしますね
分かっちゃいるけどやめられない、体に良くないものほどおいしいし、
規則正しい生活なんてお勤めしているうちは無理だし、運動といっても
週末しか出来ない、そんなのが完璧に出来てたら世捨て人、仙人ですね
とはいいつつ、より一層食べる量を減らすとか、塩や糖分抑えるとか、
出来ることからしなきゃダメですね・・・反省
カカオ72は以前、ポリフェノールが流行ったときカカオ95で挑戦し、
あまりのクスリっぽさに撃沈した思い出が(笑)72ならおいしいかな。
2017/1/22 14:16
色んな見所が沢山。
yamaonseさん、こんばんは。

精力的にあちこち出かけて、良く歩き回っている
yamaonseさんが再検査とは意外です。

私も体質改善のために山歩きをしているようなものです。
ストレス改善には好きなことをやるのが一番ですね。

岩宿遺跡は学校で習った覚えがありますが、詳しくは忘れてしまいました。子供の頃、教わったことをまた再学習すれば脳年齢も若返るかもしれませんね。yamaonseさんのレコはそういった意味では勉強になって、とても助かっています。

旧石器時代の人たちはどんなストレスがあったのでしょう?
健康診断も再検査もないけど、食べ物の悩みはたぶんあったんでしょうね。
2017/1/22 21:48
Re: 色んな見所が沢山。
エルクさん、こんばんわ!年を重ねるごとに、両親のそれぞれの持病がひしひしと押し寄せてきて、遺伝の力に畏敬の念を感じざるを得ません(爆)何もしないよりはまだマシ、悪くなるのが少しでも遅くなればよいのかなと思って、ウォーキングを続けています

岩宿遺跡、改めて見学すると、分からないながらも奥が深いですね。古墳や万葉集の時代に繋がる、東と西、北と南の交差点が、群馬の地にはあったのだと思います。なお、2/3(金)にはNHKの歴史秘話ヒストリアで渋川金井遺跡の古代人が特集されるので必見です!

昔の人たちは病気の原因は分からなかったでしょうが、分からない分、自然への畏敬の念は強かったでしょうね。生きることに必死で悩んでる暇はなかった気もしますが、死生観は今と変わりなかったようにも感じられるし、人の営みって考えると面白いですね・・・
2017/1/23 0:56
遺跡と里山
こんばんは。
遅いコメント失礼します。

山に行った帰りによく通る道のそばにある岩宿遺跡。気になっていました。
それに里山プラスときたらもう行くしかないですね!素晴らしい群馬の里山レコです。
足利にも多い古墳もそうですが、遺跡と山の高みは昔の景色に繋がっているような気がします。
その時代を生きた人達と私達が見る景色は違っても、自然の景色の一部は繋がっているんじゃないかな。

普段ドカ食いをしている私も最近は気にして糖質の吸収を抑えるトクホを利用しています。
別のストレスがたまらないように、ハイキングを楽しみましょう〜。
2017/1/27 19:18
Re: 遺跡と里山
パイサイコさん、こんばんわ!旧笠懸町界隈の里山、わざわざ歩くには手近過ぎるし、でも以前から気に掛かっていたので、新ハイキング最新号に載ったのを見て、遺跡見学も兼ねて歩いてみました。距離的にはもっと歩きたいところですが、いい勉強ができました。

古墳もそうですが、歴史の息吹が感じられる場所で当時の人たちが見たものをそこに立って同じように眺め、考えたことに思いをはせると、時間は繋がっているんだぁ、って実感できます。景色も大きくは違わないだろうし、自分と景色が繋がっているようでいいですね。

どか食い、自分も昔は会社の若手で過食倶楽部、なるユニット作って活動してましたが、それも昔。食事抜くとこの時期は寒くて仕方ないし、食べると血糖値が一気に上がりそうだし、運動は週末しかできないしで、やっぱり別のストレスが溜まっちゃいそうです(爆)

今回のレコの山ですが、せっかくならお隣にある群馬百名山、茶臼山とセットにするとか、大間々町の旧市街や、昆虫の森まで歩くとかすると、充実感が得られそうです。レコでは撤退した兔山も藪漕ぎ体験できるし、拡張性はありそう。機会あればぜひ(^^)
2017/1/27 21:37
新ハイですね
yamaonse さん、こんばんは(^ ^)今回の岩宿遺跡のハイクは新ハイで読みまして面白そうだなあ、と思っていたところでした。岩宿遺跡は教科書に出ていましたね。私も数年前までは毎日が仕事と家庭内でストレスの連続でした。山歩きを始めてから毎週末が楽しくなり少しづつストレスが中和されるようになりました。要は心の在り方だと思っています。最近の行きつけは、東松山市の松山高校近くにあるニュー北見という定食屋。有名な唐揚げ定食をドカ食いしています。
2017/1/28 17:32
Re: 新ハイですね
yakidangoさん、こんばんわ!通好みのコースが多い新ハイ、岩宿遺跡界隈はどうコース取りしようか考えていましたが、あまりヤマレコにも記録はないのでまさに好都合でした。教科書にも出ていた岩宿遺跡は、あらためて見学すると凄い場所なんだなぁと実感しました。

そして再検査、やはり数値が要注意域らしく、運動もっとしろ、と言われました。週末ごとのウォーキングで気分転換していますが、運動は週2回以上、とか言われても実現不可能だし、なるべく食八分目とかで節制するしか、当面の対策はなさそうです(−−)

そして城レコですが、今日は嵐山町にある杉山城跡に行きました。見学後は、先々週に引き続き森林公園も訪問してしまい、最近は東松山方面付いています。ニュー北見、もうちょっと南側へ足を伸ばしたとき、唐揚げ定食食べに立ち寄ってみますね(^^)
2017/1/28 21:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら