美ヶ原ワンデーハイク
- GPS
- 05:24
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 751m
- 下り
- 757m
コースタイム
天候 | 曇りがち後晴れ間あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の後だったので、土質によったり岩の苔が多い場所ではスリップの危険あり。 |
写真
感想
天候不順なため、夏前から計画していた八ヶ岳方面を諦めて、松本市内から比較的短時間でアプローチできる美ヶ原へ行ってきました。
三城にある「三城いこいの広場駐車場」へ車を駐め、前日の夕刻から降ったと思われる雨による深い霧の中を、少年自然の家の近くから「ダテ河原コース」に入りました。(松本市内ではその雨は知りませんでしたが、山沿いだけ降ったんでしょう)木々の枝に張っているクモの巣が、雨露に濡れて光っている様子がキレイでした。林道に出て石切場方向へ少し下がり、「木舟コース」へ入って標高を上げていきます。だいぶ登ってきた辺りで段々とガスが晴れてきて、薄日が射すようになってきました。
やがて「二人の小径」に合流し、王ヶ鼻方向へ。小腹が空いてきてしまったので、途中のガレ場で軽く行動食タイム。(ようやく腰を下ろすことができました)腹がくちたので周りの花を撮影したり、かなりノンビリしました。直ぐ上にある王ヶ鼻から、人の声が結構聞こえてきます。この二人の小径ルートはあまり登山者は多くなく、私たちが歩いている間も一人だけすれ違っただけでした。
多めに休んだせいなのか、行程の中でいちばんの急登だったせいか、王ヶ鼻までの道で太腿に違和感が…でも1番目の目的地に着いた時には、周囲のガスの様に雲散霧消していってくれました。
ここでもノンビリし過ぎてしまい、予定していた時間を繰り上げて昼食タイム。手厚い保冷対策で持ち上げたアルコールフリー飲料で乾杯してから、棒ラーメン+乾燥味噌汁の具+オニギリで昼食完了。
そこからはちょうど季節のタイミングも良かったんでしょう、高山植物のプロムナードでした。「アルプス展望コース」を東へ向かい、時折晴れる青空とのコントラストを楽しみながら烏帽子岩でコーヒーブレイク。対面の鉢伏山域のガスも取れて、楽しい時間が過ぎていきました。
この美ヶ原台上エリアは気軽に自家用車で来られる事もあって、様々な人が行き交います。中には愛犬を連れた人も居たりして、ちょっと気になる事もありました。
下山コースとして「百曲がりコース」を選んだので、「百曲がり園地」から急降下して行きます。
途中の道脇でチョロチョロと小さな湧き水があったので、冷たい水を手に掬って顔を洗ってみたら、汗が流れて塩っぱさを感じました。そこから先はどんどん下り、広小場に着いたのが3時半頃。そこでまた顔を洗ったり周辺を散策したり、またまたノンビリ。(^^;)
広小場からの道は渓流沿いに苔むした道です。下山口が近くなった安心感などで不用意にスリップしたりしない様、注意を払いながらマイナスイオンたっぷりの道を降りました。
今回の山行でまた考えてしまいました。
本文中にも少し書きましたが、犬連れの散策者が目に付いたことです。
台上で行きあったのが3組4匹。3匹はリードに繋いでいましたが、もう一匹は小型犬でお父さんと思しき方が肩から提げたバッグに入れて、アルプス展望コースの烏帽子岩へ来ていました。(どの人もいわゆる“登山”の出で立ちではなく、スニーカー+軽装での“観光客”でした)
この亜高山帯まで含めた飼い犬を連れてのアウトドア。世間では数年前から様々な意見が出ていますし、ガイド本などではかなり否定的な意見も伺えます。高山植物の踏み荒らしや盗掘については批判的に取り上げるマスコミですが、こうした生物学的な影響については、動物の病気などに詳しくて登山する人々の現状まで把握する事のできる、幅広い知識のある人がそうした状況を俯瞰的に見る状態が無く、好き勝手な意見が横行しているのが現状ではないかなと思います。
野生動物も含めて、国民全体の利益である自然環境を良い状態で保つという事が、今後どういう展開になっていくのか、見守って行きたいと思います。
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