62代春合宿 平湯
天候 | 4日快晴 5日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
4月3日
家の近くから都バスに乗って新宿に向かう。電車に比べて格段に楽だし、早い。これから
は、これにしようと心に決めた。
新宿に着くと、竹内のザックがすでにあるではないか。噂によると、集合の40分以上も前
に来ているという話である。適当にコンビニでご飯を買って高山行き8:00発のバスにのる。
前回と同じように諏訪湖SAで休憩。ここは、八ヶ岳もきれいに見えるしスタバもモスもあ
るのでいいSAだと個人的に思っている。
バスで寝るために、睡眠時間を削ってきたので熟睡。あっという間に平湯に着いた。
途中には、釜トンネルが見えた。1年の時に行った焼岳のワンダリングが懐かしい。
平湯キャンプ場の奥で、竹内のアイピン練習をしていると、先発隊が帰ってきた。大崩山
は、よかったらしい。明後日が楽しみである。最後の締めとして、少し行動し今日の練習
は終了。平湯の森温泉だったかな?に入り後発隊を待つ事にする。この温泉は、露天風呂
が広くいい温泉である。個人的には、秋田の後生掛温泉、白馬のミミズクの湯がいいと思
う。後発隊と合流して、平湯キャンプ場で就寝。
4月4日
朝4時半起床。5時に出発する。前回は、四ツ岳の山頂に行く事が出来なかったが今回は
気合入れまくりで臨む。前回苦しんだ取り付きも反省を生かしいい感じでクリア。幕場に
は、2時間で着く事が出来た。テントを立ててピストン個装で出発。スノーブリッジは、前
回よりも立派なものがあるではないか。尾根へあがる斜面は、カリカリなので板を脱ぐ。
尾根に上がってからは、先発隊のトレースをありがたく使わせてもらう。前回は、尾根の
右側、かなり大滝川側を登っが、今回は尾根の左側を登る。こちらの方が快適に登ること
が出来る。
2100mで先発隊のトレースは無くなり、自分達でラッセルすることに。渡部は、ハンガー
ノックでダウンしてしまう。トップを橋下と保延にやってもらう。橋下は、本当に体力・
技術があり素晴らしい。3日間連続で夜勤をしてきたとは思えない。F川先輩を思い出さず
には居られなかった。他の一年は、バテ気味でトップを交代するように言っても追いつく
事が出来ない少しだらしなさすぎる。トレ週5だなと思いながら先に進んでいく。2400m
付近で弱層テストをするが結果なし。尾形が、体調が悪いようでバテバテ。渇をいれつつ
励ましつつ登っていく。
森林限界以上は、本当に眺めが素晴らしい。写真を撮りながら進んでいく。
2600mでアイピンに替えて、山頂を目指す。先行者のおじさんは、スキーで登っているよ
うだ。その場合は、尾根筋を行くよりも、山頂直下のカールを行く方がいいのかなと思う。
リミットを少し過ぎたが、なんとか山頂に到着。乗鞍連峰の眺めは圧巻である。白山も遠
くに見える。穂高、笠ヶ岳など素晴らしい山が広がっている。生きていてよかった。写真
をささっと撮って下山する。2600mからは、いよいよお楽しみの滑りである。標高差200m
の無木立の斜面はパウダーで本当に気持ちいい。山スキーは最高だ。
動画を撮るように頼んでいた同期は、メモリーが無くなったことに気づかず動画を撮って
いる気になっていたらしい。後で見せてもらったが、何も映ってなくて本当にがっかりし
た。樹林帯は、樹林が濃いのでそこまで楽しくない。
行動リミットを30分過ぎて幕場に到着。反省しなければ。その後は、雪上たき火を行う。
アーほんとにいいなーと思う。明日は大崩山なので自重ぎみに最終夜をして就寝。明日も
晴れの予報なので楽しみだ。
4月5日
3時半起床の5時出発。放射冷却で-11℃になっている。雪がしまっているのでサクサク進
む。かなり調子が良い。すぐに尾根に乗ると進みにくそうだったので1800mぐらいで尾根
に乗ることにする。それ以降は、尾根が細く樹林がかなり濃いので進みにくい。帰りは修
業だなと思いながら進んでいく。2050mの平らな場所に着くと視界も開けてくる。大崩山
の正面の2本のルンゼはかなりの迫力がある。いつか滑りたい。巨大な雪崩跡があったが。
大崩山の山頂に向かってガンガン高度を上げていく。意外や意外四ツ岳より素晴らしい疎
林の大斜面が広がっているではないか。本当に素晴らしい。早く滑りたい。2365m直下の
小沢は見るからに楽しそうで心が引き込まれていく。1年の橋下と滑りたいなーと話しなが
ら進んでいく。10:17分に山頂到着。予定どうりの行動時間でした。皆の成長が感じられま
す。思い思いに写真を撮る。
いよいよお楽しみの滑降です。疎林の大斜面にそれぞれのシュプールを描いていきます。
パフパフで本当に楽しい。小沢に入る前に、弱層テスト2回行い、スキーカットもするが
反応なし。意を決して、飛び込んでみる。雪は安定して雪崩の気配はなかった。一年生も
積極的に滑り楽しんでくれたようだ。極楽は、一瞬で終わってしまうものです。2050以降
は、樹林帯の試練の滑り。1800mから尾根を外れて疎林帯を滑る。この斜面もまた素晴ら
しい。テントを撤収して、キャンプ場に向けて出発。14:30に平湯キャンプ場に到着。皆の
成長が感じられた本当に素晴らしい春合宿でした。温泉に入り、東京で打ち上げをして解
散となりました。
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