アマギシャクナゲに会いに長九郎山・高根山〜寝姿山〜下田富士

2017年05月14日(日) [日帰り]

• GPS: 07:05
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,195m
• 下り: 1,178m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:45
• 合計: 8:20

6:35 長九郎林道ゲート前
8:05 8:05 長九郎山
9:50 9:50 長九郎林道ゲート前
11:05 11:05 蓮台寺駅前
11:55 12:05 高根山
12:55 12:55 旧下田街道
13:30 14:00 寝姿山駅
14:10 14:10 下田富士登山口
14:30 14:35 下田富士
14:55 伊豆急下田駅

天候

曇り後晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【長九郎山】
国道136号線で松崎町へ向かい
信号「宮の前橋」で県道15号線に入ります
道の駅三聖苑を過ぎてすぐの細道に左折で入り
道なりに約4km行くと池代橋
橋を渡ると正面に案内板があり、左折して林道を走ります
ガードレールなし、擦れ違い不可、落石注意の難路を経て
林道ゲート前に着くと数台の駐車スペースがあります
車の通行にはくれぐれもご注意ください

【高根山・寝姿山・下田富士】
県道15号線に戻り、左折
信号「箕作」で右折し国道414号線に入り
蓮台寺駅を目指します
駅の駐車場料金は一日800円
伊豆急下田駅〜蓮台寺駅の料金は170円

コース状況／危険箇所等

【長九郎山】
ゲートをくぐり抜け、橋を渡った左に登山口があります
標識は頻繁にあり、渡渉が一箇所あります
途中で林道を横断しますが案内板があります
帰りは、登山道の下りの膝痛が嫌なのでずっと林道を歩きました
ちょっと遠回りになりますが緩やかな下りの道です
特に危険箇所はありません

【高根山・寝姿山・下田富士】
・蓮台寺駅〜高根山
古くから良く歩かれていた登山道らしく
お地蔵様や丁石が見られ、踏み跡もはっきりしています
・高根山〜旧下田街道
高根山山頂直下は急斜面の真っ直ぐな下り
ロープはありますが、雨の直後などは滑りやすいと思います
下りきって廃道になったような林道に合流する地点に
新しく標識が建てられていて、助かりました
ほぼ平坦な林道跡のような広い道なのですが
あまり歩かれていない雰囲気が濃厚です
私有地が左に見えて来ると砂利道に出て、真っ直ぐ進むとゲート
ゲート前が旧下田街道です
・旧下田街道〜寝姿山
左折して峠を越え、下り始めると右手に寝姿山案内板と林道の標柱があり
途中まで舗装されています
（登山道もあったようですが、気づきませんでした）
下田ロープウェイの看板に従い、林道を離れて進むと
一般観光客で賑わう山頂駅
下りのみのロープウェイ料金600円
・下田富士
下田駅から歩いて数分で登山口
神社の階段の後、岩だらけの急坂を登ります
滑落にご注意ください

その他周辺情報

大沢荘山の家
熱いお湯がぼこぼこ湧き出している野性味豊かな露天風呂♪
シャンプー、せっけん類はなく、料金は500円
http://www.onsen-navi.net/yamanoie/furo.html

写真

5/14 5:53

大沢温泉露天風呂
登山口に向かう途中にあります。湯は熱め、シャンプー、せっけん類はありません。

5/14 6:01

池代橋
橋を渡ると正面に案内板あり

5/14 6:02

案内板を見て左折

5/14 6:32

長九郎林道ゲート前
擦れ違いの出来ない未舗装路に加え、ガードレールなし、なかなかの難路で、ドキドキでした(/_;)

