記録ID: 1058422
全員に公開
ハイキング
南アメリカ
Cheverry ! Monte Roraima
2017年01月18日(水) 〜
2017年01月30日(月)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 83:43
- 距離
- 70.1km
- 登り
- 2,569m
- 下り
- 2,543m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:43
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:43
距離 13.3km
登り 155m
下り 316m
20:15
223分
Praratepuy
23:58
Tek Camp
2日目
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
距離 9.6km
登り 830m
下り 67m
17:56
0分
Tek Camp
17:56
Base Camp
3日目
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:13
距離 13.1km
登り 552m
下り 186m
17:41
433分
Base Camp
0:54
Hotel of Summit
4日目
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:58
距離 3.9km
登り 0m
下り 0m
19:50
178分
Hotel of Summit
22:48
Hotel of Summit
5日目
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:08
距離 30.2km
登り 435m
下り 1,436m
16:33
668分
Hotel of Summit
3:41
Paratepuy
天候 | 一般的には乾季のはずだが、サバナで時折雨。高度を上げるにつれ、分単位で晴れたり、曇ったり滝のように雨が降ったり、とめまぐるしく変化。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
復路は、プエルトオルダスからカラカス飛行中にエンジントラブルで引き返し、ヨタヨタしながら着陸、帰国が1日遅れた。(あまりないことらしいが、飛行機は古く、日程に余裕をもっていかれることをお勧め します) |
コース状況/ 危険箇所等 |
日本の3000m級が行けるなら、技術的に何ら問題はなさそうだが、気温差(下が36℃、上で10℃前後) 、吸血虫(備考欄参照)、雨によるぬかるみ〜増水に注意が必要。 大きな渡渉はテック川とクケナン川の2箇所。往路は水位膝丈。復路は雨で増水。クケナン川は頭位を超えており、丸木舟が出動。頂上からベースキャンプまで登山道は所々滝と化した。 |
その他周辺情報 | マイアミ空港から先は、アナウンスさえスペイン語only。カラカスで税関通過の際英語は一部で通じるが、挨拶や滞在日数くらいはスペイン語で言えるといい。 税関で別室に連れていかれて荷物検査を受ける。日本人や荷物の多い人は引っかかるらしい。ロライマ山に登りに来た、荷物に新品はないと言い張って無事通過。ベネズエラはインフレで暴動が起きており、日本人単独で歩くのは非常に危険とのこと。現地通貨のボリバルは下落して、1US$が3000ボリバル相当。札束を抱えての買い物になる。両替は空港と、外で闇レートがあり、慣れているなら外で変えた方が率がいいらしい。私達は、税関出たところで現地ガイドに合流し、そのへんはお任せした。 土産はクマラカパイや空港で購入可。白蟻が入っている真っ黒の瓶詰めジュースがクマラカパイで売られていた。確かに特産品とは思うが試す勇気がなかった。スパイシーらしい。 食べ物は量が多く 、甘みも塩分も強い。キャッサバやトウモロコシ原料のパンケーキみたいなのが主食。カラカスではピラニアにロウロウと呼ばれる魚を詰めた料理を食べたが、臭みが強く完食できず。 |
写真
プエルトオルダスから9時間のドライブスタート。ランドクルーザー。道路は所々穴が開いていて、検問のための妙な隆起もある。いたるところに果物売りや、ヒッチハイカーが手を出す中をsuperテクニックで疾走する。スピードメーターの針が折れていて正確にはわからないが 体感的には100km/hr以上か。激しく揺れ、五体投地のようだ。うっかり寝てしまうと窓ガラスに頭が激突する。
