中国・四川省・大姑娘山5038m
- GPS
- 125:15
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 3,134m
- 下り
- 3,136m
コースタイム
7月1日 高度順応 大海子往復 BC9:05〜10:05大海子10:35〜11:35BC 歩数7298歩
7月2日 BC〜C1 BC8:55〜10:20標高4000m10:30〜11:25涸れ沢12:20〜13:10C1着
7月3日 C1〜大姑娘山〜C1〜BC
出発6:13〜2回休み〜コルの下〜7:55コルの上8:10〜8:25雪田8:30〜
9:00大姑娘山10:00〜11:12C112:38〜BC14:18 15351歩
7月4日 BC7:35〜8:30管理局建物8:40〜9:25石板熱9:35〜10:40日月山荘(下山口)
天候 | 6/30:登山1日目日隆〜BC 曇り時々晴れ、 7/1 第2日目高度順応 曇り時々雨後晴れ 7/2 第3日目BCからC1 雨後晴れ後曇り夕方から雨 7/3 第4日目C1〜山頂〜C1〜BC 霧・曇り日小雨 7/4 第5日目 BC〜日隆 明け方2時頃から雷雨・大雨。曇り 大きい画像はHPで公開中 http://thimaru.main.jp/ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
6月28日成都ホテル8時35分発〜高速で雅安(ヤーアン)雅安でパンダ保護センターの観光後 〜宝興(バオシン)の夾金山ホテル17時15分着 6月29日宝興のホテル8時30分発〜日隆(リーロン)3300mのホテル15時37分着。 途中高度順応を兼ねて夾金山(キョウキンザン)峠(4114メートル)でフラワーウォチング。 但し途中チャイナ・リスク有り、ゲート前で公安に釘付けされる。 ドライバー氏の運転免許証取上げ。何・・・・? 6月30日 日隆より登山開始。 下山・7月4日:日隆へ下山、巴朗山へブルーポピーを見に行く。 見たらすぐ日隆に戻り昼食。昼食後宝興(バオシン)へ向かう。 7月5日:宝興(バオシン)から成都へ戻る。 7月6日:成都から日本各地の空港へ帰る。 成都発7:45〜名古屋14:40帰着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目:中部国際空港から上海経由成都へ。 2日目:成都から日隆へ:我々は成都(チェントウ)から高速道で雅安(ヤーアン)へ、 午後雅安でパンダ保護センターへパンダ観光に行く。 パンダを見てから宝興(バオシン)の夾金山ホテルへ。 3日目:宝興(バオシン)から日隆へ入りました。 2008年5月の四川大地震から巴朗山峠(パーロンシャン)は通行止め、 でも峠の上からどんどん車が来てた。巴朗山から成都へ行けそうだったけど 結局7月4日の雷雨を伴う大雨で又通行止めになったそうです。 ブルーポピを見に峠までは行けました。 大雨後で日隆から宝興まで帰るのも道路には拳大や人の頭大の落石、 そして乗用車が1台大きな落石が真ん中に落ちて潰れていました。 行きはなかったのでくわばらくわばら。日本と違うのか少し位(片側1車線毎の道) 片側をふさぐ落石が有っても知らぬ顔して対向車がはみだして通って行きます。 4日目・6月30日:日隆(リーロン)登山口〜BC もちろん少し前に馬で登山して行ったグループも有る。 山ガイドの民さんを先頭に歩いて行く、ペースはすごくゆっくりです。 道の脇にはユキザサみたいな花が咲いてる。他にも色々咲いてる。 脇見をしてると道にコロコロと落ちてるヤクや馬のフンを踏んでしまう なるべく避けて歩く。 広い道が電光型についている、中には電光型を突っ切るように直線的な道も 有るようでそちらは下山時に使う。花の多い道です。 広い尾根上に登ると尾根が草原状で平坦な個所を歩く。 