5/14 6:38

振り返ったゲート
ゲートに、人一人通り抜けられる隙間が設けられています

5/14 6:38

登山口案内板

5/14 6:43

瑞々しいワサビ田

5/14 6:44

そろそろ出荷の時期なのでしょうか？葉の茂り具合がつんと美味しいワサビを連想させます！

5/14 6:45

堰堤
正に水の白糸

5/14 6:51

目に楽しい小さな滝も

5/14 6:53

沢蟹
ストックでつついたら、何するんだよ！と怒られました(*_*;ごめんなさい！昨日の雨でご機嫌の散歩中でしたか？

5/14 6:55

標識は随所にあります

5/14 6:59

大岩の下をくぐり抜ける箇所も

5/14 7:00

ちゃんと、苔むした標識が案内してくれます

5/14 7:01

僅かな急坂

5/14 7:10

霧の中の幻想的な植林帯

5/14 7:15

木段は腐りかけていますが

5/14 7:21

標識はしっかり方向を示してくれています

5/14 7:22

れれっ！林道に出ました！

5/14 7:23

大丈夫(^.^)
案内板完備なので、林道を横断して登山道に入ります

5/14 7:26

岩の上にどっかりと茂る木々を見ると、転がる心配がないと分かりますね！

5/14 7:30

またしても林道(*_*;

5/14 7:33

大鍋歩道
林道が歩道なのですね

5/14 7:38

案内板が見えて来ました

5/14 7:38

ここが最高所の登山口

5/14 7:39

川の流れた後のような石だらけの道を登り

5/14 7:55

尾根に到着したようです

5/14 7:59

岩の下に雨宿りするようなお地蔵さま

5/14 8:07

頂九郎山山頂
三ヶ月ぶりの懐かしい山頂(^^)/

5/14 8:10

展望台から見下ろすとアマギシャクナゲの花が見えます。背が高く、歩いていると見えないのですね。

5/14 8:12

三等三角点でした

5/14 8:13

山頂付近はまだ蕾が多い感じ。これからまだまだ楽しめそう♪

5/14 8:14

咲き始めて居る花にわくわく！池代コースにはシャクナゲはないのですね。大沢へ向かう尾根に期待して、八瀬峠に下り、林道で戻ることにしました。

5/14 8:20

植林帯の中の懐かしいベンチ

5/14 8:21

咲き残った椿

5/14 8:31

現れました(^^)/
この辺りはまだこれから見頃を迎えそう！

5/14 8:31

咲きだした初々しい花

5/14 8:32

花の付いた大木出現！

5/14 8:32

来て良かったと思う凝縮された幸福感に満たされます

5/14 8:32

しかしながら足元には既に花弁が散り敷いていました

5/14 8:33

ゴージャスな雰囲気に圧倒されます

5/14 8:33

何も言う事はありません

5/14 8:34

花の命は短くて…

5/14 8:34

苦しきことのみ多かりき

5/14 8:34

花は誰の為にも咲いている訳ではありませんけれど、誰にも見られずに散って行く姿が惜しまれます

5/14 8:35

写真を撮らずにおれません

5/14 8:35

花の房が見事

5/14 8:36

言葉は要りません。ただ美しさに見惚れます！

5/14 8:36

植林帯の中ではまだこれからの花も見られます

5/14 8:37

咲きかけの濃い色が一番の魅力でしょうか？

5/14 8:38

楽しませてもらえた群落も終わりに近づきました

5/14 8:46

八瀬峠
アマギシャクナゲの小路を、堪能しました!(^^)!

