富士山のクリアーな絶景に出会えた乾徳山(大平牧場から往復)
- GPS
- 05:38
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 802m
- 下り
- 783m
コースタイム
-10:29乾徳山10:50-11:55扇平12:09-12:53堂満尾根
-13:12乾徳山登山口-13:30大平牧場駐車場
天候 | 晴れ(雲多し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装された林道 幅が狭くて急坂かつ見通しが悪い 対向車注意(すれ違いのできるスペース少なし。対向車とすれ違いが困難な道が続くので、常にどこまで戻ればすれ違えるかの確認が必要) 1台800円 車が到着すると、道を隔てた家から料金を取りに人が出てくる トイレ&水場(水道)あり 登山靴を履いていなければ女性は家の中の水洗トイレを使わせてもらえるかもしれません |
コース状況/ 危険箇所等 |
大平牧場〜乾徳山登山口 登山計画書ポストあり 駐車場から乾徳山が望める 駐車場付近に乾徳山まで3時間の道標あり 駐車場から林道を少し進んだところに案内があり分岐(左に入る) 登山口まで歩きやすい道 登山口には乾徳山まで2時間30分の道標があるが、ここまで30分もかからない(15分くらい) 乾徳山登山口〜堂満尾根 九十九折になったかつての林道状の道が尾根まで続いている。登山道は林道状の道を歩く部分と、ショートカットする部分がある。 ショートカットの道の入口と出口に赤テープがあるので、赤テープを確認しながら歩く。 途中で塩ビパイプから湧き水が出ているところあり(飲用かは不明) ショートカットの道は特に問題はないが、少し滑りやすそうであった(先行者の靴が滑った跡が随所にあった)。 尾根に乗る直前が少し急になる。 堂満尾根〜月見岩 取り付き部分は急坂であるが、程なく緩やかになる(月見岩まで)。 広葉樹中心の林相。ミツバツツジが多く咲いており、新緑のこの時期は明るい尾根道。 (夏場は、暗くなるかもしれない) ところどころ左手が開けており富士山が見える 月見岩に近づくと木の隙間からこれから登る乾徳山も見える(杖棄岩は見えなさそう) 月見岩の手前あたりにちょっとした岩場あり(まったく問題なし) 月見岩(扇平) ここで徳和からの登山道と合流 広々としたカヤトの草原 月見岩は、裏からなら簡単に上まで登れる (表からも最初のステップが高いが何とか登れそう) 少し登ったあたりに扇平1850mの看板あり(実際はもう少し低い標高と思われる) 月見岩〜乾徳山山頂 しばらくは樹林帯の登り 標高差200mぐらい登ったあたりから岩場になる 頂上までのクサリは3箇所 最初のクサリのない岩場を過ぎると髭剃岩が最初のクサリ 岩の間を登る格好になる。高度感なし。クサリを使わずに登れそうだったが、右足の置き場が滑ったので無理だった。 (右側に岩場を迂回するルートあり。下りはこちらを使用) 次の岩場は壁状の岩場で2段になっている 一段目はクサリが1本、2段目はクサリが2本下がっている(右が易しい) 登りはクサリを使わなくても上りやすいが、下りはクサリを支点にしたほうがよさそう (一部のステップが外傾斜になっているため滑ったときの保険のため) 最後の岩場は頂上直下の杖棄岩 右側に迂回路あり(下りに使用したが急なアルミのはしごが2箇所ある) 杖棄岩の下部はクサリが使わないと難しそう。中段以降はクサリがなくてもOK この杖棄岩を登りきったところが頂上 頂上は狭い(休息場所&コンロ置き場に苦労する) |
写真
感想
約10年ぶりの乾徳山(前回は秋に徳和から登りました。)で岩場の練習です。
また、今回は先日入手したヤマレコバッチのデビュー山行でもあります。
(当日3名ほど既に記録をアップされていますが、ニアミスのようです)
今回は、久しぶりに相方と登ることになりました。相方は4ヶ月ぶりなので、体力勝負はできないのでのんびり登ることにしました。
(したがって、他の山行記録に比べて、今回の記録はコースタイムに近いと思います)。
