裏岩手縦走路(岩手山〜八幡平)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 2,799m
- 下り
- 1,898m
コースタイム
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 11:00
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:52
9/8:八幡平→(バス)→おらほの温泉→(バス)→盛岡駅→自宅
天候 | 9/7:晴れのち曇り一時雨、9/8:晴れのち曇り一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
八幡平から盛岡まではバス利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩手山山頂付近はザレ場のため歩きにくい。 姥倉山の地熱地帯はやけど注意。 |
その他周辺情報 | 滝沢駅前にコンビニ有り、食糧不足分を調達した。 下山後の温泉は「おらほの温泉」。岩手山が間近に見れる温泉施設。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
9/6
タクシーで馬返しキャンプ場につくと、そこには珍しいアイスクリーム売りの婆さんがいた。登山道に入ると、すぐに炊事場があり、草の斜面の上の方には廃墟っぽい山小屋とトイレ、東屋、鬼又清水の水場があった。管理人はいないが、無料ということなので、勝手にテントを張った。テントを張っているのは自分だけだった。夕方になっても登山客がぞろぞろ下りてきて、ある登山客は、余りの行動食をくれた。夜九時くらいに下山してくる登山客もいた。
9/7
朝、まだ暗い中をヘッドライトを頼りに出発。やがて日の出の時刻になり明るくなるが曇っていて日差しはなし。しかし、登っていくと次第に晴れてきて空が青くなった。山頂手前の八合目避難小屋は多くの登山客で賑わっていた。小屋には水場もあり、水が豊富に出ていた。山頂へは小屋に荷物をおいてピストンした。山頂についたときにはガスと強風に見舞われてのんびり景色を楽しむことはできなかったが、小屋に戻ると再び山頂部が晴れてきた。タイミングが悪かった。
岩手山西側の鬼ヶ岩の稜線はアップダウンや岩場が有ってなかなかしんどかった。やがて黒倉山まで来ると天気が悪化して完全にガスに覆われた。黒倉山山頂北側は崖になっていてシューっと激しい噴気の音がしていた。黒倉山の隣の姥倉山は草原の山だが、ちょうど登山道の所は地熱が高く、草が生えずに土と岩の斜面になっていた。時間の関係から姥倉山の山頂へは行かなかった。姥倉山から樹林帯をすすむと犬倉山。山頂部は平坦で周回路があり、見晴もよく、下には網張元湯の噴気、遠くには本日最後の山・大松倉山が見えた。犬倉山を下り、なだらかな小ピークを二つ超えると大松倉山。犬倉から見た時は遠そうに見えたけが案外あっという間だった。草原状の山で高山植物が豊富。最後、笹の斜面を下ると三ッ石山荘で、到着と同時にザーッと雨が降り出してきた。山荘には3人が泊まったが、うち一人は学生で、昼に八幡平を出発してきたらしく、丁度私と逆のコースを歩くようだった。小屋から数分歩いたところには水場があり、出ていたのはちょろちょろだが、バケツに貯められていたので十分量は確保できた。
9/8
朝は日の出前に出発。笹の斜面を登り三ッ石山に登った。山頂手前で日の出となり、ちょっと雲をかぶった岩手山の、その丁度真上から日が昇った。
三ッ石山は平らな高原の中の小さな岩山。広大な高原を進んで、三ッ沼、小ピークを過ぎ、ハイマツ帯を歩いて行くと、小畚山。そして大きな谷を下って笹の斜面を登ると大深山。大深山は源太ヶ岳と一体の大きな台地上の山で、山頂を過ぎて少し下ったところに、大深山荘がある。付近には湿原が有るが今回は立ち寄っていない。
大深山からは、嶮岨森、前諸桧、諸桧岳、畚岳、八幡平と山稜が続く。嶮岨森は、日本アルプスの稜線みたいな雰囲気の山。前諸桧と諸桧岳はなだらかな台地状のピークで、その間にはいくつかの沼が有る。一番大きな石沼は、その名の通り沼の中に石というか岩が散乱している。畚岳は縦走路からちょっと外れたもっこりした山。雨も降り出し、ガスに覆われていたので何も見えなかったが、晴れていれば岩手山から歩いてきた稜線を見渡すことが出来ただろう。とりあえず山頂を踏んで下山。最後は八幡平に登って締めたかったが、バスの時間の関係でできなかった。
裏岩手縦走路は以前から興味があった縦走路だ。情報が少ないのでどんなものかは殆ど知らなかったが、今回実際に歩いてみて一番に感じたのは、思ったより長く、アップダウンもあり、かなり歩きがいのある縦走路だということ。そして樹林帯、草原、湿地、ハイマツ帯、火山地形と、かなり豊富な地形・景色を楽しむことが出来るこの縦走路は、日本アルプスのメジャールートにも負けないくらい素晴らしい縦走路だと思う。次は初夏の晴れた日にでも、また歩いてみたい。
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