5/14 8:46

ひっそりとした峠
池代に向かい、林道歩き開始

5/14 8:46

さようなら
どうしてもアマギシャクナゲが見たくて来ましたが、もう二度と来る機会はないと思うと寂しくなります

5/14 8:53

大鍋歩道
先程見た名前なので、間違いなく駐車場所に戻れると思います

5/14 9:05

緩やかに下る道にそろそろ飽きて来ました

5/14 9:09

なんとなく見覚えのある地点

5/14 9:09

池代林道に入ったようです

5/14 9:15

はっきり見覚えのある地点。膝が痛むのが嫌なので、登山道は歩かず、このまま林道を下ります

5/14 9:32

雲が上がり、少し周辺が見えるようになりました。午後は天気回復の兆し(^^♪

5/14 9:52

ゲートに到着
次に本日二座目の山に登る為、下田に向かいます

5/14 11:03

蓮台寺駅北側
近くの車道脇に駐車し登山開始

5/14 11:09

北に歩いて行くと、見事なコウヤマキの生け垣の中に埋もれるように登山口の標識がありました

5/14 11:09

立派な生け垣
ここまでになるには相当の年月を要していると思います

5/14 11:12

伊豆急の踏切を渡り

5/14 11:14

堰堤の前を通過

5/14 11:15

ヒメシャガの花が咲き始めていました

5/14 11:15

お地蔵さま
赤いよだれかけが真新しく、近隣の信仰深い方々に守られていることと感じます

5/14 11:45

丁石もあります

5/14 11:53

ここにもお地蔵さま

5/14 11:55

高根地蔵尊
山頂のすぐ近く

5/14 11:55

高根地蔵尊の由来

5/14 11:56

高根山山頂に到着。朝方に比べると雲が薄れ、日差しが強くなりました。

5/14 11:56

目立つ山は婆沙羅山？長九郎山は影に隠れて見えないかもしれません。

5/14 11:57

三角点がありました

5/14 11:58

島影は利島
懐かしい形!(^^)!

5/14 11:58

式根島

5/14 11:58

下田港の向こうに神津島？

5/14 12:05

さようなら
山頂を後に、寝姿山に向かいます。記録を見ると、この先コースがはっきりしていない様子なので、ちょっと心配ですが…

5/14 12:06

電波塔
この先、激下りでした(*_*;

5/14 12:06

？
可愛らしい花

5/14 12:10

電信柱に沿い、ロープが張ってある急斜面を直線に下ります。雨の直後は滑りやすいでしょう。

5/14 12:19

振り返り、見上げた山頂。写真では凄い斜度なのが分かりませんね。

5/14 12:20

下りきると廃道になったような林道に出ました。さてどっちに行けばと見ると、新しいお地蔵さまと、これ又最近建てられたばかりのような標識があり、助かりました。

5/14 12:26

殆ど文字の消えてしまった標識ですが、蓮台寺駅に下る分岐ではないかと思います。また不安に襲われ、早く下ってのんびりしたらという悪魔のささやきも聞こえて来ます(^^ゞ

5/14 12:35

悪魔のささやきを振り切って前進。荒れてはいますがかつては広い道だった感じなので、藪山に比べたら、歩き易いかもしれません。

5/14 12:35

蜜柑の木
かつては人家があったのでしょうか？

5/14 12:38

工事現場の横を通過

5/14 12:51

池が見え、地図にある池と確認。現在位置がはっきりしました。

5/14 12:53

歩いて来た方角の山

5/14 12:55

砂利道に出て、歩いて行くと

5/14 12:57

ゲート
旧下田街道に出ました。左へ進み、峠を越えて

5/14 13:02

寝姿山自然公園案内板の前に出ました(*^^)v

5/14 13:02

やれやれ、どうやら道に迷わず来られました。ゴールまであと一息!(^^)!

5/14 13:04

いつしか青空♪
足がだいぶ疲れて来て悲鳴をあげてますが…

5/14 13:08

？
葉はシャクナゲそっくり

5/14 13:10

舗装が切れ、砂利道が始まりました。林道ですから当然(;_;)

5/14 13:13

あれっ！こんな標識があるなら峠付近から林道を通らずにショートカット可能だったのかもしれません。発見できませんでした。

5/14 13:23

後で聞いた話によるとどうやらこの辺りに三角点があったようです。ちょっと残念ですが、もう行く気はしませんでした。

5/14 13:23

この先は有料
という事はロープウェイを使って下るのが賢明(^^ゞ

5/14 13:29

朱塗りのお堂が見えました

5/14 13:30

下田港と遥かに伊豆七島の素晴らしいロケーション

5/14 13:30

愛染堂

5/14 13:34

足元に谷に挟まれた下田市街

5/14 13:38

寝姿山案内板
観光で訪れる方で賑わっています。高根山から歩いて来ると登山にはあまり縁のない山という雰囲気。でも、見どころは沢山あり、観光名所としてのんびり時間をかけて散策が楽しめそう。

