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記録ID: 1095182
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ハイキング
中国

広島・島根県境縦走 753.8m峰〜三坂峠

2017年03月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
5.6km
登り
313m
下り
311m
歩くペース
ゆっくり
1.81.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:22
休憩
0:00
合計
4:22
9:53
262
スタート地点
14:15
ゴール地点
前回同様、思ったほどの薮ではなかったが、小尾根の分岐で何回か迷ってしまった。そのため思いがけない時間を費やした。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
県境(広島・島根)縦走 三角点753.8峰から三坂峠へ

日時:2017年3月25日(土)
天気:晴れ  歩いた場所(尾根筋)には雪はなし ただし日陰部分には残雪あり
コース:県道5号 高原分岐反対側の林道入口〜林道(2/3は舗装)〜県境〜三角点
    753.7m峰〜三坂峠〜県道5号〜出発点に戻る 
メンバー:単独

 1週間前の残り部分を完成させるために出かける。三坂峠から取っ付くのはスノーシェルターに邪魔されて県境が掴みにくいので逆方向、つまり時計回りで周回することにする。

 県道5号の高原分岐から西に向かって県境までは林道歩き。県境に出た所から753.7m峰までは島根県側は大規模に伐採されているので何所でも歩けるはず。問題は753.7m峰から三坂峠までの下り。1週間前のように踏み跡らしきものはあるのか、もしなければ藪の状態はどうなのか様々な不安が次から次へと生まれる。しかし最悪の場合、傾斜が緩いと思われる広島県側へ下れば、なんとか抜け出る事は出来ると思うと多少なりとも気は楽となった。

 ところで実際753.7m峰から三坂峠へ向かって歩いてみると地形図では読み取れないような小尾根の分岐が次から次へと現れた。そのたび毎にどちらに下って良いのか分からず、
結局誤ったコースに入り込んでUターンするケースが度々あった。

 地形図では読み取れない小尾根の分岐、GPSで大体の現在地は確認できるものの細部に渡っては分からない。おまけに時間的ズレもあり、分岐に差し掛かってもどちらに下って
良いのか教えてくれない。そこで自分の勘を頼りに下るより他はないが、間違っているかどうかはしばらく歩いてGPSで確認するより他はない。緩い斜面ならまだしも急な斜面を下った後などは引き返すのが大変。しかし多少の時差があっても間違っていることを教えてくれるのは、GPSである。とくに一人で出かけるときにはGPSは必携であることを今回も教えられた。
 
 こんなことを何度か繰り返しながら最終目的地の三坂峠へ向かったが、今日の行程が短く明るいうちに下山出来ることが分かっていたので迷い込んでもあまり焦りを感じなかったことは確かだ。やはり余裕(ゆとり)を持つことは大切だ。

 藪も753.8m峰手前辺りのわずかばかりの下りを除いては大したものはなかった。それよりも踏み跡らしきものがあちこちにあったり、境界標識らしきものが県境以外にもあったのでそれに釣られて迷い込んだことが何度かあった。標識も全面的に信じないことだ。

 まず最初に県道5号の高原分岐の反対側にある林道を使って県境まで歩いた。県境に出て753.8m峰までの上りは最悪の場合、県境から少し外れてでも伐採地の中の作道道を使う積りでいたが、伐採されていない広島県側との境界には、はっきりしないが踏み跡があったので忠実に県境を歩くことが出来た。

 753.8m峰少し手前のピーク(これが753.8m峰だと思っていた)で昼食。その後下山し始めると藪がひどく一時はあきらめるより他はないかなと思ったが、ごくわずかの距離だったのでほっとした。その後は藪は少なく歩きやすかったが、前述通り小尾根の分岐が次から次へと現れ、右往左往。そうこうしているうちにザックの後ろに掛けてたスノーシューの片方が落ちているのに気づき、探すのに引き返したりして(幸い見つかったが)思いがけない時間を費やしてしまった。

 それでも今回の県境縦走で予想すらもせずに良かったのは、753.8m峰へ登るまでの大展望。島根県側は大伐採され遮るものは何もない。そのため残雪の阿佐山を中心とした山々(猪子山〜畳山〜阿佐山〜丸瀬山等)が手を取るように目の前に広がった光景は忘れ難いものだった。


(参考タイム)

 県道5号 林道入口(林道歩き 0.18)県境(0.45)753.8m峰(2.15 道迷いを含め)スノ

ーシェルター手前(0.08)スノーシェルター広島県側出入口(0.16)林道入口(0.02)駐車場

所(県道5号から高原方面に向かって橋を渡った場所)

 したがって時計回りで約4時間かかった。


なお 上記の 地図/標高グラフ中 ルートからはみ出ている部分は迷って引き返した地点
大朝の郊外から見る県境の山々。奥の残雪が瑞穂ハイランドスキー場。
2017年03月25日 09:23撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 9:23
大朝の郊外から見る県境の山々。奥の残雪が瑞穂ハイランドスキー場。
さらに近づいて県境の山々を見る。これら全部登ったのではないかと思う。
2017年03月25日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 9:29
さらに近づいて県境の山々を見る。これら全部登ったのではないかと思う。
県道5号線の高原への分岐の反対側にある林道入口。始め舗装され、そのうち未舗装となる。

