槍・穂高の大展望（常念岳から蝶が岳）

2017年06月04日(日) 〜 2017年06月05日(月)

• GPS: 15:38
• 距離: 19.0km
• 登り: 2,213m
• 下り: 2,112m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:07
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:23

7:40 スタート地点
7:56 7:59 一ノ沢登山口
8:07 8:10 山ノ神
8:56 8:56 王滝ベンチ
9:18 9:20 烏帽子沢
10:01 10:09 笠原沢
12:03 常念小屋

2日目

• 山行: 9:16
• 休憩: 1:37
• 合計: 10:53

5:55 宿泊地
7:15 7:32 常念岳
11:19 11:30 蝶槍
11:34 11:37 蝶ヶ岳三角点
11:46 11:46 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面)
12:14 13:02 蝶ヶ岳ヒュッテ
13:05 13:05 蝶ヶ岳
13:11 13:12 蝶ヶ岳ヒュッテ
13:13 13:13 蝶ヶ岳
15:28 15:42 まめうち平
16:23 16:26 ゴジラの木
16:45 16:45 三股登山口
16:48 ゴール地点

天候

一日目　曇りのち晴れ
二日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

下山場所の三股から一ノ沢登山口までタクシー（7,000円）

コース状況／危険箇所等

胸突八丁手前から着雪、アイゼン必着
常念岳へは夏道
p2512からの樹林帯は着雪あり
蝶槍まで着雪ありアイゼン必着
蝶槍から蝶が岳は夏道
蝶が岳から蝶沢まで樹林帯は着雪ありアイゼン必着

その他周辺情報

安曇野「しゃくなげの湯」700円

写真

一ノ沢登山口で登山届けを出して…、

常念岳に向かいます。
常念岳から蝶が岳への縦走です。
今回のメンバー4人。

山ノ神で安全登山を祈願して…、

少し歩くと稜線が見えてきました。

綺麗な一ノ沢。

河原から樹林帯へ…、

残雪が出てきました。

胸突き八丁は急登です。
アイゼン必着。

下を見ると怖いような下り。
この後、下っていた方が転倒して5mくらい滑っていきましたが
大事に至らなくて良かった。

先が見えなくて長い登りが続きます。

常念乗越につきましたがガスで見えません。
この後常念小屋に荷物を置いて昼食。

ガスのため常念岳は行かないで
小屋の周りを散策していると…、

槍・穂高の素晴らしい稜線が見えてきました。
明日の縦走に期待が膨らみます。

常念小屋には自分たちの他
8人くらいの方が泊まっていました。

今日はお疲れさまでした（乾杯）
明日頑張りましょう。

暮れゆく槍。
明日は期待できそう。

翌朝、4時20分太陽が上がってきました。

朝陽を浴びる槍ヶ岳。

常念小屋の朝食。

常念小屋の皆様お世話になりました。
まずは常念岳に向かいましょう。

常念小屋を遥か下に望み、

ライチョウが顔をのぞかせていました。

横通岳や大天井岳を見ながら、

到着しました！常念岳。
自分は3回目、Fさんは2回目。

登頂記念に一枚！

穂高の峰々はやはり素晴らしい。

槍・穂高の大パノラマ。

この素晴らしい大絶景に万歳！

右奥、鹿島槍方面は雲がかかっていました。

御嶽山。

蝶ヶ岳に向かいましょう。

正面に穂高を見ながら進みます。

p2592過ぎから残雪があります。
ここでアイゼンを履きます。

常念岳をバックに登りますがここで…、

前常念からの三股に向かっての沢あたりを
ヘリが旋回していました。
何かあったのでしょうか？

この蝶槍への登りが大変でした。

やっと蝶槍に着きました。
昨年は蝶からここまで来ましたが
何も見えなかったので感激ひとしお。

最後まで槍や穂高を見ながらの…、

素晴らしき稜線ですね。

蝶が岳ヒュッテにつきました。
昼食を取って…、

最後のピークになります。
蝶が岳山頂。

この景色も見納めですね。

さて、蝶が岳からの下りは残雪も多く
斜面をまく場所も残雪があります。
蝶沢付近までアイゼンをつけて下山です。

森林帯に入り、ゴジラを見れば…、

やっと三股に着きました。
二日間お疲れ様でした。

三股からタクシーで一ノ沢へ戻りました。

感想

小川わっしー

残雪が残っている槍ヶ岳や穂高岳を見たく、この時期に行ってきました。
他の方のレコを参考にし、コースを決定し常念から蝶が岳までの縦走です。
一ノ沢から入山し2000mを越えた場所から出てきた残雪の急登はやはり緊張しながらの登りになりました。
前から下りてきた方が足を滑らせて5mくらい滑落した時はあっという間の
出来事、無事に止まり安堵しましたが一層注意しながらの登頂です。

常念岳からの縦走路も途中から出てくる残雪や急登に息を切らし、最後の蝶槍を登り切った時は疲れもピークになっていましたが、
横を向けば槍ヶ岳や穂高の峰々の素晴らしい景色を眺め、疲れも忘れるような好展望
の稜線、天候にも恵まれ最高の山行きになりました。

