雲竜渓谷 雲竜瀑
- GPS
- 07:44
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雲竜瀑 下部60mは問題なし、上部40mは状態が悪そうな為、登攀していません |
写真
感想
2月に入りアイスシーズンも終盤に差し掛かる中、今シーズンの目標としていた雲竜渓谷へ本瀑である雲竜瀑へ行ってきました。
平日の早朝にもかかわらず僅か数台しか駐車できない駐車場は満車状態。最近の雲竜渓谷トレッキングの人気ぶりを感じます。辺りが明るくなってからアプローチ開始。長い林道歩きから始まります。林道をしばらく辿り、洞門岩より入渓。多くの登山者が入っているのかトレースは明瞭に有り快適に詰めて行くと、友不知の氷柱群がカーテンの様に広がり出迎えます。 少し進むと右岸には燕岩の氷柱群が垂直にそそり立ち登攀意欲が掻き立てられますが本日の狙いは雲竜瀑、氷柱を見送り本瀑を目指します。
落差約100mの巨爆は目前で見ると圧巻です。雲竜瀑は大きく分けると下部60m、上部40mに分かれており、下部中間部以降が核心。取り付きから見る限り下部は問題無さそうですが上部はポッカリ穴が開き流水が確認。氷質状態を見ながら上部を狙う予定で登攀開始。
取り付きより中間部までは比較的傾斜は緩く、快適に高度を上げます。氷質も部分的には悪い箇所も有りましたが問題なし。中間部のテラスにてV字スレッドにて一旦ピッチを切ります。 続く核心である2P目。取り付いてみるとバーチカルに近いが85度程の傾斜、しかしピッチが長い。弱点である凹角を攻めます。たった数十メートル高度を上げただけですが氷質は一気に変化し硬く、難儀しながらアックス、アイゼンを慎重に打ちこみ高度を上げて行きました。 下部60mを登り切ると一気に傾斜は緩みます。上部を見渡すと取り付きから目視したより状態は悪く、更に南斜面に面し上部は既に日が降り注いでいたため、ここで登攀終了。V字スレッドにて懸垂下降。
最上部までは抜けられませんでしたが、核心である下部を登攀出来充実した山行となりました。
tanukigoさん、2月7日に丁度雲竜峡に出かけ、Tanukigoさんご夫妻が雲竜瀑を登られている様子を下から眺めて感心しておりました。
時間帯は、11時から12時にかけてで、Tanukigoさんが下部の核心部から上部に登っている時間帯と、奥様が核心部手前でスタンバっている時間帯だったと思います。
写真16に映っているのかなと思って拡大してみたところ、時間帯が早く、まだ友不知から燕岩あたりから雲竜瀑を眺めていた時間帯でした。2月の一番寒い時期でも上部の日が当たるところの氷の状態は、悪くなっているのですね。これからも気を付けてアイスクライミングを楽しんで下さい。
コメントありがとうございます。
もたつきながらも一生懸命登る事が出来ました。
しかし、あの落石は大きかったですね。登攀終了後、妻とあの落石は大きかったねと会話した事を覚えております。
本瀑前の広場は広々とし日差しが当たりポカポカで休憩には適地ですが、以前も人の頭位の落石が私の真横に落ちてきたことが有り危険なんですよね〜
お互い安全登山に気を付けて今後も山に行きましょう
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