元バレー部がゆく涸沢岳〜北穂高


コースタイム
上高地〜徳沢(1時間半)
徳沢〜横尾(50分)
横尾〜本谷橋(50分)
本谷橋〜涸沢(2時間)
7:00涸沢〜10:00涸沢岳〜12:50北穂〜涸沢
天候 | 7/16〜17:快晴 7/18:曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢に向かう最後の登りと、涸沢周辺で残雪あるもアイゼンの必要なし。涸沢の雪渓は去年よりも雪が少なかった。 海の日の3連休で涸沢テン場は混雑。道中いろいろあって夕方到着したので雪上/斜面のみしかスペースがなく雪上を選択。風向きによっては風が冷たい。デメリットは結露で多少テント内が濡れることと、昼間の晴天で(周りの雪がとけて)テントが高床式みたいになること。ゴツゴツ斜めよりはよかったかなと。 |
写真
感想
大学のバレー仲間と北アルプスに向かう。GWに燕の稜線で暴風に吹かれ遭難の憂き目に会いそうになったあのメンツで。去年の秋の涸沢から数えてこのメンバーで登るのは3回目。mtの運転で夜、都内を出発。higuは名古屋在住なので上高地で集合する。当初は裏銀座テント縦走だとか、大キレットだとか夢を膨らませていたが、higuの仕事が超絶忙しく涸沢方面に変更。沢渡で車中泊し朝、上高地の向こう側に近づいているはずのhiguに電話。燕岳山行に続き、彼のベッドと携帯がつながる。ああ、やっぱり。夜中1時頃、今から会社を出るって言ってたもんね。自由を勝ち取るのはつらいと嘆く彼。
途中で連絡を取り合う約束をして先行する。こちらは時間があるので、徳沢でソフトクリームを食べて昼寝をする。横尾で果てしなく下らない話(山bar構想!)をしながらhiguを待つ。結局徳沢も横尾も携帯が通じず、横尾で待って合流。あーた、仕事が忙しいのはわかるけど痩せすぎですよ。足が棒きれみたいになってますよ。結局夕方に涸沢に到着し、スペースがないため雪上のテント設営。
翌朝4時起床。早いグループはザイテングラードに向かっている。朝焼けの涸沢が美しい。「普段の暮らしよりもいい暮らしだ。久しぶりによく寝た」と言いながらhiguが起きてくる。7時、ザイテングラードに向かう。所々渋滞し、穂高小屋に到着。奥穂への梯子が渋滞していたため、とりあえず軽い気持ちで涸沢岳に登頂。この先北穂まで、悪いルートであることは知っていたけれど、天気もいいし、空身だし、時間も十分あるし、行けるとしたら今なのではないのだろうかという議論の後、北穂へ向かう。5.10aぐらいのルートが出てきたらどうしようと思ったけれど、さすがにそんなことはないがやっぱり悪い。道も間違いやすいし、間違った先が断崖だったりする。空身じゃなかったり、天気が悪かったら我々のレベルではちょっと厳しい。パトロールらしきヘリが巡回する。もう大人だし、場所が場所なので無邪気に手を振るのを我慢する。山岳警備のヒトも巡回している。
コースタイムは切れなかったけれど北穂に無事到着。北穂山頂直前の雪渓はステップが切られておりアイゼンがなくても問題なし。噂通りテラスの眺めは絶景。槍ヶ岳を中心に裏銀座・表銀座・大キレットが見渡せる。次は大キレットを通って北穂に来たいですね。テラスでは生ビールを頼むと席まで持ってきてくれる。13時のラストオーダーに滑り込みカルビ丼を注文する。味噌汁とお茶と漬物がついてくる。もちろん席まで持ってきてくれる。このホスピタリティは素晴らしい。Tシャツを買おうとしたmtは思わず山小屋の人に「タイトめに着たいんですけどサイズは…」とまるで渋谷で買い物をするかのような口ぶりで話しかける。「我がカルビ丼こそが、日本で一番高いところにあるカルビ丼だ!」と言って頭上に掲げる。みんな我こそはと言って掲げる。バレー部なので無駄にデカい。帰りはテン場を通り涸沢に下る。飽きるぐらい下る。2時間半かけて涸沢に到着。
翌日は徳沢キャンプという話もあったが、higuの仕事の都合で帰路につく。ちょうど河童橋で雨が降り始めて、僕らの海の日山行が終わった。
お疲れ様です。
天候にも恵まれ良い山行でしたね。
感想のなかの「自由を勝ち取る」との文言にふとメルギブソンのブレーブハートを思い出しました。いい映画でした。
ところで下名連休中は暑かったので、ついビール三昧+エアコンのきいた室内にてDS三昧で過ごしてしまいました(せっかくの晴天でしたが)。
勝取った自由をどう使うかも自由だ〜!と強がってみる。
でも、年代的にメルギブソンと聞くと条件反射でマッドマック〜スと叫んでしまいます。
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