記録ID: 1096144
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ハイキング
大峰山脈
熊野古道大雲取越小雲取越
2017年03月30日(木) 〜
2017年03月31日(金)
和歌山県
hiroshi2930
その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 12:58
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,042m
- 下り
- 2,224m
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1日目
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 7:20
距離 16.1km
登り 1,105m
下り 1,308m
2日目
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 5:23
距離 13.8km
登り 939m
下り 944m
小口の【民宿百福】はこぢんまりした民宿で料理もボリュームがありオーナー夫婦のもてなしも気に入った。おすすめの宿です。
| 天候 | 30日晴れ 31日曇りのち雨肌寒い |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
写真
熊野古道大雲取ここから小口まで約16�匳佝�。請川までの約40�劼鯑麁�に分けて歩く。
大戸平。那智高原休憩所1977年に全国植樹祭の会場になり公園となっている。
登立茶屋跡。江戸時代の熊野詣紀行に『30丁行けば茶屋あり宿もすれど板間寧ろ敷きにて寒し』とある。
青岸渡寺から登立茶屋跡を過ぎて舟見茶屋跡までいっきに500m程登る。
舟見茶屋跡の東屋から那智勝浦の町と勝浦湾が望まれる。舟見峠はこの先。大雲取越えの最高点。
この辺りを『亡者の出会い』と云うそうだ。死者が鐘をつく妙法山へ往来するからだろうか。熊楠も出くわしたと書いている。
地蔵茶屋跡地蔵茶屋は大正時代まであった。大雲取地蔵尊が祀られた立派なお堂がある。
石倉峠。傍らには『むえん佛』『明治34年旧7月13日』台座には『是より北小口村是より南色川村』と刻んである。
斎藤茂吉、土屋文明らが大正14年夏に参詣したおりに詠ったものである。『紀伊のくに大雲取の峰ごえに一足ごとにわが汗はおつ』
越前峠。土屋文明の歌碑。藤原定家『御幸記』の記述に風雨激しく輿の中まで雨が入りずぶ濡れまるで海の中にいるようだ。嘆いている。
越前峠から胴切坂を小口まで4�卍�高低差800mをいっきに下る。中辺路のなかで最も険しい道。
楠ノ久保久保旅籠跡。この地の旅館は明治の終わり頃までで、昭和30年ごろまで6軒ほど人が住んでいたそうだ。
ここ中根の旅籠跡も昭和30年ごろまで5軒ほど民家があったそうだ。
中根には円座石がある。円座とは藁や菅や藺草などで編んだ丸い藺草座布団のようなもの。梵字は右から阿弥陀(本宮)薬師(速玉)観音(那智)三所の神仏会合したのだろう
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3/30 15:09
中根には円座石がある。円座とは藁や菅や藺草などで編んだ丸い藺草座布団のようなもの。梵字は右から阿弥陀(本宮)薬師(速玉)観音(那智)三所の神仏会合したのだろう
小口の大雲取登り口。案内板の近くに登山計画書ポストが有った。今日は小口の『民宿百福』に泊まる。約14�卻發�。
小口の町メイン通りを通り、小雲取越のスタート。雨が降り出しそうな空模様だ。
寄り道して、高台から上長井の街並みと小口川を見る見る。小口川はかつて鵜飼があったそうだ。小口トンネルをぬけて小和瀬に出る。
小和瀬渡し場跡。赤木川にかかる小和瀬橋と山桜。ここより10�卍�流れ日足で熊野川本流と合流する。
民家の民家の脇の石段を登って小雲取越のルートに取り付く。小口より請川まで約14�辧�
とうとう雨が降り出した。風もなく小雨なので傘を差す。土道で歩きやすい。緩やかな登りである。
桜茶屋跡。熊野めぐりには『桜茶屋とてあり山中には綺麗成家宅也旅客をも泊めると也』とある。明治の末まで茶屋があった。
左右が分水嶺となっている道。樫,ウバメガシ,楢,桜などの熊野本来の自然林が残っている。
賽の河原地蔵地蔵である。小石が積まれ地蔵『大仙因入沙弥』『武蔵川越領鴨田村』『明和4年7月6日』とあるそうだ。少年僧が亡くなり身内が弔ったのだろう。
1
3/31 9:43
賽の河原地蔵地蔵である。小石が積まれ地蔵『大仙因入沙弥』『武蔵川越領鴨田村』『明和4年7月6日』とあるそうだ。少年僧が亡くなり身内が弔ったのだろう。
林道と交差したところに非常電話が設置されているのだが使用できない。緊急電話として使えると良いのだが。道は百間座の登りにかかる。
小雲取越の絶景ポイント。あいにくの雨模様で霞んでいるが、北西には果無山脈の稜線,西南に連なるように西南に遠く横たわる大塔山が望まれるはずだった。
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3/31 10:25
小雲取越の絶景ポイント。あいにくの雨模様で霞んでいるが、北西には果無山脈の稜線,西南に連なるように西南に遠く横たわる大塔山が望まれるはずだった。
百間座の地蔵尊。崖ことを熊野地方では岩座と言い百間とは高いことを形容している
万歳峠分岐点。右に下る道は如法山の万歳峠を越えて志古を下り熊野川を渡って伊勢街道に抜ける道。
松畑茶屋跡跡。熊野めぐりには『松畑茶屋とて四、五軒有り』とある。広い平坦地で整地されている。
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
GPS
コンパス
鈴
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
タオル
携帯電話
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
アルミシート
行動食
弁当
敷物
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ガソリンコンロ
メタ
クッカー
コーヒー紅茶お茶セット
|
感想
今回で熊野古道中辺路滝尻王子から本宮大社小雲取大雲取越那智大社青岸渡寺までの参詣ルートと派生した大日越、赤木越の参詣道は3回に分けて踏破した。小辺路の十津川から果無峠本宮も歩いているので、高野山から十津川までの小辺路と大辺路、体力的に実現できれば大峯奥駆道を歩きたいと思う。
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