倉掛山・三窪高原
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- GPS
- 05:49
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,228m
- 下り
- 676m
コースタイム
白沢峠 10:25-10:40
倉掛山 11:20-11:35
板橋峠 12:20-12:25
藤谷ノ頭 12:45
無線中継所 13:00-13:05
鈴庫山 13:35-13:45
ハンゼノ頭 14:05-14:20
柳沢ノ頭 14:30-14:40
柳沢峠バス停 15:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
塩山駅 08:10-(山梨交通バス)-09:05 白沢橋(自由乗降) (帰り) 柳沢峠バス停 15:40-(甲州市民バス)-16:30 塩山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■柳沢峠には、今年の5月より、塩山駅からのバスが2往復するようになっています(春〜秋の休日のみ)。早速この新路線を利用してみました。 ●白沢橋〜白沢峠 登山地図でも地形図でも、林道はずっと白沢の右岸を進むように書かれているだけですが、実際には左岸を歩く区間が2箇所にあり、都合4たび、対岸に渡ることになります。 このうち3度は浅い流れを飛び石で徒渉していきます。水量が少なければ、靴を濡らす程でもありませんでしたが、雨後などは要注意かと思われます。 林道が終わって山道に取り付いてから、少しの間は道が細くて不明瞭です。テープが道案内をしてくれましたが、テープを見落とすと迷いかねません。 でもジグザグを描いて尾根を登るようになれば、以降は明瞭な道でした。ただしササの中の道なので、もし刈り払われていなければ、かなり歩きにくいでしょう。 ●白沢峠〜倉掛山〜板橋峠 基本的には防火帯の尾根道です。白沢峠から歩き始めて間もなくの四等三角点の先で、一旦笹ヤブに入りますが、道筋は明瞭でしたし、ほどなく防火帯に復帰します。 道は分かりやすく、開放的で気持ちの良い区間が続きますが、急登や急降下が比較的多かったです。 ●板橋峠周辺 なぜか道標を全く見ませんでした。どの方向にどちらを目指すにせよ、地図がないと進行方向が分からないと思われます。 ●板橋峠〜三窪高原〜柳沢峠 藤谷ノ頭を過ぎた所で最初の道標を見た後は、道標完備で、道も良く整備されています。 登山地図では、藤谷ノ頭の南側で「踏み跡交錯」という注記とともに「迷」マークが付けられていますが、二手に分かれる道筋はどちらも明瞭で、しかも道標も両方の道にきちんと出ていて、迷いやすいようには思われませんでした。 鈴庫山直下の短い区間だけ、やや足場の不安定な急登となります。注意が必要なのはここだけでしょう。 |
写真
感想
今回は満開の花をお目当てにして、レンゲツツジの大群落がある三窪高原に行ってきました。
ところが結果的に花期には早すぎて、ほとんど花を見ることができませんでした。今年は桃も桜も花期が遅かったのですが、ツツジも例外ではなかったようで、残念です。
それでも、開放的な防火帯の尾根歩きや、新緑の高原歩きでは、清々しい気分を堪能できたので、それなりに満足できた山行となっています。
塩山駅から出ている山梨貸切自動車のバスは、天科〜新地平の間、かなり長い距離にわたってバス停がありませんが、この付近はすでに自由乗降区間に入っています。
天科で一旦細い道に入ったバスが国道に復帰し、山梨市駅から出ている山梨市営バスだけが停まる芹沢入口バス停を過ぎて、次に渡る大きな橋が白沢橋です。
橋の前後には、「白沢橋」という道路標識が目立つように立っていたので、それを見てから「この橋を渡った先で降りる」と運転手に指示をすればOKでしょう。
そんな中途半端な地点で降りるのは私だけだろうと思っていたところ、なんと同じように降りた方がもう1人おられました。
後々でおいおい分かっていくことなのですが、その方とは最後まで全く同じルートで、しかも歩くペースもほとんど一緒。こんなマイナールートでこんな奇遇な出会いがあるとは完全に想定外でした。
話していて気持ちの良い方でしたので、千葉から来られたその男性とは、その後要所要所でお会いするたびに会話をさせて頂き、楽しい思い出になりました。
さて、「コース状況」ですでに触れましたが、歩き始めて、林道を歩いている間は何の問題もないと思って安心していました。事前に見ていた全ての地図が、林道が右岸をただ真っ直ぐ進むだけと書かれていたためです。
ところが林道が対岸に渡る箇所が2度もあったのがまず意外で、しかも徒渉地点のうち3箇所が橋のないところとはビックリです。地図が何故そのように書かれていないのかも不思議に思われます。
この日は飛び石で渡れる程度の水量だったので問題なく通過できていますが、水かさが増してしまうと、簡単には渡れなくなりそうでした。
また、林道の終点で山道に取り付いた直後しばらくの間は、細くて不明瞭な道が続きます。
時として意外な方向に道が続いていることがあったので、道案内のテープに助けられてどうにか迷わずに歩けた感じです。今後、テープがなくなったりしないと良いのですが。
白沢峠に着いてしまえば、あとはもう迷うような箇所もないですし、防火帯を軸にした、開放的で気持ちの良い道が続いていきます。
ただし倉掛山を過ぎるまでの防火帯は、登り下りともに急な箇所が多くて、そこを直線的に歩くのは少々しんどいところでした。
なお、防火帯では沢山の山菜が芽を出していて、別に探そうとしていなくても次々と目に入るほどで、その多さには目を見張るほどでした。
そして、いよいよツツジを楽しみにしていた三窪高原に入ります。登山地図によれば花期は「6月上旬〜下旬」とされています。
今年は桃も桜も遅かっただけに、ツツジも遅いのではという心配を最初から持っていたのですが、その心配がその通りになってしまいました。
レンゲツツジはまだほとんどが固い蕾のままで、蕾の先端が少し色付き始めているのを時折見かける程度です。
違う種類のツツジは、白沢峠以降で散発的に咲いているのを見てきているので、全く花を楽しめなかった訳ではありませんが、「満開の大群落」を期待してきただけに、それとのギャップはあまりにも大きなものでした。
それでもすでに書いた通り、淡い緑が鮮やかだった明るい高原歩きは気分が良かったですし、花には早かったためか人が少なくて静かに歩けたので、このタイミングも悪くなかったと思っています。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2011_04_06/mt2011_04_06.html#20110604
写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2011-06-04
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