【ラッセル敗退】八ヶ岳石尊稜改めて硫黄岳
- GPS
- 31:05
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 1,654m
- 下り
- 1,656m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:14
天候 | 21日 冬型から緩み 曇り時々雪のち晴れ 22日 寒冷前線の接近 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
12月に行った赤岳主稜の次のステップアップということで、石尊稜を目指すことにする。
21日 ラッセル敗退
お馴染みの中央道を回り込んで美濃戸口へ。
適当に準備をしていたら、南沢大滝に行くH岡さん、K口さんと大体一緒くらいになった。
美濃戸山荘で2人と分かれ、赤岳鉱泉へ向かう。samoaはなんだかんだで北沢周りはじめて。
思いの外ナメが綺麗な沢を横目に赤岳鉱泉へ。アイスキャンディには誰も取り付いていなかった。
バフバフに降り積もった雪を整地してテントを張り、登攀具を付けて取り付きに偵察に行って、早めに戻ってきたら赤岳鉱泉で遅めのランチでもと思いなが出発。
トポの記述を頼りに沢中に入って詰めていくも腰まで埋まるラッセル地獄になる。
とっとと止めて切り上げればよかったものの、ラッセルを頑張り、沢中から尾根に上がり登ってしまう。尾根もブッシュが多く激ダル。
3時間くらいたっても取り付きにたどり着けず、失意の引き返しとなる・・・。
あとからGPSログ確認したらそもそも取り付きを間違えていた・・・
天気は回復し赤岳や阿弥陀、横岳西面もよく見るがなんか虚しい。
晩御飯の鍋を突きながら明日の方針を相談。微妙に天気も悪そう。赤岳主稜リトライも考えたが、今日歩いた沢中の雪質から取り付きのトラバースや中間部の雪崩が怖いという話になる。
そういえば、小屋の人も雪崩危ないとしきりにいっていた。
とっとと下山して美味しいものでもと思うが、せっかく来たので、硫黄岳に上がりコンテの練習や久しくやっていない弱層テストなんかをすることとして就寝。
22日 悪天の硫黄岳
未明にテントの外に出たときは星が出ていたが、朝ごはんを食べて外を見るとガスガスになっている。ありゃりゃ。
気持ちが萎えかけるが、振り絞って硫黄岳を目指す。
樹林内をえっちらおっちら登っていく。そこそこ風もありそうだ。
赤岩の頭に出たくらいで、きちんとコンテのシステムを確認してアンザイレンをして硫黄岳を目指す。
風はあるが行動には問題ないくらい。適当に尾根筋を歩いていき、一際風の強い山頂へ。2年ぶりだ。
風が強く寒いの写真をとってそそくさと下る。赤岩の頭から斜面に入ったところで弱層テスト。
まずはハンドテスト。肘くらいで40cmくらいの層になりきっていない新雪が崩れる。
ついでにシャベルコンプレッションも。同じくらいのところが肘5回目くらいで潰れる。
そこそこ弱い層があるような気がするということにして、今日バリエーションに行かなかった言い訳とする。
そんなこんなで、赤岳鉱泉に戻り昨日食べ損ねたランチのカレーを食べる。なかなかスパイシーで美味しい。
それにしても赤岳鉱泉は快適そう。一回くらい泊まってみてもいいかもしれない。
赤岳鉱泉へ来る人の多くはダブルアックスを持っているが、アルパインというよりアイスの人が多いというのを思い知らされた。
そんなことを考えながら、小屋をあとにし後は駐車場目指して下るのみ。
下山後はおなじみ樅の木荘で汗を流し、京都に帰って山科の熟豚でトンカツに舌鼓を打ったのでした。
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