「道の駅まきおか」で休息後、大平牧場まで車で進みました。国道140号線から林道に入るとすぐ狭い道になります。
この道は、幅が狭く見通しが悪いので対向車とのすれ違いに神経を使います。
この日は、2台対向車がありました。
また、傾斜もかなりきついので車であがるのはなかなか大変です。
駐車場には、7時40分ごろ到着。1台800円です。
車を止めるとすぐ、向かいにある大平荘から女性が出てきて駐車料金を徴収してくれました。
水道とトイレは大平荘のところにあります。相方は、大平荘の中のトイレを使わせていただきました。
天候は、曇りがちでしたが、駐車場に着いたときには青空と乾徳山の頂上も見えたので、良くなる雰囲気はありました。
とはいうものの、スタート時点は霧が立ち込めていました。
それでも、今回の第一の目的は、岩場の練習でしたので元気良くスタートしました。
過去のヤマレコによると大平牧場からの登山道は道が少し不明瞭であるという印象でしたが、道はきちんとありました。
ただ、分岐点で赤テープに注意する必要があります(ただ、分岐点を見落としても遠回りなだけのような気がしますが・・・)。
途中の堂満尾根の急坂で少し休みましたが、振り返ると意外なほどくっきり富士山が見えました。
梅雨の晴れ間で、上空の空気が澄んでいるようです。
ときどき雲が富士山を隠すのですが、晴れ間は多そうでしたのでこの先の展望を期待しつつ登っていきました。
しばらくの急坂を過ぎると歩きやすいなだらかな尾根道が月見岩まで続きます。
このあたりは広葉樹主体で新緑のこの季節は明るい道です。
ミツバツツジがたくさん自生しており花を楽しむことができました。
時期的にはもう少し早いほうがよさそうです。
しばらく進むと前方から人の話し声が聞こえてきて、開けた場所に出ました。
月見岩も見えます。
月見岩のところでしばらく休憩。
ついでなので岩の上に上ってみました。
正面は急な面になっていますが、裏面は緩やかな傾斜で簡単に上に上がれます。
岩の上に上がると広々とした扇平を見渡すことができ爽快です。
雲海の上には雪を残した富士山がクリアに見えました。この時期にしては珍しいのではないでしょうか?
雲がなければ南アルプスも見えたと思いますが、この日は雲にさえぎられて見えませんでした。
月見岩でしばらく休んだ後、いよいよ山頂に向かって出発します。
ここからが岩場の続くところです。
以前に来たときの記憶から最後の岩場以外は大したことはないと思っていたのですが、
最初のクサリ場(髭剃岩)でつかえてしまいました。
一眼レフのカメラを首からぶら下げたままクサリなしで登ろうとしたのですが、
右足をステップにおいて上段の岩角をつかみながら左足を上げるところまではできたのですが
左足に体重を乗せようと右足を踏ん張るときにズルッと滑ってしまいうまくいきません。
仕方ないのでカメラをザックに収納してクサリをつかんで登りました。
(ですので以降山頂まで写真がありません)
髭剃岩を過ぎてしばらく行くと二段壁状になった岩があります。下段はクサリ1本、上段はクサリが左右に並んで下がっています。洗濯板のような凹凸があるのでホールド・ステップとも十分でした。登りはクサリはほとんど不要ですが、下りは必要でしょうか。
頂上直下の杖棄岩は、下段はクサリが必要でした。左の岩を登る手もあるようです。相方は迂回路で楽をしました・・・
頂上は狭かったので紅茶を沸かしてすぐ下山しました。
同じコースをもどったのですが、岩場で登りの人を待っているとなかなか降りれず時間がかかりました。
堂満尾根の下り途中、大平方面からパトカー、消防車、救急車のサイレンがにぎやかに聞こえており何だろうと思っていたら、山でけが人が出たようです。
そのあと頂上方面でヘリの音も聞こえていました。
消防の方によると、女の子がけがをしたらしいです。
他の方のレポートいあるようにヘリで救出されたようで、まもなく各車撤収されて行きました。
いろいろありましたが、富士山の景色に感動できた山行でした。
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