湯殿山 ガスに巻かれて撤収
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- GPS
- 02:44
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 442m
- 下り
- 431m
コースタイム
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:44
天候 | 曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■雪は落ち着いていてワカンやスノーシューはなくても歩ける。 ■危険箇所はないが、P1151付近は広い雪原で、トレースがない時はガスに巻かれると迷いやすい・・・と思う。 |
写真
感想
この日は月山のスキー場開き。天気が良ければ昨年同様に月山へ登ろうと思っていたが、あいにくの空模様。上に行っても真っ白い世界だろうし、かねてから気になっていた湯殿山の下見をすることにした。
湯殿山には登山道はないので無雪期にそのピークを踏むことはできない。必然として藪が雪で埋まる積雪期にチャレンジすることになる。石跳川沿いに進んで南東尾根に取り付く記録が多いが、南西に延びる尾根を辿って行くとP1150を経て月山第一トンネル付近に出れそうである。ネットで調べると確かにこのルートの記録もヒットする。今回はこの南西尾根の下見のためP1151を最終目的地として駐車場からピストンする計画だ。
トンネル入口から左手に入ると広い駐車場があった。ここに車を停め除雪された雪山を越えて目的の尾根に乗った。最初の急登をこなして街道に出ると、あとはなだらかで単調な上り。それにしてもスノーモービルのトレースの多さ。駐車場にはスノーモービルの乗り入れは禁止の立て札があったのだが・・・。ガスの中を黙々と進むと、爆音が聞こえたと思ったらスノーモービルが現れ、次々に走り去って行った。その数なんと10台ほど。常々静かな山行を楽しみたいと思っているのだが、これは実に興ざめだった。ちょうど目的のP1151付近だった。ここから山頂までは標高差350mの登り。1時間半ほどで行けるだろう。今日のところはここで引き返すことに。
下りは早い。トレースを辿り駐車場まで戻ったのだが、ここで大変なことが発覚。サックに付けておいたアイゼンがないのだ。60里越街道を横切る辺りでアイゼンが落ちそうになっていたのは知っていたのだが、「駐車場はもうすぐだし・・・」とそのまま下っているうちに落としたようだ。雨が降ってきたのでフードをかぶっていたため落ちた音に気付かなかったのか・・・とりあえず空身で下ってきた斜面を登り返して探してみたが見つからない。アイゼンケースに入れていたので雪面を滑り落ちた可能性も高かった。ポッカリ穴をあけたツリーホールも確認してみたが、結局発見することはできなかった。
4〜5年使用したアイゼンだしこの機会に新しいものを購入することにしたが、もしこれが本当にアイゼンが必要な凍結した斜面を通過しなければならない状況だったとしたら・・・自分は滑落遭難した可能性があるということだ。これは二度と繰り返してはならない大きな過ちだ。ザックの中へしまうか、絶対落ちないような取り付け方にしないと、次は命に関わる重大な事態になるかも知れない・・・と猛反省した山行だった。(TONO)
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