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無雪期ピークハント/縦走
北アメリカ
フェアビューマウンテン
2017年08月10日(木) [日帰り]

天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9日間の家族カナダ旅行のメインイベント、 登山。どこを登れば良いのか思案した挙句、 ランドル、カスケード、テンプルなど選択肢はあったが 『ワンデイで過酷でなく、景色が良く、充足感が得られるただ1つの山、それがフェアビューマウンテン』。(ガイドさん談) 午前8時、レイクルイーズ駐車場のトイレ前集合。 あと1時間もすれば駐車場に停めれなくなるそうだ。 準備して向かうとBanff top tours 飯島さんが待っていた。 おはようございます! と挨拶を交わす彼は、ニュージーランド、礼文島、そしてカナダと山岳ガイド歴10年に渡る標準語を喋る関西人だ。 コースは片道5キロで標高1000mを稼ぐ、勾配の急なコースだ。 最初は森林ゾーン。 明瞭なトレイルでペースは上々。 ホースライディングツアーの馬さんの排泄物を避けながら、右手にそびえ立つフェアビューマウンテンを見上げながら(本当にあそこまで登るのか!?)時計回りに巻いていく。 ナキウサギ(pika )の声を聞きながらも目の前に現れるのは、マウンテンゴールドグランドスクワロー(シマリス)だけだ。 ファイヤーウィードの可憐なピンクの花を見ながら、森林限界に近づく。 パラダイスバレー(クマにとってのパラダイス)への分岐を過ぎ、いよいよ核心部、岩だらけのガレ場のつづら折れだ。 6月初めから今日までほとんど雨という雨は降っていないらしく、乾きに乾いている。 砂埃がすごい。 この辺りの山塊の地層は太平洋プレートの隆起でむき出しになったかなり古い層が層状に露出している。硬めの粘土岩だ。打ち鳴らすと乾いた高い音がする。 森林限界過ぎてからの勾配がかなり堪える。 このガレ場を標高で400m頑張って山頂に到着。 フェアビューマウンテン2,744m! 360°のパノラマで、眼前、眼下にレイクルイーズ、その右側に目をやるとアイスフィールドパークウェイの谷間がはるかかなたの氷河に続いている。 西に目を向ければレイクルイーズに流れ込むビクトリア氷河、その左は氷河と地層の美しいアバディーン山、 さらに左の奥にはこの山塊で最も標高の高いテンプル山(3,544m)が頂きの見事な氷河を誇らしげに輝かせている。 ああ、素晴らしきカナダよ、絶景哉。 下を見ればフライングスーツがあれば、麓まで3分で着きそうなレイクルイーズまでの距離感だ。 ひとしきり昼食を楽しみながら(クオリティの低いカップ麺、ネクタリン、ドライフルーツ)をリスの猛攻をしのぎながら頂いた。 それと水場がないので水は貴重、多めに持参したい。 下りは滑る様にガレ場を下り、森林帯を抜け、ゲラゲラ笑う膝をさすりながらレイクルイーズに到着。 ガイドさんがいたお陰か、子供達に怒ることが皆無で、お金を払った甲斐があった。 ガイドさんの地域のウンチクも見逃せない。 満足指数88。 |
その他周辺情報 | トイレはスタート時のみ 水場は皆無 |
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