鳥海山(湯ノ台口コース〜象潟口コース)
- GPS
- 23:59
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:15
天候 | 晴〜曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り)鉾立→象潟駅(予約制鳥海乗合登山バス)⇒〈JR羽越線〉⇒新潟駅 下記の道の駅へは上記バスでそのまま行ける、道の駅から象潟駅へは市のコミュニティバスが利用できる |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般に道はよく整備されており危険箇所はない。 湯ノ台コースは大雪渓やアザミ坂の急登の道が続く。 大雪渓はツボ足でいけるが雪渓上のルートはそれほど明確でないので出口を確認しながら歩く必要がある。 千蛇谷から象潟口(鉾立)コースは急登箇所は少ないが、岩ゴロや石畳の道が長い。 御室から新山へはきちんとした道はなくゴロゴロした大きな岩を渡り歩く感じでペイントを頼りに登ることになる。 |
その他周辺情報 | アフター温泉は象潟の道の駅「ねむの丘」の日帰り温泉が便利。 この時期は道の駅で名物の岩牡蠣が味わえる。 |
写真
感想
今年の夏山シーズンは天候不順、当初の予定を変更し、比較的天候が安定している東北の鳥海山に行くことにした。
山形県側の湯ノ台口コースを登り、山頂直下の御室で1泊し、秋田県側の象潟口コースを下る計画とした。
初日、早朝に東京を発ち、湯ノ台登山口に着いたお昼には鳥海山は既にすっぽりと雲に包まれていた。日本海が影響する海洋性気候というべきか、翌日の経験から言うと朝10時を過ぎると雲が湧いてくるようだ。ただ暑さの点ではありがたい天気と言えなくもない。
さて、この日のコースは滝ノ小屋を過ぎると八丁坂から大雪渓、アザミ坂を登り外輪山と急登が連続する少々タフだがなかなか変化に富んでいる。
途中の八丁坂のお花畑を始め至る所に高山植物が咲き、想像以上に規模の大きい大雪渓など大変魅力的だ。
アザミ坂を登りきり外輪山に着くと景観は一変する。目の前に新山と御室小屋が、反対の東側は雲の上に大展望が広がる。
時刻は午後4時、本日は七高山に行かず、そのまま御室小屋に向かった。
御室小屋は正式には鳥海山大物忌神社の山頂詰め所、宿泊者は神社の参籠者ということになる。とりあえず白木の奥社にお参りする。
この日の小屋は適度な混み具合、水が使えないや宿泊の小屋の2階には垂直の立て階段を上るという点はあるが、食事を含めて一部の評ほど悪くないと思う。
2日目、未明に七高山に向かう。当初は鳥海山最高点の新山でと思っていたが、山頂が狭いことや外輪山が邪魔してご来光を見るには不向きと聞き予定を変更する。
次第に明けていく日本海や東北の山々などの大展望をじっくり楽しみながら待つこと20分余り、七高山で見るご来光は荘厳で感動的なものだった。
さらに期待の影鳥海、雲の影響でかすかに先頭だけではあったが目にすることができた。このあと御室小屋に戻ってきて再び影鳥海を見る。2ヶ月に10日程度しか見られないとかで大変ラッキーだったと言える。
朝食後に新山に向かう。この時間は我々だけの貸切状態。頂上からの正に360度の大展望をゆったりと楽しめ、贅沢な時間を過ごすことができた。
千蛇谷から鉾立への下山コースの魅力は谷の雪渓や鳥海湖などもあるが、何と言っても高山植物にある。
ほぼコース全体に渡って綺麗な花々を楽しめる。中でも扇子森東面から御浜にかけては特に充実しており、鳥海山を象徴する固有種のチョウカイアザミも多く見られた。
花々に夢中になっているさなかに、雷のような大音響が発生、何事かと見ると、新山北面斜面が崩落している。これには大変驚いた。
御浜を過ぎると高原状の気持ちのよい道が続く。賽の河原から鉾立までは単調な道となり、少々飽きがきた頃に鉾立に着く。
鉾立はそれまでと一変して観光地の様相で賑やかだ。
このあと鉾立から乗合バスで象潟の道の駅「ねむの丘」に向かった。
ここでシーズンの岩牡蠣を食べ、展望温泉で汗を流して、鳥海山を満喫した2日間の山旅を終えた。
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