登山道のコースは3本とか付いてる、登りとか下りで歩く、 馬が歩くとか広いので気にならない。 森がと切れ大きな平たい岩が有る「石板熱」と標識の有る個所で昼食。 回りは一杯花が咲いてる。花を踏まないように座り込む。 それからも道はほぼ平坦で少しの登り坂と下り坂で歩き易い、 森の中の道は馬の足跡で深くえぐれている。 雨が降るとぬかるみになるかな。幾度か休んで管理局の建物、 トイレが有る一応水洗。 再び歩きだして「老牛園子」の標識が有り森が切れてテント場が見えると 10分でBCへ到着。 5日目・7月1日:BCから大海子 往復・高度順応 花畑を直登して上の水平道へ出る、昨日歩いた道より狭いが幅は1mは有る。 道の両側は柊の森で、所何処ろ森が開けてお花畑になってて珍しい花が有ると 立ち停まって観察する。1時間も歩くと湖が見える。 岩小屋の前からもう少し先へ進み湖の淵まで下りて周りを歩こうとする。 少し行くと子供のヤクの残骸、えなんで?狼が食べたそうです。 ここは狼が居るんだ。暫くしてから同じ道をBCへ引き返す。 6日目・7月2日:BCからC1 テント場から戻る感じで老牛園子へ始め広い幅の登山道を歩いているが、 途中から登山道から緩い尾根状の踏み跡は薄い有るか無いかの道を、 お花畑を突っ切るようにガイドが歩いて行く。 日本人はついこんな登山ルートを外れて大丈夫か花を踏んで歩いていけなような気がしますが、 草原の歩きやすい斜面を登っていく。しっかりした広い道は馬道と考えたのが良いようだ。 日本語ガイドの陳さん言うには馬が先かヤクが踏むか人が先に踏むのか早いかだそうです。 ヤクが10頭単位で放牧されていて、C1テント場よか高い尾根にいたりします。 少し急な斜面で休んでそこを登ると広い登山道が通ってた。 なだらかな尾根を登っていくと右に涸れ沢が有ります、道は沢沿いになり、 サポータの楊おじさんが沢の中を歩いて行き手招きします。 ブルーポピーが咲いてました。念願の花を見られて喜ぶ。 沢で写真タイムを兼ね昼食になる。高度は4100付近です。 食後ブルーポピーを探しながら、エーデルワイスや紫のケシ、 キバナノアマナの仲間等花を楽しみながらC1へ。 C1の手前では管理局建物を工事中です。高度4300mのC1に着いたが自分は高山病の影響はほとんど受けてない。 メンバーの女性1名が少し影響が出ていて食事が食べられない。 7日目・7月3日:C1〜大姑娘山〜C1〜BC 夜が明けて明るくなり始めた、C1からすぐに粘板岩の岩屑が割れて散らばった 不安定な登山道を登る。 道は良く踏まれている様子でガイドについて歩くと踏み跡は有る。 C1までの道と違い慎重に歩く。4400mを超えると花も見られない。 コルのタルチョーが真近になると特別に急坂です、呼吸を吐いては吸うように心がけて歩く。 だんだんと空気は薄くなってる。コル・4800mまで上がるとガスも上がり、 谷の下に日隆の村の建物が見える。5000m辺りに雲が掛って高い山は雲の中だ。 コルから先は杭とワイヤーが張られてる、杭に沿って登ると雪田。 雪田から急登すること30分で山頂。1時間霧・雲が撮れるのを待つが 二姑娘山・三姑娘山霧の合間に見えるが四姑娘山は現れず。 再び霧に巻かれてしまい来た道を慎重に下山する。C1手前から雨降り始める。 C1でシュラフ、個人装備を整理して、馬に荷物を預け雨の中をBCへ下山。 登りの時と違う道を下る、途中からほぼお花畑の中を花を踏んで下ります。 広い尾根の先にヤクが群れていて、先頭の山ガイドが声を出して追う、 ドッドッと凄い勢いで散って行く、勿論花を踏んでね。花を踏んで歩くのは気が引けるけど、 先頭に付いて下山していく。たまに登山道に出るが土の上を歩くとぬかるんだ道は滑り易く草の上が歩き易い。 尾根をテンデバラバラに皆さん歩いて行く。 BCが近くなり登山道を歩くが水が溢れ沢のように流れてる。 