チャオから継子岳に登って間違えてマイアに滑り込むと・・・
- GPS
- 06:39
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 873m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
- 山行
- 5:35
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 6:36
天候 | 晴れのち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴンドラ片道切符 900円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
斜面は急なので滑落に注意 |
写真
感想
昨年は雪が少なくて雪の御嶽山に行けずじまいでした。あの景色をまた見たくなったのでチャオ御岳から継子岳、そして五の池小屋にまで行ってきました。
前日1時起きで午後から用事も済ませたのであまり早起きできず、3時起きでゴンドラを利用します。8:30スタート、片道900円、往復なら1500円です。
駐車場は相変わらず賑わっていて、いつものように登山口に数台…なんて風景とはまるで違います。混雑したゴンドラに乗るのは大変です。スキー板が太くてゴンドラの外には刺さらず中に持ち込むという顰蹙状態。無駄に大きいザックと…。
ゴンドラ山頂駅からは同じように入山されるかたがおられます。御嶽山への入山は岐阜県への登山届提出が必要で、おんたけ2240側からは冬季は入山できません。最新情報を入手して確認してください。
最初はよく締まった雪で快調に樹林帯を登ります。森林限界が近づくとハイマツが茂ってますから、歩くルートをよく確認します。雪の硬さから早めにアイゼン装着、シートラーゲンにしてピッケルとピックストックで谷筋に降りて歩きます。
なるべく安全なルートを探して歩きます。その日によって雪の状態は変わりますから判断力が要求されます。
斜度が急になるにつれ、ピッケル駆使して四つん這いで登ることもあります。途中で強風の岩場を通過して隣の谷筋に移動、空気の薄さから息が荒いですがなんとか登り切って、先に飛騨乗越を目指します。ここでアイゼンは終了、シール歩行にします。
ほぼ登山道沿いに歩きますが、雪が飛ばされて岩が出ているとこが多く歩きにくいですがそのままシールで進みます。
五の池小屋は南側がすっかり雪が融け、いつでも入れそうな感じです。北側はまだ1階が埋まってます。
強風のなか飛騨乗越の祠に土下座して、継子岳に戻ります。すると登山者が見え、皆さん登頂かな〜と思いました。
継子岳に登頂すると先ほどのパーティーがスキーで下山されるところでした。ここでGPSの目的地を設定しなかったのがまず失敗の元でした。
いよいよシールを剥がしてスキー滑降です。思ったよりも斜度が緩いな…と思いましたがそもそも隣の斜面から登りましたからこんなもんかな、と思いました。先行するパーティーは順に滑降していきます。
GPSを見ながら下山ルートを確認して、谷筋から尾根筋に戻る場所を探し、無事に尾根筋にあるトレースも見つけて安心します。しかしGPSに登って来た自分のトレースがないことに気付きます。これもGPSの電源を誤って切ってしまったせいかな?と思い込んでました。迷わないようにセットした目的地は地図上のリフトの終点でした。これがまさかマイアのトップだとは想像にもしませんでした。
樹林帯には適度にスキーのトレースがあり、景色もチャオのそれと同じなので何の疑問もなくGPSを目的地に向け間違えないように進みます。そうしてようやくゲレンデが見えた!と思ったら何かチャオとは違う、誰も居ない・・・営業終了には早すぎるし・・・と思ってGPSの地図を調べると、何と登ってきた軌跡はチャオからしっかり伸びてました。ここまで来てようやくマイアのトップだと言うことに気がついて愕然、何と言う失敗でしょう。あまりにも似た地形と眺め、同じ様な山スキーヤーのパーティーがマイアに下って行ったこと、ゲレンデの形も何となく似ている、以前GPSのボタンを長く押しすぎてGPSの電源を切ってしまいログが取れなかった経験、というのが重なり間違ってしまったようです。さてここからマイアのゲレンデを下って得意のタクシーを呼んでチャオに戻るか、はたまた樹林帯をトラバースしてチャオに戻るか、前者は距離がかなり長くなりそうでかつタクシーもなかなか来なさそう。調べたら25kmくらいでした。DAIWA TAXIに電話したら間違いなく「おんたけ?ここは金沢のタクシー会社ですよ!」って言われるでしょう(笑)
後者はチャオのトップまで直線距離1.7km、下り基調でも2kmくらいとそれほど長くありません。時刻は2時過ぎでまだ余裕があるのでトラバースしてチャオに戻ることにしました。またまたシールを貼り付けて歩きます。
どのように進むのか地形図を確認しておきます。谷筋や尾根筋が3本ずつくらいあるので、急な部分を避けられるように選びます。それにはしばらくは平行移動、その後は下降するというルート取りです。間違って急峻なルートにならないよう慎重にGPSで現在地を確認しながら移動します。チャオのゲレンデが見えた時にはさすがに安心しました。もう夕方近くでゲレンデを滑っている人も少なく、ゴンドラに乗車している人もまばらでした。駐車場の車も随分少なくなってました。
無事に戻ってきはしましたが、それにしても下山するスキー場を間違えるなんて大失敗をするなんて想像もしてませんでした。偶然に偶然が重なると予想外のことが発生するという典型だと思います。怪しいと思ったら、「もしかして?」と自分を疑うことを忘れないように、というお告げのご利益だったのかも知れません。
コメント
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momochann、こんばんは。
チャオから継子岳は今シーズン行きたいルートだったので参考にしようかとレコを拝見しましたが、想像してたルートと違ってました(笑)
やっぱりmomochannには薮近木が必要なんですよ(笑)
たぶんそこからダイワタクシー呼んだ人はいないでしょうね。間違いなく。
Sanchanさんおはようございます!
たまには私も上品に一般的なルートを行こうとしたのですが、この結末でした(笑)
もう一般人には戻れないということでしょうかね〜
おんたけからDAIWA TAXI呼んだらイタズラ電話と思われて無視されること間違いなしです
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