御前山〜鋸山〜大岳山〜御岳山〜日の出山〜イケたらつるつる大作戦


- GPS
- 07:20
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 2,007m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:20
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
奥多摩駅発峰谷行き西東京バス7:45分〜8:00奥多摩湖到着 帰りは、つるつる温泉発16:41分青春バスにて武蔵五日市駅へ 武蔵五日市駅17:21ホリデー快速あきがわにて新宿へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候晴。よってぬかるみや滑る所もなく快適でした。 まずはなんといっても、御前山までの前半の急登はやはり堪えます。 最初にここを持ってきたことで、後半の足が残せなくなって少々辛かった。 コース全体を通じて危ない箇所はあまりなく、しいて言うなら、大岳山〜御岳山間の岩場下りがちょっと油断すると危ないかなと思います。 |
その他周辺情報 | つるつる温泉最高ですw 混雑がひどかったけど、とてもよかったです! |
写真
装備
備考 | 虫よけスプレーと帽子を被り忘れて出てきてしまいました^^; |
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感想
一昔前、この奥多摩はスポーツカーをブイブイいわせてよく走り回っていた懐かしい場所。
今はこうして、ザック担いで奥多摩湖に始発乗り継いで立っているのですから、人の人生というのは分からないものです。
地域にこだまする改造マフラーの騒音を耳にすると、なんだか私事のようで申し訳ない気持ちになってしまいます。こんなに爆音が山間に響き渡っている事は、山中に身を投じてみないと分からないものなのですね。五半世紀前の自分に反省したりです。
山行計画の時点で、つるつる温泉なる施設になんだか魅力を感じ、頭の中がつるつる一色となってしまった地図の配置ですが、御岳山で脱落しケーブルカーで降りるか、魅惑のつるつる温泉までにたどり着けるかが今回のキーポイントとなりました。
まずは、皆様からの情報を頼りに、御前山の急登を味わうべく一気に高度上げに挑戦。トレイルの方に刺激され、トレパン汗だくにしながら、一気に惣岳山まで押し上げました。本当にキツイ登りです。岩場や危険個所は少ないですが、本当に効きます。
今回のルートチョイスに、ここの急登を一番最初にもってきたことを後悔するのにそう時間はかかりませんでした。
御前山に到着。広い山頂ですが、景観あまりよくないので早々に次へ。ですが、この山をリスペクトする気持ちは疲労困憊の両足が教えてくれました。天晴、御前山!
なだらかな尾根を経て、鋸山へと向かいます。
前半早々に気がつきました。思いのほか、最初の急登が足腰の体力を思った以上に奪っていたのです。
大ダワでトイレを借り、鋸山のピークに挑みます。
前半に足を使い過ぎ、登りの時に足が思うように上がらないのです。ちょっとした岩場で喘ぎながらもなんとか到着。予定していた時間より少々遅れてしまっていました。つるつる大作戦に赤信号が点滅していきますw
鋸山〜大岳山間のルートが、おおむねなだらかな事が救いでした。
さしたる登りもなかったので、ここで一気に体力回復と時間短縮をし、大岳山の山頂に向かいます。
岩場が出てきたな〜と思いつつ、じわじわ登山客が増えてきたなと感じていたら、なんと、あっという間に大岳山の山頂に出てきてしまったのですw
あら? 着いちゃったw というのが大岳山の感想でした。気持ちの意味でも、これは収穫だったと思います。ピーク前の心の準備をする前に、山頂にたどり着いちゃったのですから。
それにしても大岳山の頂上は素晴らしい景観でした! なおかつ雲一つない天気。そして写真撮影のため渋滞する山頂標識w この山の人気の高さが窺えます。
始発前のコンビニで、選択肢の少ない陳列棚でチョイスしたおにぎりをほおばって、後半戦にとりかかります。山頂でのおにぎりの中身ベスト1は何気に昆布かも^^
ここから大岳山を一気に下ります。岩場の連続に疲労した足腰にダメージが襲い掛かります。ここはけっこう岩の変化があってすごく楽しめます。下りではなく登りで通りたいなと思いました。また来たいなと感じずにはいられません。
御前山と比較すると、商店街の中のような登山者の数に目をぱちくりしながら、次第に攣り始めてきた左足をかばいつつ、なんとか御岳神社の階段まで自身を運んできました。足の力より手すりに込める腕の力で神社まで押し上げ、ようやく久しぶりの御岳神社に参拝し、いよいよ、日の出山に向かうか、ケーブルカーで楽をするか。運命の分かれ道に差しかかりました。
まあ、選択の余地はなく、脳内の有権者たちはこぞってつるつる行に一票。
家内に渡してあった山行予定に(御岳山までの行程を渡してあったw)、延長してつるつる温泉行を加えるよう電話で伝え、店が軒を連ねる通りを越えて日の出山に向かいました。
整備された日の出山へのルートは、本当に歩きやすい道が続きます。登りも少なく、ぜひ御岳山に来たら立ち寄ってほしい所でもあります。ただ、下りは自身の足で降りなければいけないのが難点かもです。
約30分ほどで日の出山に到着。さほど期待していなかった山頂だったのですが、登ってびっくり! もの凄い景色が待っているではありませんか!
日の出が見えるから日の出山なのかw 登ってから気がつく自身の浅学に呆れつつ、その景観に目を奪われました。そして背後に鎮座する山々に感謝。
登ってきた山々を振り返る瞬間も、縦走の醍醐味だなと思います。そして、それらの山々に対する畏敬の念。山は大なり小なり、多くの感銘と多くの思いでの景色を、そして多くの道程を、私の人生の歩むべき道を示してくれるのです。
疲労はピークに差し掛かっていましたが、力強い足取りでつるつる温泉へ。
下山の時間は長く感じますが、危険なところは少なく、予定よりも早く一般道に到着。同じ登山客とお疲れ様の声を掛け合うと、全員同じ足の向きでつるつる温泉にw
まあ、寄らないのは損だと思いますよね。
15:30にゴールのつるつる温泉に到着。自身との戦いのようなルートですが、踏み切ると本当に充実した山行となりました。景観の良い所が少ない分、視界が開けた時の解放感はなかなかのものです。
つるつる温泉はもの凄い人でしたが、ぬるぬるとした湯はやみつきになります。昔、青森の温泉で体験したぬるぬるの湯に、どこかであの湯を味わいたいなと思ってたのが、まさか都内にあるとは思ってもみませんでした。
青春バス、およびホリデー快速あきがわの時刻もあって、ゆっくりとできませんでしたが、風呂上りの缶ビールは、この世のどんな飲み物に勝るとも劣らない至高の味でした。
きっと、皆様もその一杯を、心の山頂標識としつつ、明日の山に旅立っていくのでしょうね。
私自身のおススメとしては、御岳山→日の出山はハイキング向きで、スニーカーでも十分に楽しめます。
あとはやはり、御岳山⇔大岳山は本当に面白いです。軽装ではちょっと敷居が高いですが、ぜひこの区間の岩場は御岳山に来たのならついでに行けるとこではないけど、行って欲しい所です。素晴らしい景観が待ってます〜♪
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