記録ID: 1080569
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雪山ハイキング
谷川・武尊
武尊山 敗退、、、
2017年03月10日(金) [日帰り]


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 01:36
- 距離
- 1.6km
- 登り
- 206m
- 下り
- 200m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 1:25
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 1:31
距離 1.6km
登り 216m
下り 200m
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 本日はホワイトアウトしてしまったためどこまで正しい場所を歩いたのかよくわかりませんでした。リフトトップから剣ヶ峰に至る道は思っていたより傾斜がきつくピッケルを持っていて良かった感じでした、たぶん正しいルートをとれていないですね。下山時もルートミスをしてしまったので天候不良時は慎重に進まないといけません。 |
写真
リフトトップからの少し歩いたところの風景。あかん、全然見えない。この前後で数名の方が続々下山してくる。皆さん浮かない顔をしている。。。剣ヶ峰位まで行ければいいな、という感じの言葉をすれ違いの方と交わす。
急登を超えるのに一苦労で写真を撮る余裕が無かったです。視界が悪く何処を登るのが適切なのか判断がつきにくい。間違えたかと思い降りたりやっぱいいのかと登り返したり無駄な動きをしてしまう。なだらかな場所に乗ったところでこのピンクテープは重要な気がしたので振り返って撮影。
剣ヶ峰へだいぶ近づき痩せ尾根に着いたところで撤退を決めました。風も強いし視界は5メートル先も利かないし危ねぇなと。風は耐風姿勢をとるほどではないけど自分の経験値でこの先へ進んじゃだめだと本能が言う。この状況で剣ヶ峰を下るべきではないよね。
引き返したはいいがなんも見えない。シャッターを切った時はまだ見えているほう。スマホのgpsで現在地を確認しつつ進む。普段は熱くなって困っちゃうxperiaだが今日は熱くなっていいぞ!
氷柱です。天気が良ければこういうのが映えるのにな。
ここの先で改めて進行方向の確認をするとトラバースではピークを一個巻いてしまい結果的に遠回りになるし状況のわからない尾根上を歩く距離が延びリスクが高い(気がする)。感覚的には戻る感じなんだけど直角に進路を取り直し直登すればリフトトップへ近づけるので登り返してみることにしました。
ここの先で改めて進行方向の確認をするとトラバースではピークを一個巻いてしまい結果的に遠回りになるし状況のわからない尾根上を歩く距離が延びリスクが高い(気がする)。感覚的には戻る感じなんだけど直角に進路を取り直し直登すればリフトトップへ近づけるので登り返してみることにしました。
午後には短い晴れ間がある予報でその一瞬を掴めたら!と思っての山行でしたが結果的にうまく行きませんでした。好天を上で待って剣ヶ峰まで登り返すということも少し考えましたが降りてくると気力が萎えっちゃってだめだね。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ピッケル
|
---|
感想
スキーツアーを使用して武尊山へいきました、が荒天敗退です。
天気予報で雪が少し降り風がある程度吹くことは予測していましたが午後に晴れ間が出る予報だったのでその一瞬を掴めたらと一縷の望みを持って出かけましたがそう甘くはありませんでした。
ホワイトアウトという状況がどういうものか、その片鱗を垣間見ることが出来たので良い経験にはなりました。今後はリスク管理をより考えた行動をしていかないといけないと思いました。
リフト券売り場では登山届を渡しリフト券を返す時に下山を申告するルールになっていますが自分が下山を伝えるとリフト券売り場のお姉さんが「全員下山です」と伝えていました。「やっぱり最後でしたか?」と聞くとみなさん残念そうに帰ってきましたよとのことでした。自分が最後の登山者だったのでやはり無理をしないで良かったと思いました。
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コメント
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アルかりん??さん。
撤退が正解でしたね〜
レコを拝見させて戴いて、
「八甲田山死の彷徨」を垣間見るようでした。
スキー場では、何度かホワイトアウトを体験して
ますが、冬山となると丸で次元が違いますね。
無事で何よりでした(^。^)
こんばんは、「アルカリ」です。
自分はスキーとかスノボとかやらないんですけどスキー場でもホワイトアウトしたら十分怖いですね。リフトから見ていてよく行けるなぁと感心してしまいます。
八甲田山死の彷徨、自分でもちょっと思いました。最後に直登するときはgpsを信じて登りましたが感覚的には違う感じがしたので「リングワンダリング」ってこんな感じで発生するのかと想像しちゃいました。
これがホワイトアウトですか…視界が5mも無くなると地形を読むことすらできなくなりますからね。とにかく無事で何よりです。
先日、ホワイトアウトほどではないですし、道も明瞭なところだったのですが、iPhoneのGPSが作動しなくなって焦ったことがありました。ホワイトアウトの中でも作動するなんてXperiaなかなか優秀ですな。
こんばんは。
強烈なホワイトアウトに陥ると足元も見えなくなり上下の識別すらおぼつかなくなるそうです。この時は吹雪でスマホの画面を確認するのが困難で大変だったけど足元の状況は大体確認できたのが幸いでした。
xperiaはちゃんと仕事をしてくれましたが万が一に備えて紙の地図とコンパスの持参もしていました。こんな状態だと紙の地図はどっかに飛んでっちゃうだろうし自分が行っている山登りではxperiaは外せない用具の一つです。今回自信をもって直登できたのも赤岳で藪に迷い込んだ時も落ち着いて登山道に復帰できたのもxperiaが現在地を教えてくれたことに他なりません。
コンパスや地図で現在地や進行方向を確認する技術についても何でもないときに積極的に実践して身に着けていかないといけないと今回改めて感じました。
こんばんは。
いやぁああ、こわーーーい。
GPSのルート、まじでやばいですね。特に帰りが完全に方向を間違えてる・・・。
いま、これを見て、他人のことですけど、ちょっと私の体震えてますよ。ほんとに。
雪山、ふぶき、ホワイトアウトの恐怖をこんなふうに見る?のは、初めてです。
Alkalineさん、こわくなかったですか??
そのまま下って行ったらどんどん沢の方にいっちゃって帰ってこれなくなります。さらにそこでGPSがきかくなったり電池が消れたら・・。こわいです。とても参考になりました。
ちなみに、ザックにツエルト入ってますか。最悪、ビバークですよね。
まだ震えてますね。私。
こんばんは。
ピンクのテープを行きで見たときになんとなくこの場所が重要というか間違いを起こしやすい予感がしてました。東側が雪庇ってことが頭の中にあり滑落したらオシマイだから西側へ西側へって意識がルートミスの大きな要因だと思っています。
この時に「落ち着かないとマズイ」という意識はありましたがもともと予定している行動時間も短いものだったので体力的にも充実していたしこの段階で怖さは特に感じていませんでした。たぶん正常性バイアスってやつが働いていたんじゃないかと。行動中もそのように思っていました。
いちおう降りるべき高度感も持っていたつもりなので途中でヘンだなと気が付けたんだと思います(ちょっと降りすぎてるけど)。それをgpsで確認して修正する作業です。
とは言えリスクに関してはMurphyさんの仰る通り。ザックにはエマージェンシーシートとかハクキンカイロとか予備バッテリ―とかたくさんのお湯とかは入っていましたがツェルトはありませんでした。
無事に帰ってきたのは幸運のおかげでもあるんだと認識して装備の見直しを含め自分を戒めていかないといけませんね。
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