乗鞍岳 〜入院明けのリハビリ コマクサとクロユリ お花はワンサカ〜
- GPS
- 04:26
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 412m
- 下り
- 416m
コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 4:11
天候 | 晴れ。 畳平は9℃。 全編:半袖ポロ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
本日からご来光バス運行のAダイヤ。 朴の木平〜畳平間はシャトルバス(往復2300円)。 5:55に乗るのがベストなれど、車中泊が快適すぎて起ききれず6:55で出発。 12:20畳平発で下山。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
あたりまえですが、コース整備は完璧。 ただ、今年は雨が少なかったからか、コース上でも少し雪踏むところあり。 アイゼンは要りませんが(笑) |
その他周辺情報 | 朴の木平バスターミナルの山菜そば(600円)。 意外にうまかった(笑) |
写真
感想
ほぼ1カ月ぶりの山行。
間で、首の右側から右腕、右脇腹に原因不明のとんでもない蕁麻疹が。
あからさまに異常。
あまりに異常な蕁麻疹で、一回長袖シャツで、そっと隠して見なかったことにして見たけど。
痒みを通り越して熱くて痛い。
耐えきれず、翌日皮膚科に行ったら「チャドクガの毛虫」に刺された典型例とのこと。
うーむ、酒の浴びすぎでどうにかなったかと思って不安になってましたが、一安心。
ただ、汗をかくと尋常じゃない痒みにやられると脅され、山行中止。
で、翌週月曜日。
洗濯してある肌着を着て仕事に出かけ。
午前中、がっつり仕事しながら午後に何かの拍子で再度バチバチっと刺される感覚。
いかん。
あの時のシャツで、洗濯しても落ちなかったチャドクガの毛虫の毒針にまたヤラレタっ‼︎
すぐに肌着を脱ぎ、当該肌着はコンビニのゴミ箱へインっ‼︎
チャドクガこえぇよう。
なんだよこれ。
かゆいな〜。
熱いな〜。
痛いな〜。
家に帰って、夕飯で出てきたサラダを一皿食べたら、尋常じゃない満腹感。
お腹が苦しくて、もう何も食べられない。
ナンジャコリャ?
そうこうしてるうちに、座ってるとお腹がいっぱいすぎて、息が吸いづらい。
息苦しいから、フローリングに横になって、なんとか息を吸おうとするけど、吸いづらい。
ナンジャコリャ?
で、近所の一番デカイ病院の時間外にタクシー呼んで駆け込んで。
なんだか、検査色々受けながらとりあえず点滴受けながら。
下痢が止まりません。
落ちたもん食ってないし。
その晩は「翌朝、内科を受診して下さい」と言われ、3時間後に家に一旦帰り。
翌朝、再度内科を受診。
血液検査やらCTやら、諸々を下痢が止まらず脱水なので点滴受けながらやられてたら。
そこの病院は僕が毎年半日ドック受けてるとこなので過去データも含め。
「アルコール性肝炎」の疑い。
肝臓が腫れ上がって壊れ始めて、息苦しいとの裁定で、即入院。
一週間拘留されアルコールを抜かれ。
再検査日程を決められて、一応は仮釈放されたものの、アルコールは断ち。
安静にせよとのことなので山行もせず。
で、一昨日に、一番の不安材料だった肝臓組織の損傷もなく、数値も下がり、あとは年一の定期健診で経過観察として釈放されました。
ことの顛末をアレルギーに詳しい先生を話してたら「肝臓のその数値は高すぎるけど、そこまで肝臓腫れ上がることないし。アナフィラキシーショックだったろうなぁ」と。
ただ、「アナフィラキシーショックなかったら入院して酒抜くこともなかったし、そのまま酒飲んで、肝硬変起こして、肝臓ガンになって、数年で死んでたから。よかったな。」と言われ。
「チャドクガ神社建立して、チャドクガ様を崇め奉っとけよ〜」って笑われました。
確かに、チャドクガ様の御おかげさまにて、今回拾った僕の命。