5/14 13:40

100年以上前の重要な歴史の転換地点に立っていると思うと感慨深いです

5/14 13:40

やはり目立つ利島。行ってみたくなります♪

5/14 13:41

下田港全貌
良港であることが一目瞭然

5/14 13:48

黒船見張所跡
大砲を備えて、見張っていたんですね(*_*;

5/14 13:48

狙いを定め、今にもズドーンと発射されそうです

5/14 13:48

？
鮮烈な赤い花

5/14 13:59

ロープウェイで一気に下ります。疲れた足に御褒美(^^♪

5/14 14:04

見上げたロープウェイ山頂駅

5/14 14:09

下田駅から寝姿山

5/14 14:12

登山口の石碑
標高差は僅かでも、姿が美しく、登ってみたかった、歴史の重みを感じる山

5/14 14:12

富士山姉妹の言い伝え
微笑ましいですね(^.^)

5/14 14:14

急な階段はおよそ八十段

5/14 14:14

この先険しい登山道

5/14 14:21

下田市街が目の下

5/14 14:22

ロープの張ってある、斜めに傾いた巻き道は、滑落注意かも

5/14 14:23

小さな祠
山頂は未だですね

5/14 14:29

南方面の展望

5/14 14:31

山頂の鳥居

5/14 14:34

時間的に無理かと危ぶんだけれど、下田富士に登れ、今日の日程を無事終了です!(^^)!無事帰れますようにと祈願。

5/14 14:42

伊豆急下田駅
電車に乗り、ひと駅先の蓮台寺まで行きます。すぐに電車に乗れると嬉しいのですが。

5/14 14:49

有難うございました

5/14 15:23

伊豆急電車

5/14 15:33

蓮台寺駅に無事戻りました。おまけに下田富士にも登り、十二分に楽しんだ一日でした!(^^)!

感想

kyom4

人の名前の付いた山名に親しみを覚え、
アマギシャクナゲの咲く季節がベストと紹介されているにもかかわらず
今年一月、箱根周辺の関東百名山に出かけた折に、登った山。
前夜、強風が吹き荒れ、当日も曇り空、山頂には薄く雪も積り
残念で、どうしても再訪したいと思うようになっていました。

再訪するとなると自宅からの距離は、優に200kmを超え
当然、運転のリスクも伴い、不安は尽きませんが
時期を見計らって、長九郎山に咲くシャクナゲに会いに来ようと決心。
前回、宝蔵院駐車場から往復しており、同じコースではつまらないと、
今回は池代（酷道の噂は本当でした）コースを往復。

池代林道コースでは、アマギシャクナゲにお目にかかれず
八瀬峠から山頂の間でシャクナゲの大群落を見ていたことが幸いし
八瀬峠に下れば必ず会えると、山頂で休憩中に計画を変更。
八瀬峠で林道に出てから、池代コースに合流できるかどうか
不安になりながらも、満開のシャクナゲを満喫でき、
歩いて来た林道にも問題なく合流、苦労した甲斐がありました。

遠方から来て、せっかく伊豆半島を南下するのですから、
気になっている山をもう二つ程と欲張ってみました。
それが寝姿山と高根山の縦走で、もし時間に余裕があるなら
下田港から綺麗な形に見えた下田富士にも登りたいと思い
調べたところ、松崎町から下田市の距離は案外短く
車の移動時間の少なさにも随分助けられました。

高根山から下り、廃道になった林道のような踏み跡から次第に
現在位置がはっきりしなくなりましたが、
林道寝姿山線に無事合流後は、舗装道歩きで問題ありません。
寝姿山三角点は、ロープウェイ敷地内にはなく
未舗装林道の付近の林の中にあったようです。

下田港の素晴らしい景観をゆっくり楽しんだ後
疲れた足への御褒美で（入園料が600円ということもあり）
麓駅に下り、その足で下田富士に登りました。
ちょっとハードなスケジュールで実現できるか危ぶみながらも
下田駅からひと駅先の蓮台寺まで伊豆急に乗り、車に帰着。
電車利用も使い方で時間短縮に繋がり、有難いものだと実感、
今回の計画を、なんとか無事終了しました。