下山中の残雪歩きもアイゼンを履いて下りましたが意外とノーアイゼンで登ってくる方が多く、最善の装備の必要性を感じました。

コメント

Mr.ブロッケン

快晴
ogawawasiさん、皆様、お疲れさまでした

いやあ、何より晴れて良かったですね
このラインの醍醐味を味わえたようで何よりです
私はこのラインは常念二回、蝶二回、回数では三回歩いてますが全て晴れでした・・・って地元ならではの地の利を最大限に生かしただけですが
天気予報＋早朝の星空で行くかどうかを判断するので晴れて当たり前なんですが
とにかく槍穂の絶景を味わって頂いて何よりです
ぜひともこれを機に北アに「はまって」くださいませ

私は夏しか経験がないので残雪の状況が伝わり目から鱗のレコです
感想後半のアイゼンの行は同感いたします

ps　「しゃくなげの湯」はリニューアルしてからまだ行けてないので、気になってます

小川わっしー

Re: 快晴
teppenwolfさんこんにちは。
teppenwolfさんの地元にお邪魔しました。
このラインは40年近く前に初めて北アルプスに行ったときのコースです（その時は徳沢に
下りました）。
ただし歩くので精一杯で景色はあまり覚えていないのですが、今回は槍、穂高の素晴らしい景色を十分に堪能することができました。
天気にも恵まれ北ア最高！　信州最高です！（笑）

防災ヘリは前常念から三股に下る尾根で滑落した人を捜索していたようです。
このコースを登りに使う予定でしたが、自分や一緒のメンバーにはこの時期に登るのは
ハードルが高いのでやめました。
身の丈に合ったコースで十分な装備でまたお邪魔します。

「しゃくなげの湯」はリニューアルオープンしたのですね。
綺麗なので新しい施設かと思いました。ただ食事処でうどんがあって蕎麦が無いのは
不思議でした。
ありがとうございました。

chii1961

最高です
ogawawasiさん　こんばんは

槍ヶ岳に穂高、その上、雷鳥さんにまで会うことができて、
最高の２日間でしたね。常念小屋にも泊まってみたいです。
それにしても、槍ヶ岳は見事な尖がり具合です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　埼玉のchii　　　　　　　　　　　　

小川わっしー

Re: 最高です
chiiさんこんにちは。
やはり地元の山とはスケールが違いますね。
今回初めてのアルプス行きだった友人は、山の大きさに吃驚していました。
昨年は雨で蝶が岳までしか行けず、一昨年は台風のため中止、と三年越しの常念は
最高の天気と展望に恵まれ素晴らしいものになり、皆感激でした。
自分も何十年ぶりに槍と対面でき、昔の恋人に会った嬉しい気持ちでした（笑）

今度はテン泊で北アルプスへと…、過去の思い出を実現出来たらいいなと思います。
ありがとうございました。

ayamoekano

ogawawasiさん、おはようございます！
わぁ〜、この時期の常念＊蝶ヶ岳の縦走ですかぁ〜！
常念小屋は営業しているのですね。
それにしても、槍穂を始め最高の展望ですなぁ♪

タクシーはどの時点で呼んだのでしょうか？
予め予約？　常念小屋？　蝶ヶ岳ヒュッテ？
今後の参考までにお聞かせ下さい。

お疲れさまでした。

小川わっしー

Re: ogawawasiさん、おはようございます！
ayamoeさんこんにちは。
過去二回、秋に計画したこのコースは台風やら悪天候やらで最悪だったので
この時期にしました。
残雪の状況も心配だったのですが他の方のレコを参考にし、無理のない計画にしましたが、
それでも一ノ沢の登りでは残雪の急登に緊張感たっぷりでこの後どうなるかと思いましたが、
残雪の槍や穂高を見たときは、緊張感の中にも嬉しさと楽しさがが込み上げてきました。

三股の下りは残雪もあってアイゼン付けての下りと、木の根っこの間をアイゼンを付けたままの歩行は思ったより時間もかかり、
蝶が岳ヒュッテでタクシー会社に１６時３０分に到着予定で電話をしたのですが
少し遅れてしまいました。
尚、蝶が岳ヒュッテは電話があり、なおかつドコモ,auは使えます。
参考のため（笑）
コメントありがとうございました。

soratokaze

大パノラマ
ogawawasiさん　こんばんは

いや〜。凄い景色ですね〜。
この時期にこの稜線を歩くことを考えたこともないので
残雪の槍・穂高の美しさに圧倒されます。

常念から見る 「朝陽を浴びる槍ヶ岳」と「槍・穂高の大パノラマ」
の写真は素晴らしいですね
新緑と雪渓を登りこの景色に会えたのですから羨ましい限りです。

とは言ってもアップダウンもきつい岩稜と残雪の歩き
無事の下山なによりでした。
お疲れ様でした。

小川わっしー

Re: 大パノラマ
soratokazeさんコメントありがとうございます。
やはり若い時、ＧＷに燕岳から常念岳を残雪を踏みながら歩いたことがありましたが、
久しぶりに見た残雪の穂高や槍の景色に圧倒されました。
まだ残雪も沢山ありsoratokazeのレコにもあった通り不安を感じたら安全第一の準備が大切ですね。
ありがとうございます。