BC着、テントがC1からまだ着かないので食堂テントで休む。 8日目・7月4日:BCから日隆へ下山 明け方2時頃から雷雨ものすごい雨で テントの中も少し水が入る。河も濁流が溢れて流れて行く。 朝起きだすとキャンプ場背後の無名峰が雪をかぶっていた、 気温も少し下がった気がする。雨が降り出しそうで雨具を着たまま下山、 道は水びたしで水たまりをよけて森の中を歩いたり、泥を避けて歩く。 石板熱を過ぎると雲も上がり日差しは無いが雨具の上を脱ぐ。 チョルテンとタルチョーのある○庄坪で振り返ると、 雪を頂いた大姑娘山が別れを告げる。素晴らしい景色です。 ここら辺りでこれから入山する日本人グループに出会う。 日隆へ電光型の縁を直線的に付いてる下山用の細い道を村目指して降りる。 後は日隆から巴朗山峠へブルーポピを探しに行く。 日隆のホテルへ戻る預けたスーツケースを受け取る。 ふもとも豪雨だったようで何処も車道は落石が多いです。 日隆から宝興ホテルへ。 9日目・7月5日:宝興〜成都 10日目・7月6日:成都〜日本へ帰国 |
写真
感想
花の画像名前を記しましたが素人が調べた範囲なので誤り等有ると思います
誤りにお気付きの節はご指摘下さい。
雨の多い山行でした、四姑娘山が雲見えないのが心残りですが、
念願のブルーポピーが見られて感動してます。
感動の順位としては、1番はキリマンジャロ山頂登山、2番はネパール・
カラパタールからのエヴェレスト。3番位に良かったです。
旅行中チャイナリスクに会う、中国を垣間見る感じです。
中国国営テレビは毎日チャンネルで、ドレマ仕立ての映画を流して
徹底的に教育してるのも見ました。
日本人がタバコをただで取り上げたり日本軍人さんが出てきたり、
北京語話してますが格好が日本人で悪役を演じています。
タバコ売りの女の子から日本人がタバコを取ってお金を払わず行きます、
文句を言うと殴ったり蹴ったりします。
三日目、チャイナ・リスクに見舞われる。
夾金山峠でブルーポピーが見られなかったのでガイドの陳さんが
巴朗山(パーロンシャン)峠で見られますと云うので向かう。
そして峠のゲートで中国公安にストップを掛けられる、
車でただ待つように云われる。ガイドの陳さんが真剣な顔をして相手の警官の話を聞いていた。
そして我々だけ2台の車の運転手さんの免許証が取り上げられる。何?・・・・・。その後やもうえず日隆のホテルへチェクイン。
陳さんから説明が有る、「7月1日が共産党90周年の為騒動が起るかもしれない、
チベット自治区へ入ってはいけません今日すぐ成都へ戻りなさい。」
と云われたそうです。
「現場の警官では判断出来ないので上へ問い合わせたらそういう指示でした、
袖の下を出しましたが受け取りません」。
陳さんの「会社に問い合わせたらそんなまだ法令は出ていません。」
そして「村長さんに伝手を辿り調べていただくようにお願いしました、
今色々と情報を集めています。
皆さまに迷惑が掛らないようにします」と云う事です。
運転手が免許証取られたらどこも行けません。ツアーの全員が訳の判らなさに憤慨しました。
そういえば道に時々ゲートが有って運転手が下りて行って登録をしていた。
えーこの国って観光客の特に日本人を自由に行動させない、
あくまで管理する方針なんだと思う。そういえばここは西洋人は入っていない。
翌日になり山中へ入っていれば問題なしということで登山の続行が出来ました。ツアーがキャンセルになると山ガイドさんもサポータさんも馬方さんも仕事が無くなる、
村長さんの食堂もお客さんが来なくなる。
結構皆さんが大姑娘山登山に関係してるのが良く判る。
我々平民はとにかく仲良くしたいのだが支配層はどう思ってるやら・・・?
大きな画像詳細はHPで公開中
http://thimaru.main.co.jp/
コメント
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