神社建立はしませんが。
心に刻みます。
命の他にも腰痛も消え。
多分、肝臓が悪くなって腫れ気味だったせいで腹圧おかしくなって一年腰痛引きずってた。
腰痛ナッシングはいいことで。
ありがたや〜。
ありがたや〜。
で、入院明けのリハビリ。
急にどでかいアルプスに向かうのも怖いし。
そもそも、昨年は腰痛で乗鞍岳ですら、一歩ごとに呻き、脂汗を流しながらしか動けなかったくらいだから。
とりあえず、まずは乗鞍岳か。
しかも、酒抜く前にベロベロに酔っ払って「エイやっ」って楽天でポチしちまったジムニーベッドは入院中に届いちゃったし。
車中泊実験もかねて、体調万全じゃない夏の、安定の乗鞍岳へ。
ジムニーベッド。
買うと10万以上するし。
なんか、そんな立派なのなくてもなんとか工夫で乗りきれないかなとか。
スノコとか、イレクターパイプとかで平面を作り出す自作とか。
検索してると色々出てくるし。
ずっと悩んでましたけど。
そもそも、僕の車中泊の目的は登山のための前夜車中泊。
コシに負担かけて登山できなきゃ意味がない。
車中泊で旅をしたいだけではないし。
まぁ、酔いの勢いを借りて「エイやっ‼︎」って導入しましたが。
コレはいい。
どんだけ検索しても、このベッドのユーザーの記事が見えなかったんですが。
コレはいい。
単独行主義者が単独行で使う話なので。
メシ、酒は運転席だけ生きてるので、そこで頂き。
眠るのはベッドの完全平面の上。
クソどか暑い、寝苦しい美濃の夜ではなく。
涼しい飛騨の夜。
不器用な僕には自作は現実的ではないし。
ほぼ単独行用のオモチャとして導入したジムニーで、これだけ快適に眠れるとは。
お金はかかりましたが、ほぼ僕の山行に必要なモノは揃ってるし。
多分、最後の大きな買い物。
導入してよかったです。
良すぎて寝坊したけど(笑)
で、肝心の山行。
元々高血圧症の僕は薬で血圧をコントロールしてますが、お酒抜いたり、食生活が変わってきたりで低血圧気味。
写真撮るためにしゃがんで、立ち上がるとクラっとくる。
高血圧な状態でのカラダはよく知ってるけど、低血圧気味でのカラダはよくわからない。
しかも、一週間以上拘留されて安静にしてたし。
酸素の薄い標高でクラクラしっぱなし。
偶然出会った四国からの旅人さんと出だしからご一緒になり。
勝手知ったる乗鞍岳をご案内するふりして休憩まるけ(笑)
おじさんクラクラしっぱなしなんだもの(笑)
ゆっくり登り、ゆっくりお花を楽しんで。
ゆっくりやってきました。
多分、単独行オンリーだったら。
「どうした、なんで動かん」とか。
「おかしい、変だ」とか。
変な焦りとかでクシャクシャになってたかも。
ありがたや〜。
ありがたや〜。
ゆっくり登り、乗鞍岳からの3000m世界の景色を楽しんで。
ゆっくり降りてきました。
多分、肝臓起因でおかしかった2シーズンの腰痛。
精神的にもおかしかったし。
ジムニーベッド導入で僕にとっては最強の旅道具になったジムニーで。
僕は、また夏山アルプスに戻ります。
次は勝手知ったる仙丈さんだいっ‼︎
「チャドクガ」って何ですかー?!毛虫とは…そんなに厄介な生物なんですね。どこで拾ってしまったんでしょう…💧気を付けるにも、難しいですよね。
何はともあれ、ご無事で何よりです!
お帰りなさい(*^^*)
「チャドクガ」ってお茶の葉っぱや、椿、サザンカの葉っぱにつくドク持った「蛾」の幼虫の毛虫。
「チャドクガ」で画像検索すると恐ろしいのがいっぱい出るよ(笑)
全くどこで拾ったのかわからず。
でも、皮膚科の先生には5月から6月の風物詩みたいだよ。
茹でみせたとたんに「あぁ、ハイハイ」って下敷きみたいになった資料出して「チャドクガですっ」てさ(笑)
同じ状態の写真すぎて笑えたもん(笑)
とりあえず、椿とサザンカにゃ近寄らないのが一番。
でも、まぁおかげで長年の肝臓のことがよくわかったし。
チャドクガ様を崇め奉るのだっ‼(笑)
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