クマラカパイ(クマラカは鳥の名前)散策中、うっ、蛇がのされている。毒はないが、たくさんいるそう。先住民集落があって土産を売ってる。スパイシー白蟻真っ黒ジュースなるものが並んでいる。味は未確認。犬と鶏が至る所闊歩している。三時ころから鶏鬨の声で目覚める。眠れない。。
トレッキングスタート。気温36℃のグランサバナ。湿度が低いので 汗はかかないが、昨日までの疲れもあってきつい。本日は緩いup downで約12km歩く。右にロライマ山、左手にクケナンが見える。ゲッコーと呼ばれるトカゲ、大きな蟻塚がある。アリクイもいるらしいが、お会いできず。
吸血プリプリのうわさはきいていたが、こいつか!宿泊地が川の近くのため沢山いる。小さいのでかまれるまで気がつかない。大中小3種類いるそうだが、どうでもいい。吸血されると非常に痛痒く、1週間経った今でも痒い。現地ガイドいわく、3ヶ月くらい前から月に一度Vit B12を注射しておくと被害が少ないとのこと、日本では保険適応じゃない。ニベアにVitB12粉末を混ぜて塗るのも有効らしい。ガイドさんは熱帯医学講習で習うそう。
夕方。クケナンをbackに蛍(fire player)の乱舞!美しい。美しい、素晴らしい、凄いなんかを全て包括するオールマイティな言葉があって、cheverryというそう。この辺りからCheverry 連発。
この日は11時にBase campに到着し楽勝。日本と違ってポーターさんがテント設営、食事も準備してくれる。ここでは一般的スタイル。荷物も15kgまで持ってもらえるが、万一のことを考え殆ど自分で持ってしまった。
ホテルからマーベリック岩を望む。10km程の行程のトリプルポイント(ベネズエラ、ブラジル、ガイアナ国境)を目指す予定が、夜からの激しい雨で断念。ホテル近辺の岩などの散策にいくことに。
鉄砲水で登山道は激流と化しBase Campまで続いた。日本なら絶対に通行止めだが、ガイドは慣れているのか一定のリズムで進みながら"気を付けて"と言うのみ。振り返っても繰らないが、実は必死なのか。涙目で追随。ここが間違いなく核心部。
行きは楽勝渡渉だったクケナン川は増水して、水位頭超え。ボートが出動。丸木をくりぬいたカヌー。ツタンカーメンみたいに横たわるけど、結構怖い。漕ぎ手はニコニコして、日本語でオハヨ〜と言ってくれた。昼だけど、と思うくらいの余裕はあった。
夕方やっとparatepuyに到着。本来はTek campまでの予定だったが、明日プエルトオルダスに帰ることを考えて短縮したいとのこと。ガイドさんは自分で勧めていながら、初めてだ、凄いと連発していた。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
蚊取り線香
虫除けネット
シュラフ
ソープ
エアマット
洗濯バサミ
|
---|---|
共同装備 |
テント
|
備考 | 1)プリプリと呼ばれる3mm前後のsand flyがいて、吸血されると非常に痛痒。虫除けネット有効、虫除けringやアロマ虫除けスプレーほぼ無効、テント内で蚊取り線香は有効だった。 2)テック川を越えると雨が降るか、地面のぬかるみや水溜りで常に足は濡れる。サロモンのアンフィビアンにモンベルの沢靴下を履いたので、渡渉時も靴の履き替え不要で良かった。靴下は乾いた物をテント用に温存すると快適。ザックは、バケツをひっくり返したような雨になることもあるので、防水がしっかりしたものがお勧め。 3)川で入浴する!ガイドさんに聞くとソープ使用可とのこと。自然保護の観点からはかなり疑問だが、水量が豊富なためか。 4)ベネズエラでは洗面台横の壁に固定式のトイレットペーパーがあって、あらかじめ持って入るのが基本のようだが、現在ペーパー不足で空港でも殆どない。持っておかれることをお勧め。空港では男女の区別はシンボルマークでわかるが、プエルトオルダスから先はスペイン語で書かれている。ちなみに女性用はDamas。 |
感想
子供の頃TV番組でみてからあこがれだった地。各国よりトレッカーがおとずれ、道も明瞭、思っていたより秘境ではなかった。
現地ツアー会社の方々や現地のポーターさん、日本の旅行代理店には大変お世話になりました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:567人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する