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Yamareco

記録ID: 1064875
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雪山ハイキング
大山・蒜山

大雪の伯耆大山(冬山技術研修)

2017年02月11日(土) 〜 2017年02月12日(日)
 - 拍手
ucchysnow その他4人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
10:48
距離
5.1km
登り
142m
下り
139m
歩くペース
ゆっくり
2.62.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:24
休憩
3:49
合計
4:13
2日目
山行
5:35
休憩
0:02
合計
5:37
天候 吹雪 一瞬晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
ずっと大雪が降り続けていて、一日目には夏道登山道で雪崩が起きヘリなどが出動していたそうです。こういう時期の雪山には、十分に山を知り尽くしていて無理のない判断ができるベテランさんと行くべきだと痛感しました。
この日の大山は大雪。腰上のラッセル。
2017年02月11日 10:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
2/11 10:46
この日の大山は大雪。腰上のラッセル。
深雪のラッセルでは膝を使うことを教わる。
2017年02月11日 10:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
2/11 10:59
深雪のラッセルでは膝を使うことを教わる。
雪洞作りにもいろいろな方法がある。これはザック・イグルー。まず全員のザックを寄せ集めて立て、シートで覆う。
2017年02月11日 12:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/11 12:18
雪洞作りにもいろいろな方法がある。これはザック・イグルー。まず全員のザックを寄せ集めて立て、シートで覆う。
シートで覆ったザックの上に、雪をかぶせていく。雪が少ない場合にも使える方法。十分な厚みにする必要がある。
2017年02月11日 12:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/11 12:21
シートで覆ったザックの上に、雪をかぶせていく。雪が少ない場合にも使える方法。十分な厚みにする必要がある。
雪洞作りの合間に、雪崩の弱層テストについても教わる。
2017年02月11日 12:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/11 12:35
雪洞作りの合間に、雪崩の弱層テストについても教わる。
十分に雪をかぶせたら入り口をつくり、雪をかき出していく。ブルーシートを中に入れて雪がたまったら引き出すといい。
2017年02月11日 13:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/11 13:24
十分に雪をかぶせたら入り口をつくり、雪をかき出していく。ブルーシートを中に入れて雪がたまったら引き出すといい。
ザックを取り出すと、その部分が空洞になっている。なるほど!ここからさらに広げ、整えていく。
2017年02月11日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/11 13:35
ザックを取り出すと、その部分が空洞になっている。なるほど!ここからさらに広げ、整えていく。
踏み固めた雪を切り出してブロックを作り積んでいく。先輩の手際の良さにため息。
2017年02月11日 13:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/11 13:47
踏み固めた雪を切り出してブロックを作り積んでいく。先輩の手際の良さにため息。
2日目の朝は昨日より吹雪いていない。美しい。
2017年02月12日 08:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/12 8:13
2日目の朝は昨日より吹雪いていない。美しい。
ちなみにこれは車…2日でこうなったらしい。
2017年02月13日 11:21撮影
5
2/13 11:21
ちなみにこれは車…2日でこうなったらしい。
ラッセルがなかなか進まない。
2017年02月13日 11:08撮影
2
2/13 11:08
ラッセルがなかなか進まない。
急斜面でのラッセルのコツを教わる。
2017年02月13日 11:23撮影
3
2/13 11:23
急斜面でのラッセルのコツを教わる。
この斜度でのラッセルはとても怖かった。雪がサラサラすぎて、足場がなかなか固まらない。
2017年02月13日 11:28撮影
5
2/13 11:28
この斜度でのラッセルはとても怖かった。雪がサラサラすぎて、足場がなかなか固まらない。
そして一気に滑落。気力が萎える…でもちゃんと笑顔で立ち上がりました!
2017年02月13日 11:28撮影
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2/13 11:28
そして一気に滑落。気力が萎える…でもちゃんと笑顔で立ち上がりました!
少し晴れ間も見えたりした。一瞬だったけど。
2017年02月12日 11:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2/12 11:19
少し晴れ間も見えたりした。一瞬だったけど。
過酷なラッセルのあとは埋没訓練。完全に埋められ身動きがとれなくなった瞬間、パニックになりかけた。恐ろしい体験でした。
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過酷なラッセルのあとは埋没訓練。完全に埋められ身動きがとれなくなった瞬間、パニックになりかけた。恐ろしい体験でした。
この下には人が埋まっています。プローブでの感触を経験。たぶん、早く出してくれーと思っていたことでしょう。
2017年02月13日 11:30撮影
4
2/13 11:30
この下には人が埋まっています。プローブでの感触を経験。たぶん、早く出してくれーと思っていたことでしょう。
横穴式の雪洞づくり。雪がサラサラだったので、まずよく踏み固める。なかなか固まらない。
2017年02月13日 11:33撮影
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2/13 11:33
横穴式の雪洞づくり。雪がサラサラだったので、まずよく踏み固める。なかなか固まらない。
なんとか形になりました。
2017年02月13日 11:33撮影
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2/13 11:33
なんとか形になりました。

感想

この2日間は山岳連盟の冬山技術研修でした。もともと登頂を目指すものではなかったのですが、予想以上の大雪だったためさらに行動範囲は限定されました。夏道などで雪崩も起きていたようです。ログを見て、ここまで狭かったのかとびっくりしました。いくらラッセルしても進まないなとは思っていましたが…。ちなみに歩荷はテントやシュラフ無しですが、ショベルやワカン等含め13kgほど。防寒具もあるし、冬山装備はやはり重くなります。

サラサラの雪は気持ちいいけれど、とても扱いづらいです。一歩踏み出すたびにずぶずぶとどこまでもハマってしまい、大変な思いをしました。でも、なかなかできない経験ができたと思います。ラッセルも下手くそすぎて話になりませんでしたが、ここまでの雪量のラッセルを経験できることもそうないでしょう。あえて急斜面でのラッセルなども経験させてもらい、雪洞も2種類作ったり、埋没訓練もしたり、「まず雪の楽しさと恐ろしさを知って欲しい」という技術訓練の目的は十分以上に果たされていたと思います。吹雪の中での服装についても、事前に調べてはいたものの経験することでさらに考え直すことができました。

大自然は美しく、そして恐ろしい。無邪気に遊んでいただけだったころと比べて、自然に対する畏敬の念が大きくなっているのを感じます。行きたいところはたくさんありますが、その前にリスク管理をしっかりできるようさらに学んでいきたいと思えた2日間でした。

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