2017年03月25日 09:59撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 9:59
県道5号線の高原への分岐の反対側にある林道入口。始め舗装され、そのうち未舗装となる。

林道入口より20分足らず緩やかに歩くと島根県との境に出る。
2017年03月25日 10:19撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:19
林道入口より20分足らず緩やかに歩くと島根県との境に出る。
県境から2週間前猪子山に向かって入ると雪があったが、今日はすっかり融けていた。
2017年03月25日 10:20撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:20
県境から2週間前猪子山に向かって入ると雪があったが、今日はすっかり融けていた。
県境から猪子山と反対方向に向かう。島根県側は伐採され広島県側は自然林のまま。この境界にはっきりしないが踏み跡があった。
2017年03月25日 10:20撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:20
県境から猪子山と反対方向に向かう。島根県側は伐採され広島県側は自然林のまま。この境界にはっきりしないが踏み跡があった。
左より猪子山〜畳山〜阿佐山を見る。島根県側は伐採されているので迫力ある光景が楽しめる。
2017年03月25日 10:25撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:25
左より猪子山〜畳山〜阿佐山を見る。島根県側は伐採されているので迫力ある光景が楽しめる。
753.8m峰の手前の島根県側の伐採地。奥に少しばかり見えているのが753.8m峰。
2017年03月25日 10:39撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:39
753.8m峰の手前の島根県側の伐採地。奥に少しばかり見えているのが753.8m峰。
作業道は稜線まで上がっていた。中央の奥が阿佐山。
2017年03月25日 10:47撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 10:47
作業道は稜線まで上がっていた。中央の奥が阿佐山。
奥が広島県側の山々。手前が県境尾根でその右手が猪子山
2017年03月25日 11:01撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 11:01
奥が広島県側の山々。手前が県境尾根でその右手が猪子山
島根県側の伐採地の中には池(中央)も見られた。
2017年03月25日 11:06撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 11:06
島根県側の伐採地の中には池(中央)も見られた。
753.8m峰手前のピーク(ここが753.8m峰かと思った)から樹間越しに邑南町の民家も見えた。
2017年03月25日 11:31撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 11:31
753.8m峰手前のピーク(ここが753.8m峰かと思った)から樹間越しに邑南町の民家も見えた。
手前のピークから藪をすこしばかり搔き分けると三角点があり、こちらが753.8mだった。山頂は狭く展望が利かないので手前のピークで一休みした方が良い。
2017年03月25日 11:35撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
1
3/25 11:35
手前のピークから藪をすこしばかり搔き分けると三角点があり、こちらが753.8mだった。山頂は狭く展望が利かないので手前のピークで一休みした方が良い。
753.8m峰の少し先はブッシュがひどく先行きが不安だったが、これもごくわずかだった。
2017年03月25日 11:37撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 11:37
753.8m峰の少し先はブッシュがひどく先行きが不安だったが、これもごくわずかだった。
この標識があると県境間違いないと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
2017年03月25日 12:40撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 12:40
この標識があると県境間違いないと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
笹とミズナラの小尾根を下る。すると尾根は二手に別れたがともに踏み跡みたいなのがあってあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
2017年03月25日 13:02撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 13:02
笹とミズナラの小尾根を下る。すると尾根は二手に別れたがともに踏み跡みたいなのがあってあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
県境を忠実に下ると目の前にスノーシェルターがあり行く手を閉ざされた。
2017年03月25日 13:49撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 13:49
県境を忠実に下ると目の前にスノーシェルターがあり行く手を閉ざされた。
スノーシェルターに沿って山の斜面をトラバースすると広島県側の出入り口に出た。前回も向かいの斜面をトラバースしたが今回は短い距離(時間にして10分足らず)で済んだ。
2017年03月25日 13:49撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 13:49
スノーシェルターに沿って山の斜面をトラバースすると広島県側の出入り口に出た。前回も向かいの斜面をトラバースしたが今回は短い距離(時間にして10分足らず)で済んだ。
シェルター広島県側出入口。ここから取っつくと県境がどこなのか見分けがつきにくい。
2017年03月25日 13:57撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 13:57
シェルター広島県側出入口。ここから取っつくと県境がどこなのか見分けがつきにくい。
シェルターの広島県側の出入口を少し下ると左手に林道入口があった。おそらく東に向かって島根県との境近くまで走っているのではないか。
2017年03月25日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX610 HS, Canon
3/25 14:03
シェルターの広島県側の出入口を少し下ると左手に林道入口があった。おそらく東に向かって島根県との境近くまで走っているのではないか。
歩いたコースの概念図。いわゆる登山道はなく踏み跡らしきものがあった程度。もちろん人と出会うことはない。
2017年03月30日 14:03撮影
3/30 14:03
歩いたコースの概念図。いわゆる登山道はなく踏み跡らしきものがあった程度。もちろん人と出会うことはない。
撮影機器:

感想

GPSは必携。地形図と磁石だけでは現在地確認できず。

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