剱岳
天候 | 5/3晴れ、5/4晴れ、5/5晴れ、5/6雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|
感想
5月2日夜発、3日から6日まで所属している山岳会「アルパインNPOさいたま」(http://saitama-mt-alpine.net/)の山スキー合宿@剱岳に参加した。
3日は、室堂から20kg弱の荷物を担ぎベースキャンプ地の劔沢キャンプ場入り。
当初、4日は長次郎谷左俣から山頂を目指し、下山は熊の岩からスキー滑降の予定だったが、ここ数日の気温の上昇による雪崩のリスクを避けて、ルート変更。
通常ルートの一服劔、前劔を経て、平蔵のコル前でスキーをデポし、剱岳に登頂。
夏とは違う景色とパノラマに感動、劔の素晴らしさを改めて認識した。
そして平蔵のコルからスキー滑走開始、数日前の雪崩による死亡事故をおもいつつ、雪崩の誘発を避けるために転んではいけないと踏ん張るが、登りで体力を消耗しているため、矢張り転びながら何とか劔沢まで下り、キャンプ地まで無事帰還した。
山頂からダイレクトルンゼを滑走した仲間二人は、ルンゼ滑走終了後に次のボーダーが誘発した大規模な雪崩を目の当たりにした。幸い雪崩を誘発したボーダーを含めて、仲間も雪崩に巻き込まれることはなかったが数日前の積雪と気温上昇から雪崩のリスクを痛感した。
5日、別山を経由して真砂沢を滑降、こちらの斜面は平蔵谷より斜度も緩く、太ももの痛みに耐えつつ転びながらも山スキーを満喫。ただし沢の下部はデブリ帯が多く、コブをこなす技術upが課題と痛感。
長次郎出合を右に見つつ劔沢を登り返し、ベースキャンプ帰還。6日最終日の天気が崩れるとの予報から、ベースキャンプを劔沢から雷鳥沢に移動し、合宿最後の夜
6日最終日、一ノ越を越えてタンボ沢を滑り黒部平を戻る予定が、予想よりも早い歩き出しから雨が降り出し視界が不良に。
一の越山荘で休憩し、室堂へ戻ると予定変更。その時の私の地図確認や認識が甘かった。山荘から滑り出し、仲間に着いて行くつもりが、転んで方向を誤り、仲間を見失った。本来の滑走コースの室堂へ一般道から大きく外れたが、途中でブル道に辿りつき、少しでも早い仲間との合流が最善と考え室堂を目指し、無事合流できた。
しかし私がコースを外れたことで仲間たちは寒さと雨の中、私を待つことで体力を消耗してしまった。その後、私を室堂を目指し、私との合流を待つ判断をするものの私を探しに視界不良の中、別方向のコースを向かった場合は、相当の時間を要し、最悪は二重遭難の可能性も無いとは言えなかった。
正直に書くと私は最近の山行参加をリーダーではないとは言え、「同行している」という感覚が強かったと思う。恐らくソロやリーダーの山行の場合は、全てのルートを頭に入れて望むはずだが、今回、後半のルートは完全に頭に入っておらず、仲間に着いて感覚が強かったことを反省している。
このアルバムは楽しそうな写真ばかりを集めたが、私は会の山行に対する姿勢を改めなければいけないと痛感した
技術面、体力面でも仲間に及ばず、少しでも皆に近づきたいとトレーニングを続けてきたつもりだったが、一番大事なところが抜けていた感じがする。このことを自分では気付かず、リーダーである上野さんとの帰りの温泉での普通の会話の中で気付かされたときは、正直、痛恨の一撃だった。
会の会長であり、今回の合宿のリーダーであった上野さんには自分の誤りを気付かせてくれたことに本当に感謝している。二重遭難のリスクをさらしてしまったのも関わらず、また私を受け入れてくれた仲間たちにも勿論感謝している。
そして私は、体力、技術、メンタル面を鍛えることが必須だが、いつかリーダーとして劔に戻れるよう、精進したい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する