焼山沢から美ヶ原 周回 (焼山沢〜茶臼山〜王ヶ鼻〜王ヶ頭)
- GPS
- 08:56
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
少し下にも10台程度の路肩スペースあり トイレは武石観光センターで |
コース状況/ 危険箇所等 |
焼山滝を迂回する巻き道に以前からあるガレ場とは異なる小崩落あり |
写真
感想
梅雨入り前の残り少ない好天の日曜、美ヶ原に焼山沢から登ってきた。
ルートは焼山沢から茶臼山、アルプス展望コースを進み王ヶ鼻、王ヶ鼻から王ヶ頭、
王ヶ頭から台上を塩くれ場の周回コース。
美ケ原は焼山沢から歩くのが最も長いがさらに茶臼山も入れてロングめの周回コース
を歩いてみた。
焼山沢登山道は以前に何回も歩いているが、今回歩いた印象も以前とほぼ同じ。
ここは焼山の滝があるので迂回するために巻き道を進まなければならない。
巻き道なので斜面がきついのは仕方がないが、ここは結構嫌らしい感じの区間。
今回はその嫌らしい巻き道に新たな小崩落個所があった。
距離的には数メートルと短い土砂崩落だが、ちょうど丸太橋で窪みの急傾斜を渡る
ところに土砂が落っこちてきているので、サクッと簡単には進めない。
慎重に巻き道の山側にへばりついて抜けたが、嫌な感じだった。
ここは梅雨の長雨で土が緩んでいる時は歩きたくない個所だと思う。
小崩落個所以外にも、この巻き道は全体的にか細くてかつ谷側に切れ落ちて
いるので、歩いていると結構緊張する。危険という程ではないが注意は必要。
滝を迂回すると沢の源流域に入って、そこからは原始の森。
人の手が入っていない森なのでそこら中に倒木がある。
登山道にもお構いなしに太い木が倒れこんでいるので、乗り越えて歩く。
雰囲気は野性的でワクワクするのだが、野性的という事は野性動物も当然いる。
以前ここを歩いた時には、クマの大きな糞を見つけた。
麓の登山口にもクマ注意の看板が設置してあるように、ここは確実にクマがいる。
鈴や笛の準備をした上で歩いた方が良い登山道である事は間違いない。
うっそうとした原始林を抜けると、今度は一転して広々とした草原部になる。
このギャップが焼山沢から登る美ヶ原の魅力。
焼山沢上部の草原部を歩いていると、何度訪れてもハイテンション状態に
なるのが不思議。
実際ここの風景は他の有名な高山に全く劣らないと思う。
焼山沢上部の草原・牧草地を登り切ると、多くの観光客が行き交う美ヶ原台上
に到着する。ここで一旦台上の平坦な道に入るが、茶臼山を目指しているので、
塩くれ場からすぐ先の牧柵を南側に抜ける。
早めの時間だったからかほとんど他のハイカーとすれ違う事もなく40分程で茶臼山に到着。
以前訪れた時は晩秋の澄んだ乾いた空気のお陰で雲が非常に少なくて、
もの凄い展望が得られたのだが、今回は梅雨直前の初夏に近い陽気。
山はすでにもくもくとした夏の雲に覆われていてあまり展望は利かない。
それでも雲の切れ間から富士山はしっかりと見えた。
小休憩を経て茶臼山を後にし、アルプス展望コースに入って王ヶ鼻・王ヶ頭
を目指す。ここからは多数のハイカーとすれ違いながら歩いていく。
ここは南アルプス・中央アルプス・北アルプスと全てのアルプスの山が見える
道なのだが、あいにく北ア方面のみ厚い雲に覆われていて見る事は出来なかった。
しかしながら南ア中央アはくっきりと見えていて楽しめた。
到着した王ヶ鼻・王ヶ頭でも、雲に覆われ北アルプス方面の展望が無くて少し残念。
梅雨の近い今の季節的には、雲が出ていて当然だったかも。
今回は焼山沢から茶臼山を経て王ヶ鼻・王ヶ頭を巡る周回コースを歩いてみたが、
美ヶ原はやはり人が多いと感じた。台上に大きなホテルが複数あるのが要因だと
思う。
人の多い美ヶ原でも、焼山沢から歩く道は登山者が非常に少なくて静かなコース。
人が少ないという事はそれ相応にリスクや難しさもあるが、
そういう事も全部含めて理解できるなら、焼山沢コースは楽しめると思う。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する