赤面山
- GPS
- 03:28
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 620m
- 下り
- 601m
コースタイム
- 山行
- 3:14
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:29
天候 | 曇り時々晴れ 樹林帯は微風、ゲレンデ跡地は微風・弱風、山頂付近は弱風、時に強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪は例年並みか多いと思われる。雪質も良く、所々パックされていた所をのぞけばサラサラのパウダー。ラッセルをするとファットスキーを履いて最大でくるぶし程度。登山者は少なかったが、スノーモービルを数台旧ゲレンデで見掛けた。 |
写真
感想
那須の赤面山はこれで3回目。例によって自宅を深夜に出、スキー場跡地の路肩に到着したのは6時30分頃。東北道を走っていても風はほとんどなかったのだが、標高を上げるにつれて道路に雪と氷が出始め、ついでに風も出始めた。天気は遅い時間の方が良い予報が出ていたが、早い時間に帰らなければならないので支度を始める。が、やはり風が強くて行動開始を躊躇うくらい。しかも時間が早いためか、周りに同業者の姿がない。ゆっくり準備していれば何台かクルマが来るかと思ったが来ない。7時に出発した時も自分以外誰もいない状態だった。防風柵の下をくぐり、シールを貼った板を履いて行動開始。いつのものかは分からないが、うっすらとトレースが見える。ゲレンデの端を登り標高を上げる。風が強いのでゴーグルを付けて歩き始めたが、やはりこれは失敗だった。30分もしないうちに暑くなり曇るので結局サングラスで登ることに。時々下を見つつ登るが後続は姿が全く見えない。雪質はサラサラで良いが、天候がイマイチというか暴風に近い風が吹いているのでやはり躊躇しているのかもしれない。よって薄いトレースはあるものの、基本的には自分でラッセルをしながらの登りとなった。深くてもくるぶし程度だからきついラッセルとは言わないが、決して楽でもない。リフト小屋付近で例年は休憩するのだが、今日はここが風の通り道になっていて寒いので特に止まらず先に進む。この先は木立のない旧スキー場のゲレンデがあり帰りのお楽しみのところである。ゲレンデなので傾斜もそこそこあるので、クライミングサポートをいっぱいに上げて、所によってはジグザグで登る。風は相変わらずというか、何もないゲレンデから吹き下ろしてくるので、目を開けていられない時もあった。ゴーグルだと楽だろうが、登りでは曇ってしまうので使い物にならない。旧ゲレンデを登り切り少し平坦地を歩くと赤面山山頂方向を示す道標が見られる。雪の下かと思ったがちゃんと出ていた。ここからしばらくは樹林帯歩き、風は弱められるが雪はパウダーなので潜る。しかも樹間が狭いので登りの歩きは良いが、帰りの滑りは難儀しそう。相変わらず周りに人の姿は全くない。樹林帯を抜けると山頂までもう少しのはずだが、濃いガスがかかっていて何も見えない。風は弱いところと強いところがあるが、基本的にはゴーゴー音を立てている。前日までのトレースはほとんど見えず、GPSを手に方向を合わせて進む。何度か来ているから敗退はしなかったけど、初回だったら帰っていたかもしれない。標高を上げて山頂に近付くに連れて遮る物がなくなるためか、風は益々強くなる。出発から2時間弱で山頂に着いたが周りは大ガスでなにも見えない。それよりも風が強くてまともに立っていることもできない。山頂でシールを剥いで滑り始めるつもりだったがこの状況でザックを開けたら、何か飛ばされてしまいそうなので山頂から急いで少し下って風の穏やかなところで小休止する。シールを剥ぎ、スキーを滑走モードに切り替えてさあ滑るぞと思うものの、斜面が見えない。山頂付近は風が強く雪が着かないため、どこでも滑れる訳ではないので場所を選ばなければならないが、ガスのためそれを探すのもひと苦労。自分のトレースさえ見失うほど。なんとか下り始めるものの、やはり何も見えなくて同じ所をグルグル回ってしまう。時折ガスが晴れて見通しが効くので、それで方向を確認してソロソロと先に進む。滑ると言うよりも下るという感じ。山頂直下の斜面をこなし樹林帯に入る。ここはさすがにトレースが残っていたのでそれを参照しつつ戻る。樹間が狭くてどうなるかと思ったが、雪質がいいので案外楽しく滑れた。旧ゲレンデまで戻れば後は安全圏、ちょっとホッとする。旧ゲレンデだけ滑っている人でもいるかと思ったが、まだ誰も滑っていなかったようで、シュプールは全く着いていなかった。遠慮なく滑らせてもらう。旧ゲレンデが風の通り道になっているため、フカフカのパウダーとまでは言えなかったが、幅もあるし斜度も適当なので滑っていても楽しい。風さえなければ登り返しても良いのだが、山頂付近の暴風ですっかり戦意喪失していたので大人しく下る。リフト降り場付近までくるとこの日初めての登山者(スキーヤー)と、数台のスノーモービルを見掛ける。山スキーでスノーモービルを見たのは始めてだ。スキーを持っていなかったようなので、単純に斜面の登り下りを楽しんでいるのだろうか。モービルのキャタピラが通った後は深い轍ができていて、スキーでクロスすると先端が刺さりそうだった。樹木が増えた旧ゲレンデをツリーランの要領で下り、平坦地をこなして今日の行動は終了。クルマは増えていて、これから登って行く登山者の姿も見られた。結局強風は行動中止むことはなかった。スキーの後は通常、のんびり後片付けをするのだが、今日はクルマを揺すられるほどの風が吹いているので、その中で片付けもできないので、道具の雪をさっと払ったら、全て車中で片付けを行った。次来るときは風の弱い時が良いが、那須は基本的に風の名所なので難しいかもしれない。
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